渋谷 矯正 部分矯正について

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渋谷 矯正⑩ 部分矯正について

マウスピース型矯正装置(インビザライン)のよくあるご質問

部分矯正とは?

インビザラインで前歯だけの矯正は可能?

マウスピース型矯正装置(インビザライン) で「前歯だけの矯正」は可能です。比較的軽度の歯列不正に適応される「インビザライン ライト」という種類があります。

「インビザライン ライト」とは

インビザラインライトは、前歯の軽度な症例を対象とし、比較的短期間で費用を抑えた歯列矯正を可能にした治療システムです。歯並び全体ではなく部分的に歯並びを改善したいと考えている方にとって、ピッタリなマウスピース矯正と言えます。マウスピースは14枚までと決められていて、1回追加することができるので、合計28枚のマウスピースで矯正をすることが可能です。

インビザライン ライトの期間や値段

治療期間は3~6ヶ月で、基本的に前歯の軽いデコボコなどを改善する際に選ばれます。当院ではインビザライン ライトは症例にもよりますが440000円(総額)となっており比較的安価で矯正治療を受けていただけます。

前歯だけ矯正するメリット

インビザライン・ライトとは、軽度の部分的な歯列不正を改善するマウスピース型矯正システムです。前歯部の軽度な叢生(でこぼこ)や空隙(歯と歯の間のすき間)の改善、臼歯部の部分的な噛み合わせ、以前行った矯正治療後の後戻りの改善などに適しています。矯正中は装着していてもほとんど目立つことのない透明なマウスピースを使用するため、審美性に優れています。

自分で取り外しが可能で、食事の際の不快感もなく、清掃も行いやすいので、虫歯や歯周病のリスクを抑えることができます。またワイヤー矯正と比較して、痛みが少ない矯正治療ということができます。しかし、適応症例に制限があるということや自分でマウスピースを交換する、決められた装着時間を守るなど、自己管理が必要になってくるということには注意が必要です。また、軽度の歯列不正や部分的なもの、矯正治療後の後戻りであれば、インビザライン・ライトで対応できる可能性があります。

インビザライン矯正システムでは、矯正治療を始める前の精密検査の際に、綿密な治療計画を立てていきます。矯正治療を始める前の歯並びの状態から、どこまで歯並びを整えていきたいかなどのカウンセリングを経て、理想的な歯並びになるまでの治療期間や必要なマウスピースの枚数なども算出していきます。つまり、マウスピース28枚以内で矯正治療が完結する症例においては、インビザライン・ライトの適応となり、それ以上のマウスピースが必要な症例は、インビザライン・アドバンスの方が適している、ということが言えます。インビザライン・ライトは、部分的な矯正や後戻りの改善など、大掛かりな矯正を希望されない方にとって、とても便利なシステムです。

インビザライン・ライトのメリット、デメリット

メリット

  • 部分的な不正歯列に適している
  • 矯正の後戻りの治療に適している
  • 移動可能な歯に制限がない
  • 治療期間が比較的短く済む
  • 通常のインビザラインに比べ、安価
  • 通常のインビザライン同様、目立たず、痛みが少ない
  • 取り外せるため、清掃性が高い

デメリット

  • 症例が限定的
  • アライナーの数に制限がある
  • 追加アライナーに制限があるため、修正可能回数も限られる

インビザライン ライトが難しい場合の症例

インビザラインライトは、軽度から中程度の歯列の不正を修正するために設計されています。したがって、重度の歯列不正や複雑な矯正治療が必要な場合、より高度なインビザラインの治療計画をオススメする可能性があります。

インビザラインライトが対応できない可能性のある一部の症例には、以下のようなものがあります。

  • 重度の過密: 歯が極端に詰まっていて、多くの歯が移動する必要がある場合。
  • 重度の間隔: 大きな間隔が多数存在し、歯の大きな移動が必要な場合。
  • 深刻な咬み合わせの問題: 例えば、重度の交差咬合、開放咬合、深過ぎる咬み合わせなど。
  • 歯の回転: 特に前歯が90度以上回転している場合など。
  • 顎の問題: 顎の骨格的な問題がある場合、歯だけを動かすだけでは充分な改善が見込めないことがあります。
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マウスピース型矯正装置(インビザライン)専門クリニック

渋谷 矯正⑪ こどもの矯正

マウスピース型矯正装置(インビザライン)のよくあるご質問

こどものマウスピース矯正とは

インビザラインファーストとは

今まで永久歯が生え揃った時期からしか使用できなかったマウスピース型矯正装置を、7歳~10歳の混合歯列期(乳歯と永久歯の交換期)から開始する事ができる画期的な矯正方法です。

1年半以内の治療期間を目安にマウスピースを交換しながら歯列の育成や顎の発達の手助けを行っていきます。

インビザラインファーストのメリット

型どりが不要

従来では矯正装置を作る際は粘土のような材料を口に入れて歯型を採りますが、お子様によっては気持ち悪いと感じてしまい、場合によっては嘔吐してしまうこともあります。しかし、当院では3Dスキャナーを使用できるため、カメラをお口の中に入れてスキャンをすることで歯型を採らなくてもデータ上で模型を作成することが可能です。

虫歯のリスクを最小限に抑えられる

マウスピースは簡単に取り外すことができます。

食事や歯磨きも普段通りに行えるので、取り外せないワイヤー矯正と比較すると虫歯のリスクを大幅に下げることができます。

透明で目立たない

薄くて透明な装置なので見た目ではほとんどわかりません。見た目に抵抗があるお子様も受け入れやすい矯正装置です。

遊びやスポーツの時も安心

マウスピースは薄くて滑らかな素材をしています。転倒しても激しいスポーツを行っても矯正装置によるケガの心配がないので、遊び盛りで活発なお子様のアクティビティの妨げにはなりません。

トラブルが少ない

プラスチックの素材なので違和感や痛みも少なく、金属アレルギーを持つお子様でも安心して使用して頂けます。

通院回数が少なくて済む

マウスピースの取り替えはご自宅で行って頂きます。

通院は1.5~3ヶ月毎で良いので通院間隔が少なく済みます。

そのため、お忙しい親御様の送迎の負担も最小限になります。

子どもの歯並びについては早期にご相談をいただくことが大切です。

将来の歯並びに悪い影響を及ぼすような生活習慣の改善や、適切な矯正治療の開始時期と治療方法を診断することができます。

一度お子様のお口の中をスキャンしてみて、歯並び診断をしてみてはいかかでしょうか?

まずはお気軽に渋谷東京矯正歯科までご相談ください。

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渋谷 矯正⑫ 保定装置について

マウスピース型矯正装置(インビザライン)のよくあるご質問

矯正の保定装置とは?

保定とは

矯正治療終了後すぐは、歯の周りの骨(歯槽骨)と歯と骨をつなぐ膜(歯根膜)が広がり、安定していないため歯が動きやすく、歯が元の位置に戻ろうとしてしまいます。移動した歯が元に位置に戻ろうとすることを後戻りと言います。後戻りを防いで、歯並びを安定させる為にも、保定装置(リテーナー)を使用します。この、歯を支える組織が安定するまでリテーナーを使用する行為を保定と呼びます。

リテーナーとは

リテーナーは矯正装置と違い、歯を動かすための装置ではないため、矯正治療中にあるような痛みを感じることはありません。

しかし、リテーナーをしばらく外してしまうと、骨と膜がまだ安定していない為、歯が動いてしまう可能性が高くなります。

リテーナーを使用しないまま一定期間が経過してしまうと、その後再度リテーナーを装着する際に窮屈だったり、締め付けられているような感覚が起こりやすいです。これはほんの少し後戻りしてしまった歯をリテーナーを装着することで元の位置に歯を移動させる力が働くために起こります。保定の初期段階では骨が不安定なため、その傾向が強くなります。また、長期間にわたって使用をやめてしまうとリテーナーが全く入らなくなる場合もあります。入らなくなってしまった場合は、無理やり入れるのではなく、当院に相談してください。リテーナーが入らないということは矯正完了時から歯の位置が変わってしまったという事なので、そうならないように気を付けましょう!

リテーナーのお手入れ方法

普通の歯ブラシで流水で磨いて綺麗にします。

汚れが気になる方は数日に1回洗浄剤をもちいて洗浄することで清潔に保つことができます。

リテーナーの保管方法

ティッシュにくるんで捨ててしまったり、ペットに踏まれて割れてしまったり、落として割れてしまうと再度作成する必要があります。食事、歯磨きの際は必ずケースに入れて保管してもらうようにお願いします。なくしてしまった場合は再度作り直す必要があります。

歯並びの状態が安定するまでには個人差があります。また、後戻りのしやすさは、歯並びや口腔習癖(口腔周囲筋の癖)・舌癖などの影響を受けやすく個人差があります。そのため、自己判断で保定装置の使用をやめてしまうのではなく、定期的に受診し医師の判断を受けましょう。やっと矯正が終わったと開放的な気持ちになり、保定装置を付けなくなってしまうと、今後の歯並びに影響が出てきます。矯正治療終了後の保定期間をどう過ごすかが大切です。

当院では院内にリテーナーを作成できる機械があるため、リテーナーのみの作成も承っております。リテーナーだけ作りたいけれど対応してくれる歯医者が見つからない、なんてことはありません。矯正終了後のサポート体制をしっかり整えておりますのでご安心ください。

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渋谷 矯正⑬ 矯正のゴムかけ

マウスピース型矯正装置(インビザライン)のよくあるご質問

矯正のゴムかけとは?

矯正治療のゴム掛けって?

矯正治療でおこなわれる処置の一つ「顎間ゴム(がっかんごむ)」は、「ゴムかけ」とも呼ばれ、インビザラインの上顎のマウスピースと下顎のマウスピースに治療用のゴムを引っかけて噛み合わせを整える処置になります。上と下の歯にゴムをかけることで、ゴムの引っ張り合う力を利用して歯を移動する補助をしたり、顎のずれを改善したりしながら噛み合わせを正しい位置へと合わせていきます。

顎間ゴムに使用するゴムは「エラスティックゴム」と呼ばれるもので、種類によって太さや強さが何段階にも分かれています。動かしたい場所や目的に応じて段階的にゴムの種類や掛け方を医師が判断していきながら目標とする歯並びへと近づけていきます。

上顎前突の場合:2級ゴム

上顎前突は、いわゆる出っ歯の状態の歯並びで上の前歯が前に突き出ている状態です。この歯並びを改善するために上の前歯を後ろに引っ張るような感じで、上の犬歯付近と下の第一大臼歯付近のフックにゴムをかけます。

下顎前突の場合:3級ゴム

下顎前突は、いわゆるしゃくれの状態で下の歯が前歯よりも前に出ている状態です。反対咬合や受け口とも呼ばれます。この状態では下の歯を後ろに引っ張るような感じで、下の犬歯のあたりと上顎第一大臼歯付近のフックにゴムをかけていきます。

交叉咬合:クロスゴム

交叉咬合(クロスバイト)は、上下の噛み合わせが左右にずれている状態の噛み合わせです。この場合は、上下の同じ歯の表側と裏側にクロスするようにゴムを掛けていきます。第二大臼歯(一番奥の歯)にゴムをかける場合は、装着するのが大変なことも多いです。

開咬:垂直ゴム

開咬(かいこう)は、噛み合わせた時に上下の歯が噛みあっていない状態の歯並びです。上下の歯に垂直にゴムをかけ、縦に引っ張り合うことで、しっかり噛み合うようにしていきます。「台形ゴム」と呼ばれることもあります。

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渋谷 矯正⑭ 矯正の遠心移動

マウスピース型矯正装置(インビザライン)のよくあるご質問

矯正の遠心移動とは?

インビザライン治療で行う遠心移動って何?

「矯正治療をしたいけれど、健康な歯を抜くのは嫌だ」と思う方が多いでしょう。抜歯の代わりに、歯を並べるスペースを作る方法の一つが「奥歯の遠心移動」です。遠心移動することで、矯正治療に伴う抜歯を避けられるかもしれません。透明なマウスピースを装着して歯を動かすインビザラインは、遠心移動が得意な矯正方法です。

インビザラインにおける遠心移動

インビザラインは、奥歯の遠心移動が得意です。遠心移動とは、歯を後ろに移動させることで、前方の歯並びにすき間を作るために行われます。インビザラインは、マウスピースを使って歯列全体に力をかけます。歯の根から頭まで、歯全体を平行に移動させる歯体移動によって歯を動かすのです。歯体移動では、歯の根ごと位置を変えられるため、奥歯の位置を調整できます。ワイヤー矯正では、歯を動かすために奥歯を固定源にする場合が多く、通常の装置では奥歯の位置を変えられません。奥歯を移動するには、専用の装置を併用して奥歯に力を加える必要があります。遠心移動は、矯正治療において重要な歯のスペース作りに大きな影響を与えます。ワイヤー矯正では抜歯が必要といわれる歯並びでも、インビザラインなら抜歯をせずに治療できる可能性があるのです。

遠心移動の条件

遠心移動で必要なスペースを確保できる

遠心移動によって作ったスペースだけで、歯をきれいに並べられなければいけません。遠心移動で得られるスペースは、左右合わせて3~5mm程度です。遠心移動だけでスペースを確保できない場合は、IPRという歯の側面を削る方法を併用します。遠心移動とIPRを併用してもスペースが不足する場合は、抜歯する必要があるでしょう。歯並びを整えるためのスペースがどのくらい足りていないのか、矯正前によく検査することが重要です。

奥歯を移動するスペースがある

顎の骨の状態は人によって異なるため、奥歯の後ろにどれだけのスペースがあるかも個人差があります。歯を移動するには、支える顎の骨が必要です。そのため、奥歯の後方の顎の骨が短い場合は、十分に移動できない場合があります。また、親知らずがあると移動できません。遠心移動するときは、必ず事前にレントゲン撮影を行い、埋まっている親知らずがないか確認する必要があります。

顎間ゴムを指示どおりに使用できる

顎間ゴムが指示どおりに使用できないと、治療の失敗につながるでしょう。奥歯を移動させる際は、上と下の装置それぞれにゴムをかけます。しかし、顎間ゴムは毎日患者様自身で取り換える必要があります。歯科医師の指示どおりに装着しないと、矯正力が不足して奥歯が動きません。遠心移動を成功させるには、患者様の協力が必要不可欠といえるでしょう。

遠心移動のメリット、デメリット

メリット

遠心移動の一番のメリットは、抜歯せずに矯正治療を進められることです。歯並びが悪くなる原因として、顎が小さいことで歯が並ぶスペースが不足していることが挙げられます。歯を並べるためスペースを作る方法として、昔から行われてきたのが「抜歯」です。矯正治療で抜歯が必要な場合、上下左右4本の小臼歯を抜くケースが多いでしょう。大きな虫歯があるなどが原因で、ほかの歯を抜歯することもあります。健康な歯を抜くことに抵抗がある方は多いです。インビザラインで治療すれば、従来なら抜歯が必要な症例でも、歯を抜くことなく治療できるかもしれません。

デメリット

遠心移動は、奥歯から手前にかけて一本ずつ後方に歯を動かすため、治療に時間がかかります。インビザラインで歯が動く距離は1か月におよそ1mmです。奥歯を後方に動かして、前歯を調整できるようになるまでは1年ほどかかるのです。また、遠心移動に失敗した場合は治療を一からやり直す必要があり、さらに治療期間が延びるでしょう。途中で失敗すると治療計画を立て直し、IPRや抜歯を行う可能性があります。

遠心移動が必要な歯並びの症状

出っ歯(上顎前突)

出っ歯は、上の前歯が前方に突出している歯並びです。顎の骨格のバランスや、歯の大きさなどによる生まれつきの原因や、指しゃぶりなどの日常的な癖が原因で起こります。上の歯列を全体的に後方に下げるために、遠心移動が必要です。重度の出っ歯の場合、奥歯の遠心移動だけでは十分にスペースが確保できず抜歯が必要になるケースがあります。

叢生

叢生は、歯がガタガタで前後左右に歯が出る・引っ込むなどしている歯並びです。歯が正しい位置に生えなかったことや、歯や顎の大きさによって歯が並ぶスペースが不足することで起こります。歯列のがたつきをなくして一列に並べるために、奥歯の遠心移動をするケースがあります。特に、前歯の数本だけ歯が重なっている場合や、ねじれている場合には、遠心移動が有効です。

受け口(反対咬合)

受け口は、下の歯が上の歯より前方に出ている歯並びです。遺伝による骨格の問題や、頬杖をつく、唇を吸う・下顎を前方に突き出すなどの口腔習癖などが原因で起こります。軽度の受け口では、下の歯列を奥歯の遠心移動で後方に下げることが可能です。顎の骨格の問題がある場合は、通常の歯の矯正だけでは口元の印象を変えることは難しいです。そのため、顎の骨を切る外科手術を併用して治療するケースもあります。

遠心移動でスペースを確保できない場合の対処法

IPR

IPRは、歯の両側を削ってスペースを作る方法です。歯がしみるなどの影響が出ないようにするため、1本あたり0.5mm程度しか削りません。前歯全体を削ると3mm、奥歯まですべて削ると5mm程度のスペースをつくることが可能です。

側方拡大

側方拡大は、歯列のアーチを横に広げて歯を並べるスペースを確保する方法です。横に1mm広げると、0.7mm程度のスペースを作れます。専用の装置を用いて歯列を横に広げます。しかし、成長期のこどもに比べると、大人はあまり歯列を広げられません。広げすぎると顎の骨から歯が飛び出すリスクがあるため、慎重に進める必要があります。

抜歯

最もスペースを作ることができるのが、抜歯です。上下左右4本の小臼歯を抜くケースが多く、1本あたりおよそ7mmのスペースを作れます。歯並びの乱れが重度の場合は、歯をきれいに並べるために多くのスペースが必要となります。中度~重度の歯列不正では、抜歯以外の方法だと十分なスペースを確保できない場合が多いです。抜歯をせずに矯正すると、理想の歯並びや噛み合わせにならないおそれがあります。

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渋谷 矯正⑮ 矯正の抜歯

マウスピース型矯正装置(インビザライン)でよくあるご質問

矯正の抜歯治療のメリットデメリット

インビザライン治療で親知らずは抜いた方が良い?

親知らずとは、前歯から8番目に生える歯のことです。歯科の専門用語では「智歯」や「第3臼歯」といいます。親知らずが生えてくるのは大体20歳前後で、親が知らない間に生えてくることから親知らずといわれているそうです。親知らずは全部で4本ですが、必ずすべて生えてくるとは限りません。2本だけ生えてきたり、歯の頭だけが見える程度に生えてきたり、さまざまな生え方をします。歯が生えるスペースが足りないと、横に倒れるようなかたちで歯茎に対して並行に生えたり、斜めに生えたりして、歯や歯茎が圧迫される場合もよくあります。それによって歯に痛みが生じ、親知らずの抜歯に至るケースが多いです。

インビザライン治療で親知らずを抜くメリット

インビザライン治療で親知らずを抜くメリットは、主に以下の3つです。

・より確実にきれいな歯並びを手に入れられる

・歯並びのよい状態を長期的に維持しやすい

・虫歯や歯周病のリスクを下げられる

それぞれ順番に解説していきます。

より確実にきれいな歯並びを手に入れられる

インビザライン治療を行う際、親知らずを抜くことで歯を動かすためのスペースが十分に確保されるため、より確実にきれいな歯並びに矯正できます。もし、親知らずを抜かずに中途半端な矯正になってしまった場合、歯並びを調整するために予定よりも治療期間が長くなってしまう可能性もあります。また、短期間で治療を終わらせたほうが、身体的にも経済的にも少ない負担で済ませられる点もメリットです。インビザライン治療において、できるだけ確実な方法できれいな歯並びを手に入れたいのであれば、親知らずを抜くことをおすすめします。歯科医師とよく相談して決めましょう。

歯並びのよい状態を長期的に維持しやすい

親知らずを抜いてからインビザライン治療を行うと、治療後のきれいな歯並びを長期間維持しやすくなります。なぜなら、広げた歯列が押し戻されて再び歯並びが悪くなってしまうことを防げるからです。せっかくインビザライン治療できれいな歯並びに整ったとしても、中には親知らずがうしろからほかの歯を圧迫して、もとの歯並びに戻ってしまう場合があります。親知らずが生えていても十分にスペースが確保されているのであれば、必ずしも抜歯する必要があるわけではありませんが、心配であれば抜歯しておいたほうが長期的にきれいな歯並びを維持できるでしょう。

虫歯や歯周病のリスクを下げられる

インビザライン治療の前に親知らずを抜いておくと、今後虫歯や歯周病になるリスクを下げられます。親知らずは、奥にあって歯ブラシが行き届きにくいため虫歯になりやすいですが、抜歯してしまえばそもそも歯がないため虫歯になる心配がありません。人によっては斜めに生えた親知らずが歯茎にぶつかって腫れる場合がありますが、親知らずを抜歯すればこのような口腔内のトラブルも予防・改善できます。

インビザライン治療で親知らずを抜くデメリット

インビザライン治療で親知らずを抜くデメリットはほとんどありません。

しかし、親知らずの抜歯は歯茎を切開するなどの外科的な処置が必要になることがあるため、親知らずの抜歯に伴うリスクやデメリットはいくつかあります。インビザライン治療で親知らずを抜くデメリットは、主に以下の3つです。

・抜歯後に腫れたり痛みが続いたりする

・抜歯直後はいつも通りの食事を摂るのは難しい

・顎の中を通る神経を傷つけると麻痺などの症状が出る恐れがある

それぞれ解説していきます。

抜歯後に腫れたり痛みが続いたりする

親知らずの抜歯後は、抜歯した周辺の歯茎が腫れたり痛みが出たりする場合が多いです。抜歯をする際には歯茎に麻酔の注射をして痛みを緩和しますが、麻酔が切れてくると徐々に痛みが強くなります。

抜歯当日は、抜歯した部位からにじむような出血が続くこともあるため、ガーゼを噛んで圧迫止血する必要があるかもしれません。

抜歯直後はいつも通りの食事を摂るのは難しい

親知らずの抜歯後、数日はいつも通りの食事を摂るのは難しいでしょう。抜歯による痛みや腫れ、出血があるからです。特に、固い食べ物、辛い・酸っぱい・熱い・冷たいなど刺激の強い物を食べるのは困難になります。

ゼリーなどの柔らかい物を食べるか、抜歯した親知らずと反対側の歯で噛むようにするなどの工夫が必要です。

顎の中を通る神経を傷つけると麻痺などの症状が出る恐れがある

親知らずを抜く際に、誤って顎の中を通る神経を傷つけると、麻痺や痺れ、過度の痛み、呂律が回りにくくなるなどの症状が出ることがあります。顎には「下歯槽神経」や「オトガイ神経」といった神経が走行しており、抜歯の処置をする際に傷つけてしまうと神経の損傷が起こるのです。

神経を傷つけてしまう可能性は非常に低いですが、ゼロとはいえません。親知らず抜歯におけるリスクのひとつとして知っておいたほうがよいでしょう。

インビザライン治療では親知らずを抜いたほうがいいの?

インビザライン治療では、親知らずを抜いたほうがいいケースがほとんどです。親知らずがまっすぐ生えていて、虫歯などのトラブルがなかったとしても、親知らずが邪魔になって歯を動かすためのスペースが十分に確保できない可能性があります。また、親知らずを抜かずにインビザライン治療を行い、きれいな歯並びになったとしても、親知らずが圧迫して乱れた歯並びに戻ってしまう恐れもあるのです。インビザライン治療において、親知らずを抜くメリットは多いですが、それほど大きなデメリットはありません。せっかく治療をしたのに中途半端な状態に戻ってしまうのであれば、初めから親知らずを抜いて治療したほうが確実です。親知らずを抜いてからインビザライン治療を行う場合は、治療が開始されるまでに時間がかかるため、早めに相談しておきましょう。

インビザライン治療で親知らずを抜いたほうがいいケースは、主に以下の4つです。

・親知らずがぶつかって痛みや腫れを引き起こしている

・親知らずが虫歯になっている

・歯を動かすためのスペースが足りていない

・噛み合わせに影響が出ている

親知らずがまっすぐ適切な生え方をしていない場合、歯茎に痛みを感じたり、腫れて炎症を起こしたりすることがあります。そのような場合は、インビザライン治療をするか否かに関わらず、親知らずを抜いたほうがいいでしょう。親知らずに虫歯がある場合も抜歯することをおすすめします。親知らずは、歯ブラシが行き届きにくいことから虫歯が再発しやすく、口腔内のトラブルを引き起こしやすいです。そのたびにつらい思いをすることになり、頻回に歯科医院に通わなければいけません。また、歯を動かすスペースが不十分な場合は、親知らずを抜いて後方のスペースを確保する必要があります。

逆に、インビザライン治療で親知らずを抜かなくてもいいケースは、主に以下の3つです。

・歯を動かすスペースが十分確保されている

・IPRでスペースを確保できる歯並びである

・親知らずの根っこがなく歯茎に埋まっている状態

歯を動かしたり、矯正後もそのままきれいな歯並びを維持できるくらい十分なスペースが確保されている場合は、親知らずが健康であれば抜く必要はありません。しかし、きれいな歯並びを維持するためには親知らずを抜いたほうが確実です。また、少しのスペースがあればきれいに矯正できるという場合であれば「IPR」という治療法を用いて、親知らずを抜かずにインビザライン治療を行うことができます。IPRとは歯の表面を少し削ってすき間を作ることで、スペースを確保する方法です。歯を削ると聞くと痛みが心配になるかもしれませんが、表面のエナメル質をごく少量やすりで削る程度であり、痛みを感じることはありません。親知らずの根っこが形成されておらず、歯茎に埋まった状態の場合も、特に処置を要さず抜歯をせずにインビザライン治療を行えることがあります。歯の状態によっては根っこが形成されるのを待ってから抜歯しなければいけないケースもあるため、歯科医師の判断に従いましょう。

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渋谷 矯正⑯ マウスピースの素材

マウスピース型矯正装置(インビザライン)のよくあるご質問

矯正のマウスピースの素材について

インビザラインのマウスピースの素材は?

インビザライン・システムでは2013年頃よりSmart Trackと呼ばれるインビザライン独自の素材を採用しています。Smart Trackは従来の一般的なマウスピースの素材と比較してより柔らかく、弾性が高いのが特徴です。つまり薄く、装着感が高い。さらに柔らかいのに矯正力(フォース)が持続するという大きなメリットを得ることになりました。

Smart Trackのマウスピースの薄さは約0.5㎜

他社と比べても非常に薄く、柔らかく、矯正力が高いのが特徴です。また、歯牙全体のフィット感を高めることで装着時の違和感も少なくなりますし、より効率的に歯が動いてくれるようになります。これによりシミュレーションどおりに歯が並んでくれるようになるのでシミュレーション達成度も向上しました。硬い素材だとどうしても着脱時に痛みや違和感が発生するのですが、素材が柔らかくしなやかになったことでそうしたトラブルもかなり緩和されました。

さらに、以前のマウスピースの素材では、7日間の使用期間の間に徐々に歯に加わる力が弱まってくるという問題がありました。これは非常にもったいないことです。しかしSmart Trackでは矯正力(フォース)が持続することで、1枚の想定使用期間のなかでも常に一定の力が加わり続けるようになりました。これにより1枚のマウスピースでより歯がたくさん動くようになっております。

とくにアジア人はガタつきのある叢生の症例が多いため、途中でマウスピースが合わなくなったりマウスピースの着脱の際に慣れが必要だったりする場合がありましたが、Smart Trackではこれらの問題点が改善されております。マウスピースというと少し堅めのイメージがあるかと思いますが、インビザライン・システムのマウスピースは軽く力を加えただけでしなるように曲がり、形状記憶のように戻っていきます。Smart
Trackの優秀さは是非ご来院いただいた際に実際に触って実感してください。

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渋谷 矯正⑰ アタッチメントについて

マウスピース型矯正装置(インビザライン)のよくあるご質問

矯正のアタッチメントとは?

アタッチメントとは?

インビザライン・システムで用いられるアタッチメントは用途によって形状や大きさが異なり、必要に応じてドクターが設計時に設置したりAIによって必要部位に自動設置されたりします。アタッチメントがあることによって、マウスピースの矯正力にプラスαの力が加わります。
インビザラインの設計や治療計画の再現性の高さを支える重要なファクターの一つです。

歯の動きに合った形状のアタッチメント

ただやみくもにアタッチメントを設置するだけでは効果がありませんし、歯の動きに合った形状のアタッチメントを選択しなければ期待した動きになりません。アタッチメントシステムを有効活用するためにはドクターの経験と知識が必要になってきます。

世界で最も症例実績があるインビザライン社

設計段階で自動設置されるアタッチメントに関しても、世界シェアNo.1に裏付けされる膨大な症例数と常にアップデートの研究を重ね続けるインビザライン社だからこそ効果的なアタッチメントシステムを提供できていると言えます。

アタッチメントの種類

  •  
    ルートコントロール用最適アタッチメント  


  • 前歯挺出用最適アタッチメント  


  • 回転用最適アタッチメント  

ルートコントロール用最適アタッチメント

上顎前歯部などの歯根が長い歯牙に対して回転の力を加えることで歯根から動かすことが可能です。

正中離開(前歯のすきっ歯)やアップライト(持ち上げる動き)の際に使用します。

前歯挺出用最適アタッチメント

オープンバイトの症例に対して、歯を挺出させる(引き出す動き)の際に使用します。

歯の大きさによって必要な力も異なるため、必要に応じてそれぞれのアタッチメントの大きさも異なります。

回転用最適アタッチメント

半月状の形をしたアタッチメントです。

円弧の方向に回転の力を加えます。捻れている歯などに使用します。

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渋谷 矯正⑱ iTeroについて

マウスピース型矯正装置(インビザライン)のよくあるご質問

iTeroのスキャンとは?

インビザラインのiTeroとは?

当院におけるインビザライン矯正治療では、印象材による型取りは一切行わず、すべて3Dスキャン光学印象と呼ばれるiTero Element(以下iTero)で行っております。これにより、アライナー(マウスピース)の作製はもちろん、3Dシミュレーションで事前に歯並びの仕上がりを確認することも可能です。

iTeroのメリット

  •  
    型取りの痛みや違和感がほとんどない  


  • 噛み合わせも同時に採得できる  


  • 3Dデータなのでブレがなく設計できる  


  • その場で患者様とスキャンデータを確認できる  

以前まで使用されていたピンク色の粘土のような素材を用いる型取りの方法ですと違和感が強いため苦手な患者様も多く、石膏模型に作り替える際に大きさや細部の形が採得できていなかったりすることがありました。これらの点をすべて改善したのがiTeroスキャンです。

また、iTeroで得た3Dデータをそのままインビザラインの設計(クリンチェック・プロ)に用いることが可能です。

インビザラインのクリンチェック・プロでは0.1㎜単位で歯の傾斜や歯冠・歯根の位置、上下の噛み合わせ、ねじれ方向などを設計できます。これとCTを用いることで理想的な歯並びの実現が可能となりました。

また、クリンチェック・プロによってご自身の歯が何枚のマウスピースで、どれだけ動くのか、仕上がりはどのような歯並びかを事前に確認することが可能となりました。

これにより、ワイヤー矯正のようないつ終わるかが分からない、仕上がりが不透明のまま治療が始まるといった不安がなく、納得してから矯正を始めることができますし、患者様のモチベーション維持にも繋がります。

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渋谷 矯正⑲ 歯の動くスピード

マウスピース型矯正装置(インビザライン)でよくあるご質問

矯正で歯が動くスピードについて

インビザライン矯正は、歯が動きやすい人の方が矯正期間が早く終わる?

歯が動きやすい人の特徴には以下のことがあげられます。

●軽度の歯列不正

●歯の周囲組織の新陳代謝が活発である

●舌癖や口周りの悪い癖がない

●医師の指示をしっかり守ることができている

これらが当てはまる方は、歯が動きやすいので、結果として治療期間も短く済みます。

次に、”治療期間”について。

歯列矯正によって歯が動く距離は1ヶ月で約0.3〜0.5㎜程です。

(強すぎる力をかけてしまうと骨・歯根にダメージが加わるため適切な矯正力をかける必要があります)

1ヶ月に0.5㎜動いたとして、1年で歯を動かせる距離は、6㎜程です。個人差はありますが、歯列矯正に必要な期間は平均で2〜3年です。

部分矯正の場合は、短いと3ヶ月程で治療が完了する人もいますが、約半年程度。

全体矯正の場合は、先ほど述べたように2〜3年程度と、治す範囲によって治療期間が

異なります。

インビザライン矯正で歯が動きやすい人、早く終わる人の特徴

① 歯並びの症状が軽度である

”一部分がガタガタしている”などの、歯列不正が軽度に分類され、歯を動かす度合いが小さければ、短期間の治療で済みます。また、ご自身で”歯並びが悪い”と気にされている方も、専門家の目で診て、大きな問題が無いという場合もあります。軽度の場合、

”部分矯正”を選択することで、全体の矯正治療を行うよりも治療期間を短くすることが

可能です。

② 歯を動かすスペースがある

歯と歯の間にスペース確保できなければ、その方向に歯を動かすことはできないです。

●過去に矯正治療経験があり、スペースが残っている方(スペースの再利用)

●補綴物(被せ物)をしている・補綴物が多い方

※補綴物の形を変える・ブリッジ(橋渡しの被せ)を外してポンティック(ダミーの歯)のスペースを利用できることがあります。

③ 骨が成長途中にあるお子様

歯や顎の骨が成長過程にある子どもは、少しの力で歯や骨に影響が出やすいです。

歯並びに影響する舌癖や口の周りの悪い癖によって歯列不正が起きやすい反面、矯正力によっても歯や骨が動きやすいので矯正治療の効果を得やすいです。顎が成長段階にある発育期に矯正治療を行うのが理想的とされています。

④ 歯の周囲組織の代謝が早い

歯列矯正では、矯正装置によって歯を動かしたい方向へ力をかけます。そこで重要と

なるのが、歯の根=歯根・歯根をとりまく歯根膜・歯を支える歯槽骨などの歯の周囲組織の代謝です。

歯を動かす方向の歯槽骨が吸収され、歯が動いてできたスペースに新たな歯槽骨を作ります。この骨の吸収生産は、代謝速度によって個人差があります。代謝が活発であれば歯も動かしやすく、歯列矯正の効果も出やすいです。代謝を良くするために、食生活や睡眠時間なども意識をしましょう。

⑤歯並びに影響する舌癖や口周りの癖がない

舌を出す癖、舌を歯に押し付ける、舌が悪い位置にあるなどの舌癖、口呼吸、頬杖は、

歯並び・発音に影響する悪い癖の代表です。”出っ歯”も舌癖が原因で起こる場合が多いといわれています。

歯並びに影響する舌癖や口周りの癖は、歯科矯正にも影響を及ぼします。舌癖があると、舌が反対の方向に動いて力をかけてしまい、正しい位置に歯を動かすことができません。

また、舌癖等は、”無意識に”おこなわれるため、気をつけていても簡単に治すことができません。そのため、癖を治すトレーニングが必要になることもあります。

歯並びに影響する舌癖や口周りの癖がなければ、余計な負担・余計な矯正力を掛ける必要がないので矯正治療の結果も得やすいです。

⑥医師の指示をしっかりと守っている

最も重要なのは、”医師の指示をしっかりと守る”ことです。

装置の使用方法・使用時間を守らない、通院のキャンセルや中断などは、治療の進行に大きく影響します。

治療が計画通り進まないと、治療期間は長引いてしまいます。歯が並び始めても同様。

食事や日常生活における注意点を指示された場合にも、きちんと守りましょう。こうした指示をしっかり守ることで、歯が動きやすくなり、治療期間を短くすることができます。

渋谷で矯正 渋谷東京矯正歯科

マウスピース型矯正装置(インビザライン)専門クリニック

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