東京で矯正
マウスピース型矯正装置(インビザライン)の
よくあるご質問
インビザラインで前歯だけの矯正は可能?
マウスピース型矯正装置(インビザライン) で「前歯だけの矯正」は可能です。比較的軽度の歯列不正に適応される「インビザライン ライト」という種類があります。
「インビザライン ライト」とは
インビザラインライトは、前歯の軽度な症例を対象とし、比較的短期間で費用を抑えた歯列矯正を可能にした治療システムです。歯並び全体ではなく部分的に歯並びを改善したいと考えている方にとって、ピッタリなマウスピース矯正と言えます。マウスピースは14枚までと決められていて、1回追加することができるので、合計28枚のマウスピースで矯正をすることが可能です。
インビザライン ライトの期間や値段
治療期間は3~6ヶ月で、基本的に前歯の軽いデコボコなどを改善する際に選ばれます。当院ではインビザライン ライトは症例にもよりますが440000円(総額)となっており比較的安価で矯正治療を受けていただけます。
前歯だけ矯正するメリット
インビザライン・ライトとは、軽度の部分的な歯列不正を改善するマウスピース型矯正システムです。前歯部の軽度な叢生(でこぼこ)や空隙(歯と歯の間のすき間)の改善、臼歯部の部分的な噛み合わせ、以前行った矯正治療後の後戻りの改善などに適しています。矯正中は装着していてもほとんど目立つことのない透明なマウスピースを使用するため、審美性に優れています。
自分で取り外しが可能で、食事の際の不快感もなく、清掃も行いやすいので、虫歯や歯周病のリスクを抑えることができます。またワイヤー矯正と比較して、痛みが少ない矯正治療ということができます。しかし、適応症例に制限があるということや自分でマウスピースを交換する、決められた装着時間を守るなど、自己管理が必要になってくるということには注意が必要です。また、軽度の歯列不正や部分的なもの、矯正治療後の後戻りであれば、インビザライン・ライトで対応できる可能性があります。
インビザライン矯正システムでは、矯正治療を始める前の精密検査の際に、綿密な治療計画を立てていきます。矯正治療を始める前の歯並びの状態から、どこまで歯並びを整えていきたいかなどのカウンセリングを経て、理想的な歯並びになるまでの治療期間や必要なマウスピースの枚数なども算出していきます。つまり、マウスピース28枚以内で矯正治療が完結する症例においては、インビザライン・ライトの適応となり、それ以上のマウスピースが必要な症例は、インビザライン・アドバンスの方が適している、ということが言えます。インビザライン・ライトは、部分的な矯正や後戻りの改善など、大掛かりな矯正を希望されない方にとって、とても便利なシステムです。
インビザライン・ライトのメリット、デメリット
メリット
- 部分的な不正歯列に適している
- 矯正の後戻りの治療に適している
- 移動可能な歯に制限がない
- 治療期間が比較的短く済む
- 通常のインビザラインに比べ、安価
- 通常のインビザライン同様、目立たず、痛みが少ない
- 取り外せるため、清掃性が高い
デメリット
- 症例が限定的
- アライナーの数に制限がある
- 追加アライナーに制限があるため、修正可能回数も限られる
インビザライン ライトが難しい場合の症例
インビザラインライトは、軽度から中程度の歯列の不正を修正するために設計されています。したがって、重度の歯列不正や複雑な矯正治療が必要な場合、より高度なインビザラインの治療計画をオススメする可能性があります。
インビザラインライトが対応できない可能性のある一部の症例には、以下のようなものがあります。
- 重度の過密: 歯が極端に詰まっていて、多くの歯が移動する必要がある場合。
- 重度の間隔: 大きな間隔が多数存在し、歯の大きな移動が必要な場合。
- 深刻な咬み合わせの問題: 例えば、重度の交差咬合、開放咬合、深過ぎる咬み合わせなど。
- 歯の回転: 特に前歯が90度以上回転している場合など。
- 顎の問題: 顎の骨格的な問題がある場合、歯だけを動かすだけでは充分な改善が見込めないことがあります。