『歯周病』
<目次>
・歯周病とは
・歯肉炎とは
・歯肉炎の治療
・歯周炎とは
・歯周炎の治療
さらに、知りたいこと
・歯周病の治療
・歯石をとる時の痛み
<経験・専門性・権威性・信頼性>
インビザライン(マウスピース型矯正装置)矯正の専門クリニック
インビザライン 認定医
年間症例数80〜
<歯周病とは>
まず歯周病とは、簡単に説明すると細菌によって歯茎が炎症を起こし、悪化すると歯を支えている骨が溶けていくという病気です。歯肉炎と歯周炎と何が違うの?と思った方がいらっしゃると思います。歯肉炎と歯周炎の大きなくくりが、歯周病になります。
下の図にもあるように、歯肉・歯を支えている骨(歯槽骨)・歯根膜・セメント室をあわせて歯周組織といいます。歯周組織に起きている病気なので、歯周病といいます。

歯周病になってしまうと、歯を支えている骨が溶けてしまうため歯がぐらぐらして抜けてしまったり、口臭がひどくなってしまったり、体の病気の悪化の原因となったりします。
<歯肉炎とは>
まず歯肉炎とは、汚れがたまってくると歯茎が炎症を起こします。本来ピンク色の歯茎の色が赤く腫れ、出血も伴います。この状態を歯肉炎と言います。

健康な歯茎(ピンク色)
↓

歯茎が炎症を起こします。(赤色)
<歯肉炎の治療>
歯肉炎は歯ブラシをきちんと行い汚れを落とすことで、1、2週間ほどで治まってきます。ただ歯肉炎は痛みを感じない方や、我慢できるほどの痛みなので歯肉炎の段階で、まずいなと思う方は少ないです。歯肉炎になってしまっても、歯肉炎の段階で気づいてきちんとケアを行うことがとても大切です。あと定期的(3か月~半年)なお掃除が予防につながるため、必ず定期的に歯科医院に行きましょう。
<歯周炎とは>
今回は歯周炎についてです。歯肉炎は歯茎が汚れによって炎症を起こした状態。歯周炎は歯を支える骨にまで腫れが広がっている、重度な炎症のことです。口臭の原因にもなります。

歯肉炎(歯茎に炎症がおきて、赤く腫れている)
↓

歯周炎(炎症が広がり、骨が溶け始めている)
↓

歯周炎(歯を支える骨が溶け、ぐらぐらする)
この状態では、骨の一部が失われている可能性もあり、元の状態に戻すことは難しくなっていきます。歯周炎にまで症状が進行してしまうと、歯ぐきが腫れ、膿がでたり、歯がぐらぐらし始めて抜けてしまう場合もあります。
<歯周病の治療>
まず歯肉炎や、軽度のものであれば日頃のセルフケアや定期的なクリーニングで治ることが多いです。下の図は、細かい歯周病治療の流れになります。そのため歯科医院によって内容が少し違います。
まず歯周病の進行具合に関わらず、まずは歯周基本治療に入ります。
歯周病の原因となる、歯垢(プラーク)の除去、歯石の除去、歯の根の滑沢化(汚れを除去したあとはザラザラになるため、最後はツルツルにし汚れをつきにくくします。)、咬合調整などを行っていきます。
少し期間をあけ、歯周ポケットの検査をし、状態やセルフケアも改善されたら、また定期的なメンテナンスへ戻ります。
状態があまりよくならなかった場合、歯周外科治療というものに入ります。(人それぞれ治療の期間も違います。)
歯周外科治療も終わり、再度歯周ポケットの検査を行い、状態が改善されればメンテナンスへ
病状が安定した場合は、SPT(サポーティブペリオドンタルセラピー)という流れに入ります。

歯周病は進行具合によりますが、完治することが難しいと言われています。ですので、日ごろのセルフケアが予防にとってとても大切になります。さらに定期的に歯科医院でのメンテナンスをしていただくことで、予防・早期発見につながりますので、ご自身の健康を守るためにも日頃から気を付けていきましょう。
<歯石をとる時の痛み>
石の量が多く、固くなっていると炎症も強くなっているため、痛みを感じやすくなっています。歯石が固いと、超音波スケーラーのパワーを上げて処置を行うためその分響いたり、痛みも感じやすいです。

そのため歯石が少量であるとき、まだできて間もない時はパワーもそれほど必要ではないので、負担が少なくて済むのと、炎症もひどくなっていない為、痛みを感じにくいです。
渋谷東京矯正歯科
インビザライン(マウスピース型矯正装置)矯正専門クリニック
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