『過剰歯』
<目次>
・過剰歯とは
・過剰歯の種類
さらに、知りたいこと
・過剰歯によって起こる問題
<経験・専門性・権威性・信頼性>
インビザライン(マウスピース型矯正装置)矯正の専門クリニック
インビザライン 認定医
年間症例数80〜
<過剰歯とは>
基本的に乳歯は全部で20本、永久歯は28〜32本(親知らず4本ある場合)あります。歯が出来上がっていく段階で、顎の骨の中の歯胚 (歯の卵のようなもの)が余分に多くつくられてしまったり2つに分かれてしまうことで、過剰歯ができることが考えられています。

<過剰歯の種類>
過剰歯には、順性過剰歯(じゅんせい)と逆性過剰歯(ぎゃくせい)があります。
・順性過剰歯
→通常の歯と同じ向きで生えている過剰歯。
・逆性過剰歯
→顎の骨の中に埋まっており、通常の歯の生える方向とは逆向きに存在しています。
他の歯に影響がない場合は様子を見ますが、影響が出そうなものは抜歯をします。
<過剰歯によって起こる問題>
過剰歯によって引き起こされる問題は、5つあります。
①永久歯がうまく生えてこない
②歯列不正につながる可能性がある
③歯根への影響
④神経が痛む可能性
⑤嚢胞や細菌感染を引き起こす可能性
それぞれについて説明していきます。

まず①永久歯がうまく生えてこない
乳歯が抜けた後、永久歯が生えてきます。しかし、永久歯が生えてくる位置に過剰歯があったら永久歯がうまく生えることができなくなってしまいます。また、隣や他の歯を圧迫してしまう可能性もあるので痛みが出る場合もあります。

②歯列不正につながる可能性がある
過剰歯によって他の歯が圧迫されることによって、歯並びが悪くなってしまう可能性があります。過剰歯が上の前歯の間にある場合、歯と歯の間で邪魔になっているので、隙間ができてしまい、すきっ歯になる可能性もあります。歯並びが悪いと歯磨きもしづらくなるので、虫歯や口臭の原因になります。
③歯根への影響
歯茎の中にある過剰歯が骨の中で成長すると、永久歯の歯根を溶かしてしまうことがあります。永久歯の根元にあるセメント質が傷つくと、内側にある象牙質にもダメージがでてしまい、さらに内側にある、神経にも影響を与えます。重症化すると永久歯に様々な問題を引き起こしてしまいます。
④神経が痛む可能性
埋まっている過剰歯が歯の神経を圧迫して、痛みを引き起こすことがあります。神経が傷つくことで、神経が死んでしまうこともあります。過剰歯は埋まっていることが多く、レントゲンでの確認になるため、痛みがある場合は早めに歯科医院に行きましょう。

⑤嚢胞や細菌感染を引き起こす可能性
嚢胞とは、膿が溜まった袋のことで、過剰歯の周りにできやすいです。歯周炎や腫れてくる原因になります。虫歯などが原因で神経が壊死した場合、その根元に過剰歯が埋まっていると細菌感染を起こしてしまうことがあります。腫れや痛みが出たりしてしまうので、はやめに過剰歯を抜歯する必要が出てきます。
歯科医院で過剰歯が見つかった場合、今後どのようにするか先生としっかり話し合っておくと安心です。
渋谷東京矯正歯科
インビザライン(マウスピース型矯正装置)矯正専門クリニック
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