『マウスピース矯正とワイヤー矯正の違い』
<目次>
・導入
・ワイヤー矯正の特徴
・マウスピース矯正の特徴
・マウスピース矯正の現状
さらに、知りたいこと
・マウスピース矯正とワイヤー矯正はどちらが良い?
<経験・専門性・権威性・信頼性>
インビザライン(マウスピース型矯正装置)矯正の専門クリニック
インビザライン 認定医
年間症例数80〜
<導入>
今回はマウスピース矯正とワイヤー矯正の違いをお話します。
※前提として今回お話しするマウスピース矯正とは、部分矯正やローコストマウスピース矯正ではなく、全顎矯正におけるマウスピース矯正です。
最近ではマウスピース矯正を選ぶ患者さんがとても多くなりました。そんな中でマウスピース矯正で治るの??っていう質問も増えています。それぞれの特徴をまとめてみました。
<ワイヤー矯正の特徴>
・マウスピース矯正に比べ歯を動かす力が強いので、トルク(骨の中で歯根を動かす動かし方)は得意です。どうしてもトルクをかけないといけない部分がある方はワイヤー矯正のみかワイヤー矯正とマウスピース矯正の併用の方がスムーズに治療できると思います。
・歴史はワイヤー矯正の方が長いです。ただし、やはり担当する先生によっても方針は異なるのでどこでやっても同じと言うことではありませんが、しっかりと治せる先生は多いと思います。
・見た目や清掃性はあまりよくないですが、取り外したり自分で管理する必要がないので自己管理が苦手な方には向いていると思います。(通院頻度は月に一度くらいが一般的ですが、通院は必要です。)
<マウスピース矯正の特徴>
・痛みはワイヤー矯正よりかなり軽減されます。ワイヤー矯正は月に1本の交換、マウスピース矯正は月に4枚交換、なのでおよそ痛みは1/4と患者さんに説明しています。もちろんマウスピース矯正も新しいマウスピースにかえてから2、3日は痛みを少し感じることが多いです。
・取り外しができるので、歯磨きやお食事はやはりし易いです。お口の中の違和感もワイヤー矯正よりも少ないのはメリットと言えます。また見た目はとてもきれいです。僕自身は矯正していること自体が好印象なので見た目でワイヤーが見えていても特に気になりませんが、見た目を気になる方にはマウスピース矯正の方が喜ばれることが多いです。
・マウスピース矯正では患者さんご自身で交換していただくため来院回数がワイヤー矯正よりも少ないです。当院では基本的には3〜4ヶ月に一度の頻度で来院してもらっていますが、中には遠方から来院していただいている患者さんや治療途中から転勤などで遠方へ行かなければならなくなった方も多くいらっしゃいます。なので、その方にあった来院ペースを設定させていただいています。他院では遠隔モニタリングというシステムを利用しほとんど通院することなく治療されていることもあります。
・ワイヤー矯正より治療選択肢が増えたように思います。以前なら抜歯を選択しないといけなかったような歯並びもマウスピース矯正であれば抜歯をせずに治すことができることもあります。これは無理して治していると言うわけではなく、ワイヤー矯正では難しかった動かし方がマウスピース矯正では可能になったと言うことです。なので今までの考え方に拘らず柔軟な考え方が必要になっていると思います。
・患者さんがマウスピースをつけてくれないと治らないと言う条件があります。患者さんの協力度とモチベーションに結果が左右されてしまうところが欠点と言えます。
<マウスピース矯正の現状>
マウスピース矯正もかなり進化し治療可能範囲もかなりひろまったので、まずはマウスピース矯正で検討して、難しい場合のみワイヤー矯正を選択する方法で検討してもいいのではないかと思います。
今までワイヤー矯正というと矯正専門医の先生方が行うことが中心でした。ちなみに私は専門医は取っていませんが、ワイヤー矯正でも治療していました。しかし、マウスピース矯正が増えるにつれて矯正専門医の先生以外でも矯正治療を取り入れやすくなり、今では矯正専門医問わず多くの先生方が治療されています。その理由の一つとしてはワイヤー矯正よりも手を動かすテクニックや経験がマウスピース矯正の方が必要なくなったことがあります。しかし、その一方でマウスピース矯正は診断力とマウスピースの設計能力がかなり重要になりました。(もちろんマウスピース矯正は患者さんの協力が一番重要です。)
<マウスピース矯正とワイヤー矯正はどちらが良い?>
結論としては、マウスピース矯正もワイヤー矯正もどちらにもメリットデメリットがあります。自分に合っている治療法を担当の先生とよく相談して決めるのが重要です。
渋谷東京矯正歯科
インビザライン(マウスピース型矯正装置)矯正専門クリニック
Comments are closed