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渋谷 矯正 下の歯だけ 矯正

下の歯だけの矯正

下の歯だけ矯正治療することは可能です。さらに、下の歯並びだけが気になる場合、部分矯正で対応できる可能性があります。たとえば、下の歯並びの特定の歯が他の歯よりも前や後ろに出ていたり、歯が重なっている場所があったりする場合は、部分矯正は有効な治療法です。歯並びが美しくなることで、見た目が美しくなるだけでなく、歯磨きが楽になり、歯の健康を保ちやすいというメリットもあります。また、全体的に矯正するよりも費用や治療期間が抑えられるため、より気軽に選びやすい治療法だといえるでしょう。

下の歯だけ矯正するメリット

下の歯だけ矯正するメリットには、以下の3つが挙げられます。

  • 治療費用が抑えられる
  • 治療期間が短い
  • 痛みが抑えられる

全体矯正よりも金銭的にも身体的にも負担が少ない点が、下の歯だけ矯正するメリットといえるでしょう。

治療費用が抑えられる

下の歯だけの矯正は全体矯正と比較すると、費用が抑えられます。歯の上下をワイヤー矯正すると、30〜130万円程度が費用相場です。一方、下の歯だけの部分矯正の場合は30〜60万円程度の治療費で済むケースが多いです。下の歯だけの矯正は全体矯正と比較して治療範囲が狭く、必要な装置の数や治療期間が短いため、費用が抑えられます。

治療期間が短い

下の歯だけの矯正は、治療期間が短い点もメリットです。歯を動かす範囲が少ないので、全体矯正よりも治療期間が短い傾向にあります。全体矯正の場合、矯正期間の目安は、1〜2年程度です。対して下の歯だけの矯正は2ヶ月〜半年程度の治療期間で済みます。動かす範囲も歯の数も少ないため、治療期間が短く済むのです。

痛みが抑えられる

下の歯だけの矯正は、全体矯正よりも痛みが抑えられる傾向にあります。歯列矯正は歯を動かすため、痛みを感じる人が多いです。下の歯だけの矯正の場合は歯並びの乱れが軽度であることが多く、歯の移動距離が少ないため、痛みが抑えられるのです。ただし、痛みの感じ方はそれぞれのため、全く痛みがないわけではないので注意しましょう。

下の歯だけ矯正するデメリット

下の歯だけ矯正するデメリットには、以下が挙げられます。

  • 治療できないケースがある
  • 噛み合わせ調整ができない

下の歯矯正は、費用や治療期間が抑えられる点がメリットです。しかし、上記のデメリットもあるので、治療前によく理解しておくようにしましょう。

治療できないケースがある

噛み合わせが悪い場合は、下の歯のみを矯正しても改善が望めません。噛み合わせを改善したい場合は、全体的に矯正する必要があります。また、歯並びの乱れが大きく抜歯が必要な場合も、下の歯だけ矯正することはできません。下の歯だけの矯正は基本的に前歯数本のみの治療のため、奥歯や全体的に歯並びが悪い人には向いていないのです。下の歯だけの矯正は軽度の調整に適した治療のため、大きな移動が必要な場合は、全体矯正を選択する必要があるでしょう。

噛み合わせ調整ができない

下の歯だけ矯正した場合、移動した後の噛み合わせ調整はできません。歯並びはよくなっても、噛み合わせが悪くなった場合や、肩こりや頭痛などが気になる可能性があります。噛み合わせを改善するためには、全体の歯並びを調整する必要があります。下の歯だけの矯正はあくまで下の歯の気になる部分のみを矯正する治療のため、歯並びと噛み合わせを完璧に直したいという人には向かないでしょう。

下の歯の歯並びが悪くなる原因

先天的な原因

下の歯並びが悪いという症例の先天的な原因は、本来の骨格に問題がある場合です。とくに顎の大きさが関係します。乳歯から永久歯に生え変わる期間を混合歯列期といいます。混合歯列期に顎が成長しなくてはいけませんが、生まれつき顎の骨が小さいと大きくなりません。

もし遺伝性なら、お子さんの混合歯列期にはいつもよりも注意が必要です。この時期にきちんと適切な治療を行えば防げる事がたくさんあります。
乳幼児から国が定める定期健診では骨の発達は随時診断します。ご心配な方は主治医に顎の成長について質問しても構いません。
顎と歯の大きさのバランスが重要なポイントです。顎は歯列よりも大きくなくてはいけません。

後天的な原因

下の歯並びが悪い原因のほとんどが後天的なものと考えられています。例外はありますが、矯正技術によって殆どの不正咬合は解決可能です。
いくつかの理由の1つに、混合歯列期の顎の発達が未熟な事が考えられます。顎の骨は筋肉と歯で支えられて動かす事ができるのを知っていますか。

乳幼児の顔は丸くて縦よりも横に大きいです。これが大人になると、顔の骨が発達し顎も大きくなっていきます。肉体と同様、顎も栄養と運動によって成長します。そのため、子供の頃からよく噛んで食べましょうといわれるのは、顎を鍛える事に繋がるからです。顎が大きくならない場合、永久歯が生えてくるスペースが確保できず歯は前後にずれて生えてきます。これが不正咬合の原因です。

下顎が小さい

遺伝によってもともと下顎が小さい、食事に偏りがあり下顎の発達が不十分であったりすると、歯がきれいに並ぶためのスペースが不足します。

歯が大きい

適切に顎が発達したとしても、歯が大きいと、歯並びが乱れてしまう可能性が高くなります。なお歯の大きさは、遺伝の影響を大きく受けています。

歯ぎしりや噛む時の癖

無意識に行われる歯ぎしり、あるいは食事などの際の噛む癖によって、歯に不正な力が加わって歯列が乱れてしまうことがあります。

下の歯だけの矯正

下の歯だけの矯正は部分矯正で可能です

全体矯正を提案された歯並びも、部分矯正で治す治療計画をご提案できるケースがあります。目立たないマウスピースで短期間で終えることのできる部分矯正なら、費用も抑えて気軽に歯並びを綺麗にできます。諦めてしまう前にまずは当院へご相談ください。

ここが違う。

当院なら部分矯正でできる理由

1
「枚数」が違う

少ない枚数で改善できる

少ないマウスピースで改善できるので、部分矯正でご要望を叶えられる可能性が高まります。

2
「通院回数」が違う

途中の通院が不要

リスクを加味した治療計画を作成できるので、部分矯正では途中の通院が不要です。

3
「治療期間」が違う

短い期間で改善できる

多くの臨床経験により効率的な歯の動かし方を熟知しているから、綺麗な歯並びを圧倒的に早く獲得可能。

部分矯正の症例

7ヶ月部分矯正反対咬合と正中のズレを改善した症例[抜歯なし]

Before

After

Q
詳しくはこちら

Before

After

ご相談内容下の前歯が出ていること正中のズレが気になると20代女性からのご相談
現状と治療方針下の前歯が出ていることで前歯の噛み合わせが悪く、上と下の歯の中央のズレも見られます。費用を抑えたいとの強い希望から、部分矯正をインビザラインで行いました。
治療結果下の前歯が下がり、正中も改善されました。
振り返り今回の患者様は他院で100万円程の全体矯正を提案され、なんとか費用を抑えてできないかと矯正歯科を探しておられた中、当院にご来院いただき、部分矯正では難しい可能性もお伝えしつつ、なんとか矯正治療を完了された方です。他院と比べてマウスピースがかなり早く受け取れることを大変喜ばれていました。
リスク・副作用マウスピースの装着時間を守っていただけないと矯正治療に時間がかかり、場合によっては治療がうまく進まない可能性があります。
部分矯正の症例

5ヶ月部分矯正前歯を下げた症例[抜歯なし]

Before

After

Q
詳しくはこちら

Before

After

ご相談内容口が閉じづらく、上の前歯を下げたいと20代女性からのご相談
現状と治療方針上と下の前歯で距離があるのが見られます。口が閉じづらく、前歯で物が噛みにくいことが予測されます。今回は費用を抑えたいとのことで、14枚のマウスピースで行うインビザラインの部分矯正で治療を進めました。
治療結果5ヶ月で上の前歯を下げることができました。歯が適切な位置に並ぶことで口も閉じやすくなり、口呼吸の予防、口臭予防にもなりました。
振り返り今回の患者様は部分矯正だったので途中の通院も不要で、あっという間にコンプレックスを改善することができたと喜ばれていました。また、気になるのは前歯だけなので、上の前歯以外は動かしたくないというこだわりをお持ちで、それが叶う矯正歯科を探されてたため、その点も満足いただけました。矯正前に横顔のビフォーアフターを見ることができたことも大変喜ばれていました。
リスク・副作用マウスピースの装着時間を守っていただけないと矯正治療に時間がかかり、場合によっては治療がうまく進まない可能性があります。
部分矯正

こんなご要望ありませんか?

他院でワイヤー矯正を提案されたけど、本当は目立たないインビザラインの部分矯正で治したい…。

他院で全体矯正が必要と言われたけど、本当は部分矯正で費用を安く抑えたい…。

目立つ前歯だけをキレイにしたい…。気になる部分、こだわりだけを治したい…。

奥歯のかみ合わせは変えたくない。今のかみ合わせで慣れてるし、気になるところだけ治したい…。

1年以内で終わらせたい。結婚式や就活、引っ越しに間に合わせたい…。1年以上やる自信がない…。

できるだけ通わずに矯正したい…。通院回数減らしたい…。

とにかく費用を抑えたい。予算内で矯正したい…。

目立ちたくないから短期間でマウスピースで部分矯正したい…。

部分矯正

部分矯正でご要望が叶います

1
全体矯正を提案された方も

部分矯正での改善

少ないマウスピースで治療計画が作成できるので、部分矯正でご要望を叶える可能性を高めます。

2
奥歯はそのまま

目立つ部分だけを矯正

コンプレックスの部分だけを徹底的に。ご自身のこだわりに特化した治療計画が作成できます。

3
口ゴボ/出っ歯の改善

前歯をEライン上に

可能な限り前歯が下がる治療計画を作成し、Eラインを目指します。

4
部分矯正だから

費用が安く抑えられる

部分矯正は費用を安く抑えることができます。分割払いも可能なので安心です。

5
最短3ヶ月で完了

途中の通院不要

治療期間は最短3ヶ月。部分矯正なら途中の通院も不要です。

6
部分矯正なら間に合う

結婚式や就活までに

結婚式や就職活動など、大切なイベントに間に合わせる治療計画が作成できます。

1
渋谷東京矯正歯科が選ばれる理由

早く終わる部分矯正を
もっと早く

1回の来院で

当日に検査結果がわかる

精密検査の結果は当日にわかります。初めての来院でも、その日のうちにご自身の現状、症状のレベル、治療方針、期間、料金を知ることができます。

すぐに矯正を始められる

マウスピースが早く受け取れる

初めての来院から最短2~3週間でマウスピースを受け取れます。インビザライン社認定医だからマウスピースの製造も優先的に行われます。

最短3週間でスタート

早く矯正を始められる

短期間で終えることのできる部分矯正。1日でも早く矯正を終わらせたいという患者さまの声に応え、渋谷東京矯正歯科ではマウスピースも最速でご用意します。マウスピースを受け取って矯正をスタートするまでに約2ヶ月ほどかかることが一般的ですが、当院では最短3週間でマウスピースをご用意し、矯正をスタートさせることが可能です。

2
渋谷東京矯正歯科が選ばれる理由

部分矯正なら間に合う

大切なイベントに間に合わせる

結婚式や就活までに
終わらせる方法も

結婚式や就職活動、新社会人や転職など、大切なイベントに間に合わせる治療計画を作成します。

最後まで継続できる

遠方や途中の引っ越しを
控えている方も

遠方の方や、引っ越しや転勤など、途中で通えなくなる可能性がある方も、矯正を最後まで継続できる環境をご用意しています。

これならできる!

細かいご要望もお伺いします

時間的な制約がある方や、お仕事が忙しくて歯医者に通えない方に最適な部分矯正。いつまでに矯正を終わらせたいなどの、細かいご要望にもお応えできる治療計画を作成します。

  • お仕事柄、様々な制約がある方の部分矯正
  • 時間的な制約がある方の部分矯正
  • 通院ができない方の部分矯正
3
渋谷東京矯正歯科が選ばれる理由

部分矯正後のサポートも充実

満足のいく仕上がりを保証

追加でマウスピースを作成できる

プランの規定に則って矯正後も追加でマウスピースの作成ができるので、満足いくまで歯並びや噛み合わせを調整することができます。

矯正後のサポートも充実

リテーナーがいつでも作れる

院内で作成可能なリテーナーをいつでも即日でお受け取りいただけます。矯正後にリテーナーの作り直しができずに後戻りしてしまう心配もありません。

矯正後の歯の微調整も

再矯正もできる

他院で矯正された方やリテーナーを使用できずに後戻りしてしまった場合など、短期間、低価格で再矯正することも可能です。

専門歯科だから

矯正後のサポートが保証されています

同じ部分矯正でも、矯正後のサポート内容はクリニックによって大きく異なります。通院した歯科に矯正後のサポートがなくお困りの方は少なくありません。全ての患者さまに安心のサポートが完備されているのも、専門歯科の大きなメリットです。

多くの方にとって矯正治療は初めての経験。それ故に、矯正後のサポート内容についての十分な説明がないまま治療を進めてしまい、矯正後に対応してくれる歯科医院が見つからない、想定外の追加費用がかかったなどでお困りの方も少なくありません。専門歯科の安心のサポート内容をご確認ください。

  • 気になる箇所を満足いくまで調整できる?
  • 歯並びはもちろん噛み合わせまで最後まで診てくれる?
  • リテーナーは付いている?
  • いつでもリテーナーの再作成ができる?
  • 追加費用はかかる?
4
渋谷東京矯正歯科が選ばれる理由

シンプルな料金体系

相談、検査、シミュレーションも無料

矯正スタートまで費用¥0

カウンセリング、検査費、シミュレーション作成など、矯正を検討中における諸費用は一切かかりません。最終的に矯正をされない場合もご請求はありません。

通院時のお会計はありません

追加料金なし

通院費、調整料など、最初にご提示する矯正プラン料金以外にかかる費用はありません。矯正後のリテーナーも無料でご用意しています。

頭金のいらない分割払い

分割払い

頭金のいらない分割払いもご利用いただけるため、最初にまとまった費用を用意しなくても矯正を始めることが可能です。

安心のトータルフィー制度

より安心してマウスピース矯正を受けていただけるよう、当院ではトータルフィー制度(総額制)を採用しています。
検査費用、調整料、保定装置代全て込の金額を最初にご提示させていただきます。ご提示後に追加で費用がかかることはございません。

検査費用

調整料

保定装置代

すべて込みで

部分矯正

月々 ¥3,300

(総額)¥275,000

部分矯正

月々 ¥3,800

(総額)¥385,000

部分矯正

月々 ¥4,600

(総額)¥495,000

月々 3,000円~

※ 治療費275,000円のマウスピース矯正を分割払いでお支払いいただく場合の例となります。

矯正費用のお支払いには現金、クレジットカード、電子マネー、振込、分割払いをご利用いただけます。
部分矯正は

医療費控除がご利用いただけます

一年間に自分または家族が10万円(総所得が200万未満の場合はその5%)以上医療費等を支払った場合は最大200万円分の税金が控除され減税または還付金が返還されます。1年間(1月1日~12月31日)の医療費が10万円を超えた金額の一部が税金軽減に。

ご自身・ご家族が1年間の医療費合計100万円を支払った場合の例

総所得所得税率・住民税率還元・減税される金額実際の負担額
300万円の方10%・10%18万円82万円
500万円の方20%・10%27万円73万円
800万円の方30%・10%29万7千円70万3千円
5
途中の通院がいらない部分矯正だから

渋谷なら通える

ハチ公口から一直線

渋谷駅3分

仕事や学校帰りに矯正できる

夜19:30まで

スムーズな予約

土曜も診療

多忙な方、遠方の方も

オンラインも対応

院内風景

完全個室の新しく綺麗な内装。
プライベートな空間でお気軽にご相談ください。

アクセス

渋谷駅ハチ公口から一直線。
タワレコ前の大通り沿いにあります。

スクランブル交差点を斜め右前方(TSUTAYAの右手)へ。タワーレコードまで直進します。

タワーレコードの交差点に着くと前方にニトリが見えます。ニトリ沿いの歩道に信号を渡ってください。

信号を渡って3軒目のビル1階に「オオギ薬局」があります。このビルの3階にございます。

理事長 / 院長

インビザライン社認定医

インビザライン社では年に1度、インビザライン矯正をおこなう歯科医の実績を評価し、一定の基準を満たす歯科医を症例数に応じたインビザラインプロバイダーに認定しています。当院長はインビザライン社認定プラチナエリート・プロバイダー。認定医であり専門医であるからこその豊富な実績があります。

すべての矯正装置に対応

矯正専門

矯正でお困りの方は専門歯科の当院へお気軽にご相談ください。患者さまの症状に最も適した矯正治療をご提案します。

マウスピース矯正専門医

インビザライン社認定医

多くの臨床経験と実績を誇るインビザライン社の認定医が、精度の高い診断・治療計画を作成。あらゆる症状をマウスピースで改善します。

豊富な実績と技術

年間100症例以上

難症例を理由に他院で治療を断られてしまった方、外科的手術を提案された方もご相談ください。

渋谷東京矯正歯科は

東京大学医学部附属病院医療連携医院です

当院は東京大学医学部附属病院との医療連携医院に登録されています。マウスピース、ワイヤー問わず、他院にて矯正治療中でお困りの方、難症例などで他院にお断りされた患者様も安心して私ども専門医療チームにご相談ください。

ご納得いただいてからのスタート

事前に治療のリスクをご説明します

今日では多くの歯科医院でインビザラインが導入され、気軽に矯正治療を受けることができますが、事前にリスクの説明がなされなかったために、思うような結果が得られず転院を余儀なくされる方や、トラブルに遭われる方、治療期間が延びて中々治療が終わらない方も少なくありません。当院では治療で起こり得るリスクを事前にご説明しご納得いただいた上で治療をスタートします。安心して矯正を進めていただける環境が第一と考えております。

他院で部分矯正を断られた方

諦めずに当院へご相談ください

部分矯正で治せる可能性があります!

当院ではカウンセリング、検査、シミュレーション作成まで無料のため、ご自身の歯並びが部分矯正で治せるのか確認するための費用はかかりません。まずはお気軽にご来院ください。

渋谷駅 徒歩3分

渋谷東京矯正歯科

〒150-0041 東京都渋谷区神南1-12-16 和光ビル3階
診療時間
水・木・金 10:30~19:30 / 土 9:30~18:30
詳しいアクセスはこちら

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下の歯だけ 矯正

下の歯だけ 矯正

<歯が抜けて放置するデメリット>

歯は通常だと上下合わせて28本の歯が支え合って、噛み合わせなどを維持しています。

1本だけでも抜けたままにしておくと、噛み合わせや歯並びが悪くなってしまったり、他の健康な歯も悪くなってしまいます。歯は常に動いていますが、上下の歯や隣の歯があることによって位置が大きく変わりません。しかし歯が抜けてしまいそのまま放置していると、空いたスペースに歯が動いてきてしまいます。

そうすると元に戻そうと思ってもそう簡単には戻らない上に、空いたスペースに人工歯を入れようとしても寄ってきてしまった歯が邪魔をしてしまい思ったように治療が進まなくなってしまう場合もあります。

また、28本の歯で支え合っているため、1本減ってしまうとその分他の歯に負担がかかります。そうすると他の歯が痛み出したり、歯茎が腫れたり、ひどい場合は折れてしまう場合があります。全身の健康面や金銭面を考えても、良くないことばかりなので早く歯医者に行き受診してください。

<虫歯になりやすい子供の特徴>

虫歯になりやすい子供の傾向として、これらがあります。

・不規則な生活習慣(食事時間が不規則、だらだら食べるなど)

・歯磨き習慣が身についていない

・お菓子やジュースなど、砂糖の摂取回数が多い

・唾液の分泌量が少ない

・親が虫歯が多い

<子供の虫歯予防>

子供の虫歯予防に一番なのは、日ごろの歯磨きです。乳歯が生えている間は、親が仕上げ磨きを必ずしてあげてください。乳歯が抜け始める時期も、さらに磨きにくくなっているので見てあげてください。また、歯磨きの時間を楽しく過ごせるようにしてあげるといいと思います。一緒に歯磨きをして、親と子供お互い健康に過ごせるようにしたいです。

歯に穴が開いていたり、歯が茶色・黒くなっている場合は虫歯になっている可能性が高いです。乳歯は大人の歯(永久歯)に比べて、虫歯の進行が早く痛みをすぐに感じます。ですので、定期的に歯医者に行くことはもちろん、怪しいなと思ったらすぐに歯医者に行きましょう。

乳歯で虫歯になってしまうと、次に生えてくる永久歯に影響を与えてしまいます。乳歯が抜ける時期は、乳歯と永久歯が存在しているため、大きさもばらばらで磨き残しが多く虫歯になりやすいです。清潔な状態を保てるように仕上げ磨きなどしてあげてください。

また、生えたての永久歯は噛む面の溝が深く、歯ブラシが届きにくいこともあり虫歯になりやすいです。シーラントという材料で溝を埋めて、虫歯予防をする処置も検討してみてください。

<離乳食に移行期は重要>

歯が生えてくると離乳食に入ります。離乳食に入ったお子さんは、食事の後必ずお口の中をきれいにしてあげてください。きれいにしてあげることで口の中がさっぱりして、口の中をきれいにする習慣ができてきます。歯が痛くて、食べ物が噛めないなどになってしまうと、体の健康にも影響が出てしまうので気を付けましょう。

『子供の歯・食事』

<子供の歯の抜ける順番>

個人差はありますが、6歳前後~12歳ぐらいで乳歯から永久歯に変わっていきます。全て永久歯に生え変わった状態になるのが、だいたい14歳~15歳ぐらいです。

成長の個人差によるので目安ですが、まず6歳頃に下の前歯が抜け、永久歯に変わります。

この頃に乳歯が生えていなかった場所に、6番目の歯(奥から2番目の永久歯)も生えてきます。

7〜8歳になると上の前歯も抜け始めて、永久歯が生えてきます。

8〜9歳では、前から後ろに向かって順番に、永久歯が生え始めます。

10〜11歳では、上下とも奥歯が抜けて、永久歯が生え始めます。

12〜14歳に、奥歯の永久歯が生え揃い、すべての歯が永久歯になります。

<子供の早食いと遅食い>

子供が早く食べてしまったり、食べるのが遅かったりするのは仕方ない部分もあると思います。しかし、体の成長に影響が出てしまう為気をつけることも大切です。

<子供の早食い>

まず早食いについてです。

①消化不良や腹痛を起こしてしまう

早く食べている子は、よく噛まずに飲み込んでいると思います。そうすると胃腸への負担が大きくなり、消化不良や腹痛を引き起こしてしまいます。

②肥満になりやすい

基本的に食べ始めてから20分後に満腹だと感じます。食べるスピードが早いと満腹中枢が反応する前に他の人よりもたくさん食べてしまいます。また、一気に食べてしまうと血糖値が急上昇してしまうため、インスリンを出す膵臓にも負担がかかります。子供の肥満は成人肥満へつながりやすいと言われています。そのため、高血圧や糖尿病、生活習慣病になる可能性が高くなってしまいます。

③歯や顎に影響が出る

よく噛むことは顎の発育や、口周りの筋肉の発達にも良いです。また、よく噛むことで唾液の分泌が促される為お口の中の潤いを保つことができ、虫歯や歯周病、口臭の発生を抑制することができます。

<子供の遅食い>

次に遅食いです。

食べるのが遅い子は、小食になりがちでそれが習慣化してしまうと、活動するためのエネルギーや成長に必要な栄養が不足してしまいます。遅い理由は様々だと思いますが、食事に集中できない環境の可能性もあります。テレビや目に入るおもちゃに気を取られて遅くなっている場合はその原因を取り除いて、家族で楽しく会話をしながら食べることがいいかもしれません。

子供だけではなく、大人にも全く同じことが言えるので、一緒に楽しみながら改善できるといいです。

<女性ホルモンと歯周病>

まず男性より女性のほうが歯周病になる可能性が高いことはご存知ですか?歯周病菌の中に女性ホルモンを好んで繁殖する菌がいるため、女性ホルモンの分泌量が関係していると言われています。

思春期→妊娠期→更年期→高齢期ライフステージごとにお話をしていきます。

<思春期>

女性は思春期になると、エストロゲン(卵胞ホルモン)、プロゲステロン(黄体ホルモン)という2つの女性ホルモンの分泌が始まります。プロゲステロンは歯肉の血管に作用して、炎症反応を拡大させるという特徴があります。

<妊娠期>

妊娠期はホルモンの変化があるため、歯周病にかかりやすいです。食事の回数が増えたり、つわりによって口腔内が常に酸性の状態になりやすくなってしまうため、虫歯になりやすい環境になっています。歯周病が原因で早産や未熟児になってしまう危険性も高まってしまうので、できる時にお口をゆすいだり、歯磨きを行って下さい。

<更年期>

更年期になると人それぞれでもちろん違いますが、更年期障害が起こってきます。女性ホルモンは骨を添加したり吸収する働きをするので、閉経によって女性ホルモンの分泌量が低下すると、骨密度が下がり、骨粗しょう症を発症しやすくなります。骨粗しょう症は、顎の骨にも当然影響が出るため歯を支える骨が弱ってしまいます。そうなってしまうと、歯がぐらついて最終的には抜けてしまうことにもなりかねません。

<高齢期>

女性ホルモンの減少が唾液分泌量の低下の原因の一つと言われており、ドライマウスのリスクが上がります。口の中が乾いた状態になると細菌の繁殖が進んでしまうので、虫歯や歯肉炎になりやすくなります。高齢になるにつれ、嚥下機能が落ちていくと誤嚥性肺炎にもなりやすくなります。

女性はデリケートなことが多いため、ご自身の体と上手に付き合っていくことやこういったことを理解し、日々のお口の中のケアに気おつけましょう。

<歯周病と全身疾患>

それぞれの病気によって、どのように影響するのかが違うためそれぞれ分けてお話していきます。まず、全身疾患には何があるのかというと、

・心疾患(狭心症・心筋梗塞・弁膜症など)

・脳疾患(脳梗塞など)

・糖尿病(1型糖尿病・2型糖尿病)

・腎疾患(透析されている方など)

・血液疾患(白血病など)

・血液疾患(HIV・肝炎ウイルスなど)

・神経、精神疾患(知的障害・脳性麻痺・総合失調症など)

があります。

歯周病菌が全身へ

歯周病と全身疾患はどういう関係があるか。

歯周病の炎症によって出てくる毒性物質が歯茎の血管から全身に入り、いろいろな病気を引き起こしたり、悪化させる原因となります。炎症性物質は、血糖値を下げるインスリンの働きを悪くさせたり(糖尿病)、早産・低体重児出産・肥満・血管の動脈硬化(心筋梗塞・脳梗塞)にも関係しています。それぞれの病気によって、どのように影響するのかが違うためそれぞれ分けてお話していきます。

<歯周病と心臓疾患>

心臓疾患は、狭心症・心筋梗塞などがあります。

狭心症・心筋梗塞・・・冠動脈の働きが悪くなり、胸が痛くなる病気は虚血性心疾患と総称され、その中の代表的なものがこの2つになります。

心臓が動くために、心臓の筋肉(心筋)が使われます。この筋肉に酸素や栄養を送る血管を、冠動脈と言います。動脈硬化により、心筋に血液を送るための血管が狭くなったり、ふさがってしまい、血液が送れなくなり死に至ることもある病気です。動脈硬化は、不適切な食生活や運動不足、ストレスなどの生活習慣が原因とされていましたが、別の原因として歯周病菌などの細菌感染もでてきました。歯周病菌などにより、動脈硬化を誘導する物質が出て血管内にプラーク(脂肪性沈着物)ができ、血液の通り道は狭くなります。プラーク(脂肪性沈着物)がはがれて血の塊ができると、その場で血管が詰まったり血管の狭いところで詰まります。

<歯周病と脳血管疾患>

脳血管疾患には、脳梗塞があります。

脳梗塞・・・脳の血管のプラーク(脂肪性沈着物)が詰まったり、心臓などから血の塊やプラーク(脂肪性沈着物)がきて、脳の血管が詰まる病気です。歯周病の人は、2.8倍なりやすいと言われているそうです。

<歯周病と糖尿病>

歯周病菌は腫れた歯茎から、簡単に血管内に入り、全身に回ります。血管の中に入った細菌は、体の力で死滅します。しかし、歯周病菌の死骸のもつ内毒素は残り、血糖値に悪影響を与えます。

歯周病も糖尿病もどちらも生活習慣病なので、関係はとても深いです。毎日の食習慣を含めた生活習慣を見直すこと、歯周病を予防することで全身疾患の予防にもつながるので、気を付けてみてください。

難しい内容ですが、日ごろの口腔内ケアがとても大切だということに改めて気づかされます。

<歯周病とは>

まず歯周病とは、簡単に説明すると細菌によって歯茎が炎症を起こし、悪化すると歯を支えている骨が溶けていくという病気です。歯肉炎と歯周炎と何が違うの?と思った方がいらっしゃると思います。歯肉炎と歯周炎の大きなくくりが、歯周病になります。

下の図にもあるように、歯肉・歯を支えている骨(歯槽骨)・歯根膜・セメント室をあわせて歯周組織といいます。歯周組織に起きている病気なので、歯周病といいます。

歯周病になってしまうと、歯を支えている骨が溶けてしまうため歯がぐらぐらして抜けてしまったり、口臭がひどくなってしまったり、体の病気の悪化の原因となったりします。

<歯肉炎とは>

まず歯肉炎とは、汚れがたまってくると歯茎が炎症を起こします。本来ピンク色の歯茎の色が赤く腫れ、出血も伴います。この状態を歯肉炎と言います。

健康な歯茎(ピンク色)

歯茎が炎症を起こします。(赤色)

<歯肉炎の治療>

歯肉炎は歯ブラシをきちんと行い汚れを落とすことで、1、2週間ほどで治まってきます。ただ歯肉炎は痛みを感じない方や、我慢できるほどの痛みなので歯肉炎の段階で、まずいなと思う方は少ないです。歯肉炎になってしまっても、歯肉炎の段階で気づいてきちんとケアを行うことがとても大切です。あと定期的(3か月~半年)なお掃除が予防につながるため、必ず定期的に歯科医院に行きましょう。

<歯周炎とは>

今回は歯周炎についてです。歯肉炎は歯茎が汚れによって炎症を起こした状態。歯周炎は歯を支える骨にまで腫れが広がっている、重度な炎症のことです。口臭の原因にもなります。

歯肉炎(歯茎に炎症がおきて、赤く腫れている)

歯周炎(炎症が広がり、骨が溶け始めている)

歯周炎(歯を支える骨が溶け、ぐらぐらする)

この状態では、骨の一部が失われている可能性もあり、元の状態に戻すことは難しくなっていきます。歯周炎にまで症状が進行してしまうと、歯ぐきが腫れ、膿がでたり、歯がぐらぐらし始めて抜けてしまう場合もあります。

<歯周病の治療>

まず歯肉炎や、軽度のものであれば日頃のセルフケアや定期的なクリーニングで治ることが多いです。下の図は、細かい歯周病治療の流れになります。そのため歯科医院によって内容が少し違います。

まず歯周病の進行具合に関わらず、まずは歯周基本治療に入ります。

歯周病の原因となる、歯垢(プラーク)の除去、歯石の除去、歯の根の滑沢化(汚れを除去したあとはザラザラになるため、最後はツルツルにし汚れをつきにくくします。)、咬合調整などを行っていきます。

少し期間をあけ、歯周ポケットの検査をし、状態やセルフケアも改善されたら、また定期的なメンテナンスへ戻ります。

状態があまりよくならなかった場合、歯周外科治療というものに入ります。(人それぞれ治療の期間も違います。)

歯周外科治療も終わり、再度歯周ポケットの検査を行い、状態が改善されればメンテナンスへ

病状が安定した場合は、SPT(サポーティブペリオドンタルセラピー)という流れに入ります。

歯周病は進行具合によりますが、完治することが難しいと言われています。ですので、日ごろのセルフケアが予防にとってとても大切になります。さらに定期的に歯科医院でのメンテナンスをしていただくことで、予防・早期発見につながりますので、ご自身の健康を守るためにも日頃から気を付けていきましょう。

<歯石をとる時の痛み>

石の量が多く、固くなっていると炎症も強くなっているため、痛みを感じやすくなっています。歯石が固いと、超音波スケーラーのパワーを上げて処置を行うためその分響いたり、痛みも感じやすいです。

そのため歯石が少量であるとき、まだできて間もない時はパワーもそれほど必要ではないので、負担が少なくて済むのと、炎症もひどくなっていない為、痛みを感じにくいです。

<虫歯の原因>

虫歯の原因は、①細菌、②歯の質、③食事の3つの要素になります。この3つの要素が重なると虫歯になりやすくなります。

①細菌

虫歯の原因になる細菌は、ミュータンス菌です。日々の磨き残しである歯垢(プラーク)の中に含まれています。歯周病の原因になる菌なども含まれています。ミュータンス菌は歯を溶かす乳酸を作り出します。その乳酸によって歯が溶かされた状態を虫歯と言います。ですので、歯磨きをして歯垢(プラーク)を落とさなければ虫歯になってしまいます。

②歯の質

歯の質は人それぞれです。それによって、ミュータンス菌によって作り出される乳酸に溶かされやすい歯、または溶かされにくい歯があるということになります。そのため、溶かされにくい歯は虫歯になりにくいです。歯の質には遺伝的な要因があるとも言われていますが、多くの場合は後天的な問題や原因によるものが大きいです。

③食事

ミュータンス菌が餌としているものは、糖分になります。そのため、甘いものをよく食べる方は虫歯になりやすくなってしまいます。それだけで虫歯になりやすいわけではありません。食事の回数や生活習慣、歯並び、唾液の量などさまざまな原因によって虫歯になるリスクが高くなります。

<虫歯のリスク>

虫歯になったからといって死ぬわけではありません。しかし虫歯を放置して、菌が全身に巡ることになり様々な病気を起こしてしまい、最終的に死に繋がってしまうというお話になります。

虫歯放置で引き起こすリスクがある病気

①骨髄炎

虫歯は神経に到達し、次に顎の骨にも侵食していきます。炎症を起こして、歯茎や歯肉から出血や膿が出るようになり、さらに進行すると顎の骨髄に菌が感染して骨髄炎を引き起こしてしまいます。高熱などの様々な症状が続き、骨が壊死してしまうとそれを取り除くための外科手術を行う場合があります。骨の変形など後遺症が残ることもあります。

②敗血症

骨髄炎が進行すると虫歯菌が全身に運ばれます。免疫機能が正常であれば菌に対抗するので、大きく問題はありません。しかし虫歯が原因で放置をしていると、常に虫歯菌が血液中に流れて全身をめぐり続けることになります。この状態が長期間続くと血液が腐敗する敗血症を発症し、多臓器不全を引き起こし死亡してしまうこともあります。

③心筋梗塞

虫歯を放置しているといつか、虫歯菌は血液中に入り全身をめぐります。虫歯菌が心臓に入ってしまうと、血管を硬くさせる動脈硬化を進行させます。そして血流が悪くなってしまう狭心症となり、さらに症状が進行してしまうと心筋梗塞を引き起こします。心臓の激しい痛みや心臓が停止する、突然死の原因となります。

④肺炎

虫歯が原因で肺炎を引き起こすことがあります。誤嚥性肺炎といい、口内の虫歯菌が気管から肺に入り、肺炎を起こします。特に高齢者に起こりやすく、高熱、激しい咳、呼吸困難などの症状があり、死亡してしまうことも多くあります。虫歯は治せばいい。多少放置しても大丈夫と思っていても、後々苦しむのは自分です。

もっと早く気づいていれば、早く治していればと思う時が必ず来るので、定期検診には必ず行くようにしましょう。

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