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渋谷 矯正 歯科矯正とは

歯科矯正治療とは、マウスピースやワイヤーを用いて歯や顎の骨に少しずつ力をかけて歯を動かすことで、悪い歯並びや噛み合わせを整え、正しく機能的な噛み合わせを獲得し、綺麗なアーチ状の歯並びおよび、審美的にも理想となる綺麗な口元を作り出す治療です。

悪い歯並びや噛み合わせを不正咬合と言いますが、原因は様々で、歯の位置の不正、歯列弓の形態の不正、上下顎の歯列弓の位置関係の不正、上下顎骨の位置関係の不正などが挙げられます。矯正治療を行うことで歯並びが良くなり、審美的には美しい口元や自然なスマイルラインなどを得ることができます。また、デコボコが減るため汚れが付きにくくなるとともに歯磨きがしやすくなるため、虫歯や歯周病にかかるリスクを減らすことができるという健康上のメリットもあります。

正しく機能的な咬み合わせを獲得することは、「咬む」という機能を向上させるだけでなく、虫歯や歯周疾患、顎関節症の予防のために必要です。また、歯並びは口元の美しさや表情の成り立ちとも深い関わりがあります。不正咬合は、口腔周囲の習癖(指しゃぶり、爪咬み、舌癖など)や、耳鼻科疾患(アデノイドや慢性的鼻閉など)に起因する口呼吸などとも関連があり、放っておくと顔つきまでも変えてしまいます。

渋谷東京矯正歯科は渋谷駅徒歩3分の矯正歯科です。相談カウンセリングと検査費は料金がかからないため、気になる症状がある方はお気軽にご相談ください。

矯正治療で改善できる症状(不正咬合の種類)

叢生(そうせい)

叢生は、顎(あご)の大きさと歯の大きさがアンバランスなため、歯が凸凹に生えたり、重なり合っている状態です。現代人は徐々に歯が大きくなる一方、土台となる顎が小さくなる傾向にあるため、最も多く見られる悪い歯並びの一種です。
この歯並びは見た目が悪いだけではなく、歯磨きがしづらく虫歯や歯周病を起こしやすくなります。歯が生えている方向がバラバラで、歯列の一部に凹凸があったり、重なり合ったりしている状態です。主に前歯に見られます。顎の大きさと歯の大きさのバランスが悪く、歯が生える十分なスペースがないことなどが原因です。厚生労働省が調査した「歯科疾患実態調査」によると、日本人の不正咬合の中で最も割合が高く、全体の4割を占めています。「八重歯」も叢生に含まれます。

空隙歯列(くうげきしれつ)

歯と歯の間にすき間が開いている歯並び、いわゆる「すきっ歯」のことを「空隙歯列」と言います。特に上顎の前歯の間にすき間がある場合を「正中離開」と呼びます。特に見た目が気になる歯並びです。
また、息が歯の間から漏れやすいので正しい発音がしにくくなったり、食べ物が詰まりやすいこともあります。顎の大きさに対して歯が小さい、歯の本数が不足していることなどが原因です。空隙歯列だと、サ行やタ行の発音が不明瞭になる、歯の隙間に汚れが溜まりやすくなり、むし歯や歯周病のリスクが高まる、などの悪影響が出ます。

上顎前突(じょうがくぜんとつ)

上の前歯あるいは上下の前歯が前方に飛び出している、いわゆる「出っ歯」のことを「上顎前突(じょうがくぜんとつ)」または「上下顎前突(じょうかがくぜんとつ)」と言います。
出っ歯の方は前歯で物を咬むことが難しいため、奥歯への負担が大きくなり、将来的に奥歯が欠けてしまったり、最悪の場合には歯を失う可能性もあります。飛び出した前歯はぶつけて折れる心配もあります。また、顎の発達や顎関節へ悪い影響を及ぼすこともあるので注意が必要です。
他にも笑った時に歯が目立つ、口元が出ている等の外見上の問題や、唇が閉じにくいために口の中が乾燥しやすく、口呼吸やドライマウスになりやすく、口臭やむし歯、歯周病などのリスクが高まります。さらに突き出た歯は転倒などで口唇や頬を傷つける原因にもなり、歯自体が折れてしまう危険性もあります。上顎前突は、歯の角度や上下の顎骨のアンバランスなど原因が様々で、治療方針も変わってきます。

下顎前突(かがくぜんとつ)

口を閉じたときに下の歯列が上の歯列より前方に位置している歯並び、いわゆる「受け口」のことを、「反対咬合」や「下顎前突」と言います。上下の顎(あご)のズレが大きい場合は「顎変形症」と呼ばれ、手術を併用する外科的矯正治療を行う場合もあります。
受け口は一般的に下顎の骨が発達し過ぎて前に突き出してきたり、上顎が小さい場合に起こります。また、幼い頃の舌や口唇の悪い癖が原因になることもあります。
この歯並びは発音に影響が出て、聞き取りにくい話し方になることもあります。また、数本の前歯の反対咬合の場合は、前歯がグラついてきたり、歯ぐき(歯肉)が下がってしまうこともあります。
年齢に制限はありませんが、できるだけ早期の治療が望ましい症状です。歯の位置により口唇の位置も影響を受けるため、下顎前突のため横顔をコンプレックスに感じる方も少なくありません。下顎前突も前歯の位置や角度、上下の顎骨のアンバランスによるものなど原因は様々であり、年齢によっても大きく治療方針が異なります。

開咬(かいこう)

奥歯で咬んでいても前歯が開いていたり、一部が咬み合わず開いている状態を「開咬」「オープンバイト」と言います。
前歯でうまく物を咬み切れないために食事がしにくく、奥歯に必要以上の負担がかかるので、歯を傷めたり顎関節症の原因になることもあります。また、上下前歯の隙間から空気が漏れて正しい発音ができなかったり、リラックスした状態でも口を開けていることが多いのでドライマウスになりやすく、虫歯や歯周病、さらに口臭の原因になります。
この歯並びの方は舌の悪い癖をともなっている場合も多く、治療と並行して舌の訓練(MFT)を必要とすることが多い症状です。また、常に奥歯のみで噛む力を負担するために奥歯に過度な負担をかけてしまいます。上下の前歯が当たらないことにより発音も不明瞭となります。開咬の治療の際は、前歯の高さが低いのか、奥歯の高さが高いのかを見極める必要があります。原因には、哺乳瓶やおしゃぶりの長期的使用、指しゃぶりなどが挙げられます。

過蓋咬合(かがいこうごう)

前歯が深く咬みこみ、上の前歯が覆い被さって下の前歯がほとんど見えない歯並びを「過蓋咬合(かがいこうごう)」といいます。
ひどい場合には、下の前歯が上の前歯の後ろの歯ぐきに咬み込んでいることもあり、歯ぐきを傷つけてしまいます。また、この歯並びは下顎が奥に押し込まれることが多く、顎の成長が抑制されたり、顎関節に悪影響を及ぼすこともあります。
なるべく成長が旺盛な時期に治療することが望ましい不正咬合です。時間の経過とともにますます噛み合わせが深くなっていく傾向があり、早期の治療が望まれます。また、上下の前歯が接触する際に下顎に無理に力がかかることにより、顎関節症になることもあります。過蓋咬合はかみ合わせの力が強い方に多くみられ、加齢とともに歯が擦り減ったり奥歯を失うことも原因となります。

正中不一致、顎のずれ

顎が上下・左右・前後に大きくずれている状態を「顎変形症(がくへんけいしょう)」といいます。これは上下の顎骨そのものの不調和に原因がある不正咬合です。顎のズレの大きい反対咬合(下顎前突)や開咬、上顎前突、顔面非対称などがあります。まだ成長期のお子様の場合は、顎のズレの程度によりますが、成長を利用し治すことも可能ですので早めに一度ご相談ください。
「顎変形症」と診断された場合、矯正治療に加えて外科手術を併用する「外科的矯正治療」を行うことで、歯並びとともに顎顔面の不調和、ズレを改善します。ズレが小さい場合には、矯正治療のみでの治療も可能ですので、正中のズレを気にされている方は一度ご相談ください。

矯正治療で改善した方が良い理由(不正咬合のデメリット)

かみ合わせの悪い状態いわゆる不正咬合のままで放っておくと、う蝕や歯周疾患のリスクが高くなったり、様々な障害を引き起こす可能性があります。不正咬合のタイプは様々で、症状や程度も人によって大きく異なります。
下にそれぞれの不正咬合に対する代表的な障害やリスクを挙げています。矯正治療を希望される場合は、自分の不正咬合のタイプや症状を把握し、それに合った納得のいく治療法を見つけることが大切です。不正咬合をそのまま放っておくと、次のようなトラブルが起こりやすくなります。

むし歯や歯周病になりやすい

歯が重なりあった部分のブラッシングが不十分で磨き残しが増えるので、むし歯や歯周病が起こりやすくなります。また、歯並びが悪いことによって特定の歯にばかり力が加わり、歯周病が悪化しやすくなります。歯を失う二大原因といわれているむし歯と歯周病から歯を守るためにも、歯並びやかみ合わせは重要です。

しっかり噛めない

歯並びやかみ合わせの乱れが原因で普段から食べ物をよく噛まずにいると、消化不良の原因になります。さらに、しっかり噛む習慣が身につかず、口元の筋肉や顎の骨の成長が進まないため、俗にいう「ポカン口」になりやすくなります。また、噛む力が適切に鍛えられない可能性があります。

口臭の原因になる

口がきちんと閉じられないので口呼吸が習慣化してしまい、口の中が常に乾燥した状態になります。また、しっかりと噛む習慣がないと、唾液の分泌量が常に少ない状態が続きます。そのためさらに乾燥が進み、唾液の役割の一つである殺菌作用が働かなくなるため、口の中に雑菌が繁殖して口臭が発生しやすくなります。

顔貌が変化する

歯並びやかみ合わせの乱れは上顎や下顎が突き出る原因になるほか、顔が左右非対称になるなどゆがみの原因にもなります。これらはかみ合わせの問題だけでなく、見た目に対するコンプレックスにつながることがあります。

顎の関節に負担がかかる

特にかみ合わせが深い方の場合、噛むたびに顎に負担がかかるため、顎関節症になりやすくなります。顎関節症とは、顎がカクカク鳴る・口が開かない・顎が痛いなどの症状がみられる病気で、マウスピースや生活習慣改善による治療が必要です。重症化した場合は外科手術を行う場合もあります。

しっかり発音ができない

口をしっかり閉じることができないと、発音や滑舌が悪くなる可能性があります。口から息が漏れてしまうため、サ行・タ行・ラ行が発音しづらいためです。話すことにコンプレックスを感じる方も少なくありません。

矯正治療は自由診療になります

一般的な不正咬合に対する矯正歯科治療自由診療となります。自由診療の対象となる不正咬合における矯正治療上必要な抜歯も、保険適用外の診療となりますので、ご注意下さい。「別に厚生労働大臣が定める疾患」に起因した咬合異常に対する矯正歯科治療、ならびに顎の外科手術を要する顎変形症の手術前、手術後の矯正歯科治療、および前歯3歯以上の永久歯萌出不全に起因した咬合異常(埋伏歯開窓術を必要とするもの)をお受けになる患者さまは保険診療の対象となります。

矯正治療おいて予想される危険性・副作用・合併症について

1. 矯正装置の装着後及び着脱動作中に、歯肉、舌、頬及び唇に、擦り傷又は痛みが生じる場合があります。

2. 矯正治療開始直後及び途中に歯の圧痛を経験する場合があります。

3. 矯正装置の装着が、一定期間、患者さんの発語に影響を与える場合があります。

4. 矯正治療過程のいずれかにおいて、咬合状態が変化し、患者様によっては一定期間、不快感を感じる場合があります。

5. 矯正装置の使用により、頭頸部の関節及び筋肉、耳それぞれにおいて障害(運動、感覚、疼痛)が生じる場合があります。

6. 矯正治療中、歯の変色及び着色が生じる可能性があります。

7. 矯正装置を使用した治療完了後、歯の位置が移動する場合があります。

8. 矯正治療期間中は、虫歯や歯周病への対策を積極的に行う必要があります。

9. 矯正治療を中断した場合でも、治療前の状態に戻すことはできません。

10. 歯根の屈曲・吸収

歯の移動に伴い、歯根の形成が不十分になったり、歯根が吸収(短くなる)あるいは屈曲したりすることがあります。その後の歯の寿命に影響を与えることは殆どありませんが、レントゲン検査で判別できる歯根吸収は、程度の差こそあれ矯正治療を受けた患者さんの約70%で認められます (Orthodontics Waves 57 (5), 1998)。歯の寿命に影響を与える等、臨床的に問題になる可能性があるほどの歯根の屈曲・吸収がみられた場合、矯正力を作用させない休止期間を必要に応じて6か月ほど設定し、経過を観察してから再開することがあります。場合によっては治療計画を変更、あるいは治療を中止することがあります。

11. 歯髄壊死

非常にまれですが、矯正による歯の移動に伴い歯髄壊死(歯の神経が死ぬ)が起こることがあります。

12. 歯肉退縮

矯正による歯の移動に伴い、歯ぐきが下がり歯が長く見えるような状態(歯肉退縮)が発生することがあります。多くの場合、見た目に影響を及ぼしたり、歯周病にかかりやすくなったりするような、大きな歯肉退縮は起こりませんが、程度の差こそあれ、矯正治療後に歯肉退縮がみられる患者さんの割合は治療終了時約7%です。 特に、顎裂骨移植や歯を抜いた場所の両脇にある歯に関しては、歯ぐきの量が不足し歯が長く見えるようになることがあります。

13. 顎関節症

もともと顎関節に異常がある患者さんや、関節の適応力が弱い患者さんでは、顎関節にカクカクといった音や痛みなどの症状 (顎関節症)が出ることがあり、矯正治療後の約30%の患者さんにおいて症状を認めます。痛みが認められた場合には、経過観察を含めた適切な対処が必要です。

14. 眼球の損傷

矯正治療の過程でヘッドギアを用いる場合に、ネックストラップもしくはヘッドキャップを外さずに口の中から口腔内装置を引っ張り出すと、手が滑って装置の先端が目に刺さり、失明する危険性があります。装置を外すときは、必ず、先にネックストラップもしくはヘッドキャップを外して下さい。なお装置の詳細な着脱方法については、装置装着時に改めて説明します。

以上に挙げた合併症は、生命に関わる事態になる可能性があります。仮に生じた場合は、最善の処置・治療を行いますが、治療を行う上で、一定の頻度で起こる可能性があるものです。その際の医療費については、不可抗力によって発生し通常の保険診療が可能なものは健康保険を用いたものになります。それ以外のものは、都度病院にて対応を協議して決定いたします。

治療において予想される危険性・合併症の全てを把握すること、また全てを記載することはできません。記載していない合併症が起きることがあることをご理解ください。

矯正の知識

不正咬合の分類

上下の咬み合わせの関係で表す、不正咬合の分類です。Ⅰ~Ⅲ級があります。上下の顎の位置関係を把握するためにも用いられます。 基準となるのは上の第一大臼歯です。この歯に対して、下の第一大臼歯が前にあるのか、後ろにあるのかで判断します。 Ⅰ級は正常な位置関係のときです。Ⅱ級は上に対して下が後ろにあるときです。Ⅲ級は上に対して下が前にあるときです。   Ⅱ級のときは下顎の位置が後ろにある傾向にあり、Ⅲ級のときは下顎の位置が前にある傾向にあります。

Eラインとは

イーラインとは、鼻の尖端と下顎の尖端を結んだ線です。横顔の口元の突出度を評価する基準となるものです。イーラインより前に唇があるか、後ろにあるかで横顔の見た目が変わってきます。日本人は、Eラインと唇が触れるくらいが良いとされています。矯正治療をしたいと考える方で口元の突出感を気にしている方は多いです。出っ歯気味の方は上の唇がイーラインより前にあります。矯正治療をすることで歯が後ろに下がり、唇も後ろに下がります。横顔の見た目がスッキリとした印象になります。矯正治療のゴールは前歯の並びだけでなく、横顔の美しさも大切です。

IPRとは

IPRとは歯の側面の部分を少し削り、歯を並べる為のスペースを確保する為に行う事をいいます。削ると聞くと不安かもしれませんが、削る量はわずか0.2~0.5mmとごくわずかです。例えるとコピー用紙2枚分ほどで、歯に影響がない範囲で削っていきます。

MFT(Oral Myofunctional Therapy 口腔筋機能療法)とは

MFT(Oral Myofunctional Therapy 口腔筋機能療法)とは口腔習癖や口唇閉鎖不全や低位舌などの姿勢位、構音時や摂食嚥下の機能的の口腔周囲筋の非生理的な運動パターンを改善するための訓練法です。 例えば、口腔習癖(舌を出す癖、唇をかむ癖など)が不正咬合の原因となっている場合は口腔習癖を取り除くことによって矯正治療を円滑にすることができます。

アデノイドとは

アデノイド顔貌とは、鼻の奥、喉の上に位置するアデノイド(咽頭扁桃)が大きくなっている方にみられる特有の顔つきです。上記画像のように下あごが上あごより引っ込み、あごと首の境があいまいになり、口元が出ている顔つきになります。

アデノイド顔貌の原因の多くは、幼少時のアデノイド肥大している時期に口呼吸になり、この時の口呼吸の癖が残っていることです。一般的にアデノイドは2歳〜6歳の頃に大きくなり、10歳前後から徐々に小さくなっていくことが多いです。このアデノイドが、大人になっても小さくならず大きいままの方もおられます。

大人になってアデノイドが肥大する方もおられ、原因として細菌やウイルスへの感染や急性中耳炎が考えられます。

アデノイド顔貌を本人が気にしていなくても、放置しておくのはあまりおすすめできません。また、アデノイド顔貌の原因にもなっている、アデノイド増殖症も様々な悪影響を及ぼします。

審美性が悪くなる

アデノイド顔貌のルックスは、老けた印象や不機嫌な印象に見られることがあります。また、自信がない表情に見えることもあるので社会的にもあまり良くありません。人によっては、顔つきにコンプレックスを感じてしまい、ストレスや消極的な性格になるケースもあります。

耳に関わる病気の発症につながる可能性がある

アデノイドの肥大を放置すると、滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん)などの発症リスクが高くなります。

滲出性中耳炎 とは、鼓室と呼ばれる鼓膜の奥に水がたまって難聴を引き起こす病気です。これは肥大したアデノイドが耳管を圧迫して起こります。また、汚れた鼻水が耳管の周囲に溜まって中耳炎を引き起こすこともあります。

一般的にはアデノイドの肥大は6歳ごろがピークで、その後は10歳ごろまでには小さくなっていきます。そのため、小学校に入る前後までが中耳炎にかかることが多い病気です。また個人差がありますが、風邪を引くたびに中耳炎になるケースもあります。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)のリスクが高まる

アデノイド顔貌は、場合によってはSAS(睡眠時無呼吸症候群)を引き起こすことがあります。これは、肥大したアデノイドが気道を圧迫してしまうことが原因で、無呼吸になってしまう症状です。

睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に何度も呼吸が止まってしまう深刻な病気です。厳密には1時間あたりで5回以上を目安に、無呼吸や低呼吸が繰り返されるとSASという判断をします。SASが慢性化すると、狭心症・高血圧・心筋梗塞などのリスクが高くなるため治療が必要です。

また、SASは深い睡眠が取れないため、イラついたり集中力にかけたりと精神面にも影響を及ぼす可能性があります。

アデノイド顔貌の治療法

下あごの後退具合が軽度で、歯列不正(出っ歯・開咬など)があるアデノイド顔貌の場合、歯列矯正で改善する可能性があります。場合によっては前から4番目の歯を抜歯をして歯を収めるためのスペースを作り、歯列矯正によって上の前歯を引っ込めることもあり、もちろん、非抜歯でも引っ込めることが出来る場合もあります。

矯正の種類と矯正費用

幼少期であれば、成長段階のトレーニングによってアデノイド顔貌を防げる可能性があります。しかし、成長が終わった大人の場合は原則として矯正歯科などクリニックでの治療になります。重度であれば外科的手術の場合がありますが、軽度であれば矯正歯科治療での改善が可能です。

矯正費用については、原則として自由診療になるため歯科医院によって異なります。また矯正期間や、矯正後の後戻りを防ぐ保定期間も人によってばらつきがあります。

歯列矯正でアデノイド顔貌を治療する際は、原因やお口の状態に合わせた矯正装置で治療することが大切です。

マウスピース矯正

マウスピース矯正は、アライナーという透明の矯正装置を利用して歯列を整えます。

この装置は最近では芸能人にも人気があり、一般の方にも非常に人気のある矯正装置です。約2週間ごとに新しいマウスピースと交換しながら、少しずつ歯を移動させていきます。治療期間は5ヶ月~3年ほどで、症状や状態によって個人差があります。

マウスピース矯正は、装置が透明なので周りの人に気付かれずに治療を行うことができるというメリットがあります。さらに装置の着脱も簡単なので、食事や歯みがき行いやすく矯正前と同じ生活ができます。ただし食事と歯磨き以外は、1日20時間以上の装着が必要なため、つけ忘れなどの管理には注意が必要です。

注意点としては、お口の状態によってマウスピース矯正ではなく、ワイヤー矯正でないと適応しないことがあります。

矯正の範囲期間費用
マウスピース矯正上下・全体1年~3年80万円~100万円
マウスピース矯正上下・前歯中心5ヶ月~1年半10万円~70万円

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、金属製のブラケットとワイヤーを利用する治療法です。歯の表面に装着したブラケットで、ワイヤーの力で少しずつ歯を移動します。治療中は月に1度のペースで通院し、歯が移動した状態を確認しながらワイヤーを調整します。

ワイヤー矯正のメリットとしては、あらゆる歯ならびの乱れに対応できるという点です。一方で、矯正期間中は装置が取り外せないため、虫歯や歯周病のリスクが高くなるというデメリットがあります。また、金属の装置が目立ってしまうため、矯正期間中は審美性があまりよくありません。

患者さんによっては、人前に出るお仕事の方や周囲の目が気になる方にはストレスの原因になる可能性があります。この場合、目立たなくできる白色や透明の装置(審美ブラケット)もありますが、通常のワイヤー矯正よりも費用は高額です。

 

矯正の範囲期間費用
ワイヤー矯正(表)上下・全体1年~3年60万円~100万円
ワイヤー矯正(表)上下・前歯中心1年前後20万円~40万円

裏側矯正(舌側矯正)

裏側矯正とは、歯の裏側(舌側)にブラケットとワイヤーを装着する矯正方法です。

装置が裏側なので目立たちませんし、ワイヤー矯正なのであらゆる歯並びの改善が可能です。しかし、装置が当たって舌や頬の内側が傷ついたり、滑舌が悪くなるというデメリットがあります。また、表側のワイヤー矯正と同じように歯磨きがしにくいため、虫歯や歯周病のリスクが高くなります。

費用については、ブラケットとワイヤーを装着する難易度が高いため、全体矯正になるとかなり高額です。費用を抑える場合は、目立ちやすい上の歯だけを裏側矯正で行うハーフリンガルという方法もあります。

矯正の範囲期間費用
ワイヤー矯正(裏)上下・全体1年~3年100万円~150万円
ワイヤー矯正(裏)上下・前歯中心1年前後35万円~60万円

アンキローシスとは

歯を支える歯槽骨と直接癒着して動かなくなってしまう状態のことです。骨性癒着とも言います。アンキローシスの主な原因は外傷によるものです。
交通事故や衝突事故など歯に非常に強力な衝撃が加わることで骨性癒着が生じます。
骨性癒着は局所的な炎症が長期間続くことで、歯根膜が損傷するためおこると考えられております。

矯正治療を行う上で、もしアンキローシスの症状が発覚した場合、マウスピース矯正であってもワイヤー矯正であっても、その対象となる歯を動かすことはできないため、その歯を動かさずに悪い歯並びや噛み合わせ(不正咬合)を改善する治療計画が必要となります。

オーバージェット・オーバーバイト

オーバージェットは、上下の歯を噛み合わせて、上の前歯の先端から下の前歯の表面までの間隔のことをさします。 外側へ出ている場合をプラス、引っ込んでいる場合をマイナスとします。 そのため、出っ歯はプラス値が大きくなり、受け口はマイナスとなります。理想の数値はプラス2〜3mmとされています。 オーバーバイトは、上下の歯を噛み合わせて、正面から見たときの上下の前歯の重なり具合を言う。 重なっている場合がプラス、上下の前歯が重ならずに開いてしまっている状態(開咬)はマイナスとなります。 こちらも理想の数値はプラス2〜3mmとされています。

ガミースマイル

笑ったときに歯ぐきが見えるような状態をガミースマイルと言います。 笑っときに歯ぐきが見えることから、気にする方も多くいらっしゃいます。   原因もいくつかあります。 上の顎、歯並び、上の唇、歯ぐきなどが原因になります。   上の顎の骨が張り出していたり、骨が長いと歯ぐきが見える状態になります。 また、歯が下に出たような位置に生えていると歯ぐきが見える量が多くなります。   上の唇の形やつり上がり具合によっても影響します。 上の唇が歯ぐきを覆う量が少ないと歯ぐきが見えるようになります。   歯ぐきが歯を覆うような形をしているとこともあります。 これでも、歯ぐきが見える量が多くなります。   それぞれに治療方法はあります。 矯正治療ではこの中でも、歯の位置を変えることで歯ぐきの見え方を変化させます。 ガミースマイルは上記のような複合的要素で起きるので、矯正治療だけではすべて対応できるわけではありません。 ボトックス治療を併用することで更なる改善をめざすことも可能になる場合があります。        

スマイルライン

笑っときに上の前歯を結んだ線(スマイルライン)と下唇を結んだ線が一致していると美しく見えるとされています。矯正治療をしたいと思われる方は、上の前歯を結んだ線がきれいなアーチになっていないことが多いです。八重歯が気になる方は八重歯が上の方にあるので前歯を結んだ線がジグザクになっています。このような歯並びでは笑ったときにきれいに見えないというのが、スマイルラインの基準です。矯正治療をしても前歯の並びが横一線に仕上がってしまうと笑ったときにきれいに見えません。前歯の歯は6本あります。この6本の歯が左右に少しずつ、高い位置にあるように並べることを治療目標にする必要があります。矯正治療は歯が並べるだけではなく、前から横から見たときにどう見えるかまで考えることが大切です。

セファロ

矯正治療を行う際、レントゲン撮影をします。顔全体のものと横顔のものを撮影することが多いです。横顔のレントゲンをセファロと呼びます。横顔のセファロは、正確にはラテラルセファロといいます。セファロにも種類があるからです。では、撮影したセファロをどのように活用するのでしょうか。最近はセファロをPCに取り込んで診断ができるようになってきました。以前はレントゲン写真を紙にトレースしていました。取り込んだ画像に計測点を記入します。この点をもとに骨格、歯の生えている向きなどを分析していきます。治療方針を決める判断材料になります。

タッピング

タッピングとは、ストレスやクセなどの原因で、睡眠中や無意識のうちに上下の歯をカチカチとかみ合わせる事です。 タッピングは歯軋りの一種になります。 歯軋りには種類がありカチカチと早くかみ合わせる事をタッピング、力を込めて噛み締める事をクレンチング、上下の歯を擦り合わせるようにする事をグラインディングと言います。 歯軋りは、あごの筋肉の左右差や虫歯など口腔内の違和感も原因の1つになっていると言われています。

チンキャップ

矯正装置の一つで、頭につけたキャップと顎につけたキャップから構成されます。顎(chin:チン)にキャップを付けるので、チンキャップと言われます。また、下顎のオトガイに装置をつけるので、オトガイ帽装置とも呼ばれます。まず、頭にキャップを被り、下顎の先にキャップを付けます。頭のキャップと下顎のキャップはゴムでつなげます。このゴムによって、下顎に後方への力が働きます。主に成長期における受け口の治療などに使用されます。下顎の成長を抑制したり、下顎の位置を後方に下げる効果があります。

パノラマ(矯正の検査)

歯科医院に初めて行くと、レントゲンを取りましょうと言われることがあったと思います。おそらく、そのレントゲンがパノラマX線です。頭の周りを撮影器具が一周して、撮影されます。顔全体を撮影するタイプのレントゲンです。なので、歯だけでなく、顎の骨、関節まで撮影できます。矯正治療では顎の状態、顎関節も重要な診断材料になります。左右の同じ部位を比較できるので、大きさが違うと歯の萠出位置の以上も把握できます。小さく見える歯は内側に、大き見える歯は頬側に生えています。奥歯の咬み合わせを見ることもできます。そのため、噛んだ状態で撮影することがあります

ブラキシズム

ブラキシズムとは広い意味で、歯ぎしりのことです。ブラキシズムの中にもいくつか種類があります。グラインディングはぎりぎりと音をたてて、歯をすり合わせることです。周囲の人に指摘されることがあるので、自覚している人も多いのではありませんか。クレンチングは食いしばることです。音がしないので、自覚しないで行っていることが多いです。朝、起きたら顎が痛いなんて人は、一度気にしてみましょう。タッピングはあまり知られていないかもしれませんが、歯と歯をカチカチと接する習慣があることです。ブラキシズムを起こす原因は様々、考えられます。ストレスも一因だと考えれることが多いです。ブラキシズムは、歯にダメージを与えることがあるので、早めの対応が必要です。

ブラックトライアングル

矯正治療をすると、歯並びは綺麗に並んで歯と歯はぴったりとくっついているのに、歯と歯の間に隙間ができることがあります。これをブラックトライアングルといいます。 ブラックトライアングルというのは、矯正治療をした結果、悪い影響が出て三角形の隙間が出来るというものではありません。大人の患者様に多いというのは、年齢を重ねるとともに歯茎が退縮していくことが一番の原因になります。歯並びが凸凹でがたつきがあったりすると、退縮した歯茎は目立ちませんが、歯列矯正が終了して綺麗に歯が並ぶとそれが逆に目立ってしまうというものです。

ヘッドギア

頭に付けるタイプの矯正装置です。頭にキャップをかぶるので見た目に目立ちます。あえて頭に装置を付けるのは、後ろ方向へ動かす固定源作るためです。出っ歯傾向のときに上の顎の成長を抑制したり、上の奥歯の位置を後ろに下げて、前歯を内側に引っ込めるために使用されます。装置は頭につけたキャップと、上の奥歯につけた装置をワイヤーで結ぶ構造になっています。これで、顎や歯に後方への力がかかります。

ムーシールド

乳歯列期に用いられる、取り外し式の矯正装置です。受け口になる可能性があるときに使われます。受け口になるのは遺伝的な影響だけでなく、唇や舌の癖でなることも多いです。唇を巻き込むようにしたり、舌で下の前歯を押す癖があると受け口になることがあります。ムーシールドではこの唇や舌の影響を受けないように、設計をされています。ムーシールドを入れて、余分な力を排除するようにして受け口になることを予防します。使用するのは寝ているときだけで、1年くらい使用して正しい習慣を身に着けます。

リンガルアーチ

リンガルアーチは自分では取り外せないタイプの矯正装置です。取り外せないタイプなので、慣れるまでは違和感が出ることもあります。また、装置の周りに汚れが付きやすいので、歯磨きは注意が必要です。奥歯にリングをはめ込みます。このリングにワイヤーを取り付けた構造になっています。ワイヤーは歯にそわせるように曲げます。ワイヤーを歯にそわせることで、歯を外側に拡げたり、前に押し出したりする力を出します。歯にはめ込んだリングは矯正治療が終了したら、取り外します。

交叉咬合

クロスバイト、すれ違い咬合ともいいます。通常の咬み合わせと違って、水平的な歯の咬み合わせが逆になった状態です。通常の咬み合わせでは上の歯が下の歯を覆うような咬み合わせをしています。上の歯は少しだけ、下の歯より外側にあります。それに対して、交叉咬合では下の歯が上の歯を覆うような咬み合わせをしています。交叉咬合が奥歯におきても、見た目に影響をすることは少ないです。しかし、奥歯の咬み合わせが悪いので、しっかりと食べ物を咬めない、顎の関節に負担がかかるなどの不都合が生じます。矯正治療をした方がいい場合もあります。

側方拡大

歯が理想的な位置より、顎の内側に生えているときがあります。インビザライン治療では、歯の位置を頬側に移動させることができます。アライナーが内側から、外側へ押し広げるように力を加えます。この動きを側方拡大といいます。このことによって、歯を並べるスペースを作ることができます。直径の短い円と直径の長い円を比べると、周径は直径の長い円の方が長いです。同じように顎の横幅が拡がったので、歯を並べるスペースが長くなります。前歯にデコボコがあったとき、出っ歯気味のときなどに、このスペースを利用して歯を並べます。

傾斜移動

矯正をするための歯の動きはいくつかあります。それらの動きを組み合わせて、矯正治療は行なわれます。歯を舌側から頬側へ、または頬側から舌側へ移動する動きを、傾斜移動と言います。歯の位置はあまり変わらず、内側にしぼったり、外側に出したりする動きです。矯正治療の中では、よく使う歯の動かし方です。歯を押すことで、根に力が加わります。根が周りの骨を押すことで、骨に変化が現れます。押された側の骨は吸収され、根が動いてスペースができた側には、新しく骨ができます。

圧下

矯正治療における歯の動かし方の1つです。歯の位置や向きは変えずに、歯を骨の中に押し込むような動きです。根の先の骨が変化して、歯が沈み込むスペースができます。よって、歯の垂直的位置が下がります。ディープバイトの治療に用いられます。前歯が深く咬み込んでいるので、前歯を圧下させて咬み合わせを浅くします。また、開咬の改善にも用いられます。前歯が開咬状態のときに、奥歯を圧下させて咬み合わせの高さを下げます。その結果、前歯の開いた分が小さくなります。

床矯正

矯正装置の一つで、子供の成長を利用した取り外し式の装置です。乳歯から永久歯に生え変わるときに、必要なスペースをコントロールすることができます。歯並びが悪くならないようにするために、予防矯正としての役割もあります。使用する時間帯は睡眠中だけで効果があります。なので、学校に持って行く必要がありません。周りの友達を気にすることなく、使うことができるので安心です。床矯正にもいろいろな種類があります。顎を拡げるだけでなく、歯を動かすこともあります。そのため、ワイヤーがついているタイプものもあります。

後戻り

矯正治療終了後の歯は治療前の位置に戻ることがあります。これを矯正治療では後戻りといいます。特に矯正治療が終了して、すぐのときは注意が必要です。まだ、周りの骨が完全に固まっていない状態なので、歯が動きやすいです。そこで、装置を用いて矯正終了時の状態を維持することが欠かせません。矯正終了時の状態を維持することを保定といいます。また、このときに使う装置を保定装置といいます。装置の種類は固定式のもの、取り外し式のものがあります。しっかりと保定装置を使うことが大切です。舌の癖がある方は歯を動かすリスクがあるので、保定を長めに行う必要があります。

急速拡大装置

固定式の矯正装置の1つです。上の顎の幅を拡げるための装置です。上の顎を拡げるので、成長が終わる前に使われることが多いです。前歯が並びきらないでデコボコになりそうなときや奥歯の咬み合わせが通常と逆のとき(上の歯が下の歯より内側にある)に使われます。装置はバンドを左右2ケ所ずつを歯に装着します。バンド同士をワイヤーでつなぎ、真ん中にネジを埋めるようになっています。ネジを回すことで外側に力が働き、上の顎の幅を拡げます。

態癖

頬杖をつく、片側だけで荷物を持つ、食いしばる、うつぶせ寝をするなど無意識に行う習慣を態癖といいます。顎や歯に力が加わるような習慣が継続すると、顎の関節や歯並びに影響することもあります。 しかし、自分の癖はなかなか自分では気づきにくいものです。周りの人に指摘されたら、自分の癖を考えてみる方がいいでしょう。 一度、習慣になってしまうと癖を治すのは難しいですが、歯並びや顎の関節は見た目や食生活に関係するので注意しましょう。

成長スパート

思春期に急激に成長することを成長スパートといいます。この時期に、身長が大きく伸びることなどが特徴です。女子では小学校高学年、男子では中学生頃におこります。個人差もあります。成長スパートの頃に上顎の骨は概ね成長が止まり、下顎の骨は成長が始まります。顎の骨の成長は矯正治療の開始時期を決める上で、基準となります。親指の根元(人差し指側)にできる、母指尺側種子骨という骨があります。この骨は思春期の成長スパートと同じ時期くらいに出現します。レントゲンから成長スパートを知る指標になります。

拡大床

拡大床(かくだいしょう)とは…歯列を広げたり、歯(数本)の移動を目的とした装置です。装置の真ん中に「拡大ネジ」とよばれるネジがあり、このネジを決まった周期で拡大していくことにより、幅を広げる力を加え歯の土台となる歯槽骨を横に押し広げる構造になっています。

挺出

矯正治療の歯の動かし方の1つです。歯の位置や向きは変えずに、歯を骨の中から引き出すような動きです。引き出して作られたスペースに骨が作られ、歯の垂直的位置が上がります。ディープバイトのときは奥歯を挺出することで、咬み合わせの高さを高くします。また、オープンバイトのときは前歯を挺出することで上下のスペースを小さくします。矯正治療以外にも、根が歯茎の中に埋もれている状態のときに挺出を行なうことがあります。根が歯茎の中に埋もれた状態では、しっかりとした被せ物を作ることができないからです。

捻転歯

捻れた状態で生えている歯です。咬み合わせの面を上から見ると、隣の歯とはなだらかになっていないで、本来の生える向きとは違い、左右どちらかに回転していることがあります。永久歯に生え変わるときに乳歯が邪魔をしていたり、生えてくるスペースが足りなかったりすることで起こることが多いです。上の真ん中の歯が翼状に捻れていることがあります。このような捻転歯を翼状捻転歯といいます。このような前歯だけの不正歯列は、部分矯正でも対応できることがあります。また、矯正治療だけではなく、ベニアを貼るような治療を用いることもあります。

歯体移動

矯正治療の移動方法の中で、歯を平行に移動させる方法です。傾斜移動と違って、歯と根が同じ方向に同じ距離だけ動きます。強く押したり、1ヶ所だけに集中して力をかけるというより、歯全体に力が加わるようなイメージで動かします。歯の位置を前後的、左右的にそのまま動かすときに必要な動きです。左右の歯の横幅が小さいときに歯を傾斜させないでそのまま外側に拡大するときや、すきっ歯を真中に寄せてくるとき等に使われます。

歯科用CT

歯科用CT は、歯科に特化したCT 装置のことで、医科用 CTとは区別されます。デンタル CT あるいはコーンビーム CT (CBCT)とも呼ばれます。主にデンタルインプラント(人工歯根)、親知らずの抜歯、矯正歯科症例でみられる埋伏歯〔まい ふくし〕、歯内療法〔しないりょうほう〕などの歯科治療・診断に用いられます。歯科用 CT 撮影は三次元の高画質画像を用いるこ とで、パノラマエックス線撮影法や口内法エックス線撮影法では判別できない痛みや症状の原因の特定に有用性が高いとされ ています。当院にも導入しています。

歯茎下がり

歯茎が下がって歯が長くなったように感じる方はいらっしゃいませんか。年齢ともに歯茎が下がることがあります。これは、歯周病や咬み合わせなどが影響しています。歯茎が下がり始めると根の表面が露出することになります。そのため、歯の神経に刺激が伝わりやすくなり、しみる原因になります。歯がしみるから虫歯かなと思われて、来院される方は多くいらっしゃいます。実際は知覚過敏を起こしているだけということも多いです。歯茎下がりを起こさないためにも、日々のケアが重要です。毎日の歯磨きを行い、食いしばりや歯ぎしりがないかを確認しましょう。矯正治療でも歯茎下がりは起こります。歯を動かすと、歯を支える骨や歯肉も動きます。歯が動いたときに、周りの歯肉が追いついてこないときに歯ぐき下がりがおこります。

母指尺側種子骨

矯正治療でも、手のレントゲンを撮影することがあります。それは、手の骨の成長を知ることで、成長の度合いを知ることができるからです。親指の根元(人差し指側)にできる、母指尺側種子骨という骨があります。この骨は思春期の成長スパートと同じ時期くらいに出現します。母指尺側種子骨の出現は、顎の成長を予測する判断材料になります。矯正治療では顎の成長によって、治療方針が決まることがあります。

歯根吸収

乳歯の生え変わりの時期などに、歯根部分の象牙質やセメント質が溶けて歯が抜けやすくなること(生理的歯根吸収)。 それ以外にも、外傷や歯根の炎症、腫瘍性病変(できもの)や嚢胞性疾患(膿の袋を持ったもの)などが原因で歯根吸収が起きる場合があります。矯正時にも歯根に力がかかるため歯根吸収が起こることがあります。

舌癖

舌の癖は普段意識することは少ないかもしれませんが、意外と多くの人にあります。飲み込むときに舌を前歯に押し付ける癖があることが多いです。飲み込むときに舌の位置は上の顎に触れていると問題ありません。しかし、前歯に押し付けるような位置にあることはよくありません。唾を飲み込んで自分でも確かめてみましょう。前歯に押し付けるような舌癖があるときは、歯並びに影響を及ぼすことがあります。前歯が突出したりすることがよく起きます。また、矯正治療後も後戻りの原因になるので保定をしっかりすることが重要です。

遠心

唇から喉のほうにかけて後方の位置を遠心と言います。 口の中は後方を遠心と表します。 矯正治療で奥歯を後方に移動することを遠心移動と言います。 遠心に対して、前方を近心と言います。

遠心移動

矯正治療では歯を奥の方へ動かすことがあります。この動きのことを遠心移動といいます。インビザライン治療ではよく行なわれます。インビザラインでは素材の改良により、歯をしっかりと動かせるようになったからです。前歯が出っ歯気味の方、前歯にデコボコがある方などに遠心移動は使われます。奥歯を後ろに動かすことで前歯に歯を動かすスペースを作ることができるからです。スペースを利用して出っ歯を改善したり、歯のデコボコを改善できす。ただ、遠心移動は時間がかかる傾向があります。遠心移動をインビザラインの治療計画に入れた場合、アライナーのステージ数も伸びる傾向にあります。

部分矯正

矯正には全体的に歯を動かす矯正と歯の一部を動かす矯正があります。 歯の一部を動かす矯正を部分矯正(MTM)といいます。   部分矯正は前歯を動かすような見た目を改善をするもの、奥歯のかみ合わせを改善するもの、ブリッジやインプラントを入れるために歯を1本だけ動かすもの、様々な矯正があります。   一般に矯正歯科といって、イメージするものとかなり違うところもあります。 歯を動かすのは歯並びを良くすることだけではありません。    

開咬

奥歯が噛んでいるのに、前歯が噛まない状態を開咬と言います。オープンバイトとも呼ばれます。12〜20歳までの中で、10人に1人くらいの割合でいると言われています。一般的には前歯が噛んでいない方を開咬といいますが、中には前が噛んでいるけど奥が噛んでいない方もいます。広い意味ではこちらも開咬です。開咬の原因としては、指しゃぶりや舌の癖など習慣性のもの口呼吸と呼ばれるような状態で呼吸をしている(鼻からの呼吸が少なく、口を開けた状態が長い)、遺伝による影響などが考えられます。

顎変形症

上顎の骨や下顎の骨が通常の大きさや形と比べて、違いがあるときに顎変形症は起こります。 上顎骨が下顎骨に比べて小さいときや下顎骨が上顎骨に比べて大きいときなどがあります。下顎骨が大きく前に出た状態は顎変形症の代表的な一つです。 原因は遺伝的な要素も多いですが、原因の特定は難しいです。  

顎間ゴム

矯正治療では補助的に小さな輪ゴムを用いることがあります。このゴムのことを顎間ゴム(エラスティック)といいます。歯を動かすときに補助的に力をかけたり、顎の位置を誘導することで咬み合わせを調整するために使用されます。出っ歯のときは上の前歯を後ろに下げ、下の顎を前に出すようにゴムをかけます。上の犬歯と下の奥歯ににゴムをかけることが多いです。マウスピース矯正ではゴムを引っ掛ける突起を作ることもあります。反対咬合のときは出っ歯のときと反対で、下の前歯を引っ込め、下顎を後ろに引くように力をかけます。なので、上の奥歯と下の犬歯にゴムをかけることが多いです。ゴムは、患者さんが自分で毎日、交換する必要があります。患者さんの協力が重要です。小さいゴムなので、慣れるまでは難しいことも多いです。

顎間ゴム(エラスティック)

矯正治療では上下の歯の前後的、もしくは垂直的(上下)なバランスを改善するにあたり、輪ゴムを用いることがとても多いですが、この輪ゴムのこと顎間ゴム(エラスティック)と呼びます。 上顎と下顎、顎と顎の間に用いられるためそんのように呼ばれます。 人前でお話をするときやお食事のときは外しても大丈夫なのですが、基本的に長い時間使用するほうが効果は高いです。

顎関節症

顎関節症は口が開きにくい、顎が痛い、口を開けると顎の関節に音が鳴るなどの症状がします。 原因としては複合的な要因によって起こります。

渋谷 矯正 田園都市線で矯正治療

東急田園都市線の基本情報

東急田園都市線は渋谷駅を起点とし、終点の中央林間駅(神奈川県大和市)まで全長31.5kmを結ぶ全27駅の路線。
途中、三軒茶屋駅や二子玉川駅などを通り、多摩川を越え、溝の口駅やたまプラーザ駅、2019年に駅名が改称された南町田グランベリーパーク駅などを経由する。

溝の口駅~二子玉川駅間は東急大井町線との並走区間となっており、自由が丘や大井町などへ通じている。一部時間帯には田園都市線から大井町線への直通電車も走っている。

田園都市線は都心へのアクセスが良好

田園都市線は神奈川県の中央林間駅から、東京都の渋谷駅までを繋ぐ東急電鉄の路線です。

中央林間駅から渋谷駅までは約38分と、距離の割には短時間でアクセスできます。

渋谷駅と言えば、山手線や銀座線、副都心線といった主要路線を網羅する都心のハブ駅。

渋谷駅まで出ればさまざまなエリアへとアクセスできるため、神奈川方面から都心へアクセスする多くの人が田園都市線を利用しています。

都心にある学校や会社への通勤・通学にも便利な路線です。

急行停車駅は、渋谷駅・三軒茶屋駅・二子玉川駅・溝の口駅・鷺沼駅・たまプラーザ駅・あざみ野駅・青葉台駅・長津田駅・南町田グランベリーパーク駅・中央林間駅の11駅。

準急は急行停車駅に加え、渋谷駅から二子玉川駅までの各駅と、長津田駅から中央林間駅までの各駅に停車する。

渋谷駅から先は東京メトロ半蔵門線と相互直通運転を行っており、表参道駅、永田町駅、大手町駅などへ乗り換えなしでアクセス可能。押上駅から先は、更に東武スカイツリーラインと直通している。

田園都市線上には住みやすいエリアが多い

都心方面へのアクセスが便利な田園都市線ですが、実は沿線上には住みやすいエリアが多数存在します。

再開発が行われた二子玉川駅周辺や、商業施設が充実しているたまプラーザ駅周辺など、魅力的でかつ暮らしの利便性が高いエリアがたくさんあるのが何よりの魅力。

神奈川寄りのエリアを選べば家賃相場も比較的安く、幅広い世帯の人々が田園都市線上のエリアで暮らしています。

田園都市線は街の活性化事業にも力を入れている

田園都市線を運営する東急電鉄は、行政や地域の人々と連携し、沿線の街の活性化事業に力を入れています。

代表的な事業としては、渋谷を世界一の街にすることを目指した「SHIBUYA+FUN PROJECT」や、たまプラーザをより住みやすい街にするための「次世代郊外まちづくり」など。

それぞれのエリアが抱える課題解決にも注力しており、田園都市線の沿線上の街は今後ますます住みやすくなっていくと期待されています。

沿線風景

田園都市線は全体として勾配の多い路線であるが、掘割、隧道を多用しているため曲線は緩く、線形は比較的よい。また、1989年に田奈駅 – 長津田駅間の田奈1号踏切が廃止されたことで、東急で唯一営業区間には踏切が一つも存在しない路線となっている。地上区間は急なカーブのある二子玉川駅東側 – 高津駅間、梶が谷駅と江田駅、鷺沼駅の西側および長津田駅の前後は徐行するものの、それ以外はほとんどの区間を100km/hで走行し、さらに藤が丘駅前後とつくし野駅以西は最高速度の110km/hで走行する。また、地下区間は最高90km/hで、急なカーブのある桜新町駅東側と渋谷駅西側はおおむね65km/h、および通過線の設けられていない池尻大橋駅、三軒茶屋駅、駒沢大学駅、用賀駅の各駅は75km/hで走行する。

渋谷 – 二子玉川間

渋谷駅から二子玉川駅の手前までは武蔵野台地の地下を走る。この区間はかつて新玉川線という名称であった。また、同線の開業前は路面電車である玉川線が1969年まで運行されていたが、その敷地は田園都市線と首都高速3号渋谷線の建設用地に利用されている。

渋谷駅はJR線の駅の北側に建設され、道玄坂の下からは国道246号(玉川通り)と首都高速3号線の直下を進む。三軒茶屋駅ではかつての玉川線の支線だった世田谷線が接続するが、田園都市線は地下を走っているためにその姿は確認できない。 駒沢大学駅の先(西側)からは玉川通り旧道に沿って、玉川通りや首都高速の北側に迂回する。新玉川線内において急行列車は地下駅のプラットホームを通過するが、桜新町駅付近は上下2段構造であり、桜新町駅ではプラットホームと壁で仕切られた通過線を走行するため、急行列車の乗客は桜新町駅の姿をほぼ見ることなく同駅を通過する。用賀駅を過ぎ、環八通り・玉川通りが交差する瀬田交差点の直下で玉川通りのアンダーパス下を横切って南側(東側)に抜け、間もなく国分寺崖線を出口として行善寺坂付近で地上に出る。その後大井町線上り線をくぐり、二子玉川駅に進入する。

二子玉川 – 溝の口間

二子玉川駅のプラットホームは南側(先頭車両寄り)で多摩川の橋梁上にかかり、かつては併用軌道橋だった二子橋を右側(西側)に見ながら同川を渡る。渡ったすぐ先に二子新地駅があり、ここから溝の口駅までは多摩川の氾濫原を高架で進む。この区間の両側は二子から溝口にかけて比較的古くからの住宅地を貫いている。

この区間は1927年(昭和2年)に玉川電気鉄道溝ノ口線(軌道線)として開業し、後に東急玉川線、大井町線、田園都市線と改称・再編、東急大井町線の延伸などを経た。この間、高架化(1966年)・複々線化(2009年完成)などが実施されたものの、軌道敷(溝の口駅付近を除く)と中間駅は開業時より現在まで引き継がれている。

溝の口 – 長津田間

溝の口駅の南側にあるトンネルを皮切りに、起伏の多い多摩丘陵を貫通する。カーブ、トンネル、切り通しあるいは高架が連続し、地表を直線的に進む区間は少ない。列車から見ると、列車と地表の位置関係は目まぐるしく上下に変化しているように見える。この区間の沿線は田園都市線とともに建設された多摩田園都市地域にあたり、沿線は比較的新しいニュータウンの住宅地が広がっている。車窓の両側には丘という丘に住宅が建設されているのが見えるが、公園や街路樹が多いため、建てられている住宅の数の割に緑を比較的多く感じることができる。

鷺沼駅の手前(北東側)には東京地下鉄の鷺沼車両基地が設けられている。同駅からたまプラーザ駅の間でくぐる小さなトンネルが川崎市と横浜市の市境となり、そのすぐ先で東名高速道路が田園都市線の上を通る。首都高速3号渋谷線に接続する東名高速は田園都市線の沿線に沿って建設され、江田駅では駅の出入口のすぐ前を同高速が通り、市が尾駅と藤が丘駅の間では、同高速および首都高速神奈川7号横浜北西線と国道246号を結ぶ横浜青葉IC/出入口のランプウェイが田園都市線をまたいで建設されている。

田奈駅のすぐ先で鶴見川水系の恩田川を越えると周囲は平坦になり、宿場町として古くからの街並みも残る長津田地区に入る。左側にJR横浜線が近づくと長津田駅に到着する。同駅では右側へ東急こどもの国線(東急が横浜高速鉄道から運営を受託、同線内には東急および横浜高速鉄道の車両整備等を行う長津田車両工場がある)が分離する。田奈駅・長津田駅の駅勢圏は東急の「多摩田園都市」エリアではないため東急による開発は行われていない。このためこの2駅間の沿線風景は、当線の沿線風景としては異質となっている。

この溝の口駅から長津田駅までの区間が、1966年に「田園都市線」として新規開業した、いわば1期区間である。

長津田 – 中央林間間

長津田駅の先(西側)で横浜線をオーバークロスし、相模原台地を高架やトンネルで抜ける区間になる。横浜線のオーバークロス地点の少し先で横浜市から東京都町田市となり、駅の手前で国道16号(大和バイパス)の下をくぐる南町田グランベリーパーク駅とつきみ野駅の間にある境川で神奈川県大和市に入る。つきみ野駅を出て住宅地の中を進むとやがて地下線に入り、終点の中央林間駅へ到着する。中央林間駅は小田急江ノ島線の南東側に設置されている。

長津田までは上記の通りに1966年に開通したが、その先はつくし野駅(1968年)、すずかけ台駅(1972年)、つきみ野駅(1976年)と徐々に西方へ路線が延伸され、1984年4月9日に中央林間駅までの全線が開業した。

田園都市線上で住みたい町ランキング

たまプラーザ

魅力的な駅がたくさんある田園都市線ですが、その中でも特に住みたいのが、たまプラーザ駅周辺です!

再開発プロジェクト「次世代郊外まちづくり」により、年々住みやすさはアップ。

たまプラーザ駅周辺は商業施設や繁華街で賑わいながらも、決して人が多過ぎず、オシャレで上品な雰囲気を醸し出しています。

加えて街全体で適度に緑が多い点も、たまプラーザ駅周辺の魅力の1つです。

渋谷駅までは特急で約20分と、都心へのアクセスも良好。

利便性と雰囲気、どちらをとっても魅力的なエリアです。

  

青葉台

住みたい町ランキング第2位は、渋谷駅まで特急で約27分と、都心から程よい距離にある青葉台。

田園都市線の沿線上では比較的家賃の相場が安く、経済的に住みやすいエリアでもあります。

街全体は綺麗で落ち着いた雰囲気。

駅に大型の商業施設が隣接しているため、暮らしで不便することもありません。

都心へ通勤・通学する人にもおすすめできるエリアです。

  

溝の口

神奈川県川崎市高津区にある溝の口(みぞのくち)駅。田園都市線のほか、東急大井町線、JR南武線が乗り入れている。

溝の口駅~二子玉川駅の区間は田園都市線と大井町線の並走区間となっている。大井町線では始発駅にあたり、自由が丘や大井町方面へ座って通勤が可能。

東急線東口からデッキを渡った先にはJR南武線・武蔵溝ノ口駅がある。立川駅や登戸駅、武蔵小杉駅、川崎駅などへアクセス可能だ。

近隣にある二子玉川や武蔵小杉と比べ、溝の口の知名度はそこまで高くない。しかし、渋谷まで急行で15分とアクセス抜群、実は買い物にも便利な穴場の街なのだ。

溝の口駅には田園都市線以外にも、南武線と大井町線が停車します。

渋谷方面だけでなく、立川や大井町方面へもアクセスできる、交通面に優れたエリアです。

駅周辺には大型商業施設がありつつも、昔ながらの商店街が今も活気を保っており、暮らしの利便性もばっちり。

家族暮らしと一人暮らしのどちらにもおすすめです。

東急の溝の口駅とJR武蔵溝ノ口駅を繋ぐコンコースには「キラリデッキ」という名前がつけられている。その名の通り、冬季には毎年イルミネーションも実施されている。

地上に降りると、デッキの下に広大なバスターミナルがある。新横浜駅へのバスも出ているため、新幹線をよく利用する人にも便利。

駅前には商業施設のマルイやNOCTY(ノクティプラザ)があり、ファッションやコスメ、雑貨などショッピングが楽しめるほか、家族連れや地元の学生に人気のフードコートも充実している。

スーパーは溝の口駅直結の東急ストアをはじめ、マルエツやイトーヨーカドー、地元密着型の「十字屋」など複数あり買い物には困らない。ディスカウントストアのドン・キホーテもある。

駅から徒歩6分の位置には高津区役所がある。またショッピングモールのNOCTY内にも行政サービスコーナーがあり、住民票などは対応可能となっている。

東急田園都市線「溝の口駅」周辺のおすすめスポット

溝の口駅周辺は飲食店が多い。
マルイやノクティがある東口側には駅前商店会のポレポレ通りがあり、バルや食堂、居酒屋など個性あふれる店が軒を連ねる。

一方、南武線の線路沿いにある「溝の口西口商店街」には、昭和の情緒が残る立ち飲み屋や大衆酒場が残る。吞兵衛にはたまらないエリアといえます。

安くて旨い飲み屋から女子会で使いたいイタリアン、家族で入れるレストランまで幅広いお店がある溝の口。近所に住んだら、ぜひ行きつけの店を見つけてください。

  

鷺沼

鷺沼は渋谷駅まで約19分の場所に位置する便利なベッドタウンです。

大きな商業施設や繁華街がなく、閑静な住宅街が広がっているのが特徴。

夜も比較的静かで、治安も良好です。

静かに暮らしたいという人や、治安面を心配する女性にもぴったりですね。

中央林間

田園都市線の始発駅でもある中央林間駅。

渋谷駅までは約38分と少し離れているものの、何よりの魅力は始発駅であるがために電車の座席を確保しやすいということ。

ラッシュ時は混雑しがちな田園都市線ですが、都心まで快適に通勤・通学できます。

暮らしの利便性についても、大型商業施設が駅に隣接しているため問題なし。

家賃相場も安く、田園都市線上の穴場的なエリアですね。

  

渋谷駅

東急田園都市線の起点。駅番号は「DT01」。東急東横線、東京メトロ半蔵門線・副都心線と改札を出ずに乗り換え可能。改札外乗り換えでは、東京メトロ銀座線、京王井の頭線、JR山手線、埼京線などが利用できる。

田園都市線の代表的な駅と言えば、やはり渋谷駅ですね!

商業施設や飲食店が多数点在し、1日中滞在しても楽しめる街です。

また渋谷駅は現在、再開発の真っ最中であり、「渋谷ヒカリエ」を始めとするさまざまな複合施設が続々とオープンしています。

これからの発展にも期待したい街です。

  

三軒茶屋駅

三軒茶屋(さんげんぢゃや)駅は世田谷区に位置する。駅番号は、田園都市線では「DT03」。乗降人員数は142,028人(2019年度1日平均)で、田園都市線内では渋谷駅、溝の口駅に次いで3番目に多い。

田園都市線のほか、東急線唯一の軌道線(路面電車)である東急世田谷線も乗り入れている。
田園都市線のホームは地下2階、世田谷線のホームは地上1階部にあるが、乗り換えの際には一旦改札を出て3分ほど歩く必要があります。

三軒茶屋という地名は、江戸時代にお参りに行く人々の休憩の場として、実際に三軒の茶屋があったことに由来するという。現在では、住みたい街ランキングの上位に入ることが多く、略して「三茶(さんちゃ)」の愛称で親しまれている。

都心部に位置しながら、昭和のレトロな雰囲気も残しているのが三軒茶屋駅周辺。

昔ながらの飲食店も多く、歩きながら眺めているだけでも楽しめます。

また三軒茶屋駅周辺には芸能人や著名人が住んでいるという噂もよく聞きますね。

気取らないオシャレさと昔ながらの雰囲気が魅力のエリアです。

おしゃれな飲食店や商業施設が数多く立ち並ぶ街として人気がある一方で、下町のような雰囲気を残しており、多くの世代から人気を集めている街と言えます。中でもクオリティの高い個人店が数多くあるため、外食が好きな方には嬉しい街だと言えます。

若者に人気の三軒茶屋エリア。周辺はおしゃれなカフェやバル、リーズナブルな立ち飲み居酒屋など個性あふれる飲食店がひしめき合っている。主要道路である玉川通り、世田谷通り以外の路地裏にも仲見世商店街があり、とても活気のある街だと感じられます。

三軒茶屋のシンボルとなっているのは、高さ124mのキャロットタワーである。

三軒茶屋駅とは地下通路で直結している。タワー内には、誰でも自由に入れる最上階の26階にある展望ロビーや、住民票・印鑑証明発行窓口など世田谷区の行政窓口があります。

また1階部にはスーパーマーケットの東急ストアがあり、帰りが遅くなった日にも買い物ができて便利です。

東急田園都市線「三軒茶屋駅」周辺のおすすめスポット

多くの飲食店が並ぶグルメな街として人気の三軒茶屋駅。特に、下北沢駅との間を結ぶ茶沢通り沿いはおしゃれなカフェやパン屋などが多く、行きつけのお店を探すのも楽しい。

一方、サブカルチャーの発信地でもある三軒茶屋エリアには文化施設も多い。キャロットタワー内には「世田谷パブリックシアター」、世田谷線三軒茶屋駅の隣には小劇場の「シアタートラム」がある。

また、世田谷通りには「まんがの図書館ガリレオ」がある。20年以上の歴史があり、マンガやボードゲームを楽しめるほか、コワーキングスペースとしても利用可能だ。

  

二子玉川駅

二子玉川(ふたこたまがわ)駅の所在地は世田谷区玉川。駅のすぐそばを多摩川が流れており、対岸は川崎市高津区二子。駅名はこの二つの地名を合わせたものだ。省略して「にこたま」と呼ばれることも多い。

田園都市線のほか、東急大井町線が乗り入れている。いずれも急行が停まる駅であり、乗り換えで利用する人も多い。乗降人員数(2019年度1日平均)は、田園都市線で102,468人、大井町線では60,672人となっている。駅番号は「DT07」。

昔からレジャーやショッピングの街として知られる二子玉川。
1985年まで二子玉川園という遊園地があり、駅名も2000年まで長らく「二子玉川園」であった。

遊園地の跡地は、現在では再開発が完了し大型複合施設「二子玉川ライズ」となった。また多摩川河川敷は遊歩道が整備され、憩いの場となっている。

二子玉川はセレブの街としても有名なエリアですが、駅から離れれば実はお手頃な家賃で住める物件も多いエリアです。

地域再開発の一環として大型商業施設「二子玉川ライズ」が建てられて以降は、ファミリー層からの人気も増えました。

駅前は商業施設が充実している一方、多摩川河川敷へも徒歩圏内であり、都会と自然の両方の雰囲気が味わえます。

二子玉川駅の改札は1ヵ所のみ。西口(改札を出て右側)には再開発事業によって誕生した「二子玉川ライズ」が広がっている。映画館や、アパレル、雑貨店、カフェなどが入ったショッピングセンターの他、オフィスビルやタワーマンション、公園などもあり敷地一体が新しい街となっている。

一方、東口(改札を出て左)には50年以上の歴史を誇る「玉川高島屋S・C」がある。高級ブランド店やブティックが軒を連ねるほか、いわゆる「デパ地下グルメ」も充実。催事場では物産展などさまざまなイベントが開かれる。昔から世田谷マダム御用達のデパートだ。

高島屋の裏手には「柳小路」とよばれる路地があり、昔ながらの飲食店や居酒屋、隠れた名店などがひしめき合っている。

東急田園都市線「二子玉川駅」周辺のおすすめスポット

おすすめはテレビでも多数紹介されている「蔦谷家電」。二子玉川ライズ内にある。
最先端の家電やウェアラブル端末のほか、インテリアや雑貨、本などをコーヒー片手に選ぶことができる。

南東に進むと、広大な芝生のある世田谷区立二子玉川公園がある。子供たちやペット連れの人はもちろん、公園内にスターバックスの店舗もあるため学生や若い世代の姿も多くみられます。

渋谷 矯正 東急東横線で矯正治療

東横線の概要

東急電鉄が運営する東急東横線は、渋谷〜横浜間の約24kmを結ぶ路線です。高級住宅街として名高い代官山駅や田園調布駅から、飲食店が多く並ぶ中目黒駅や自由が丘駅、そして慶應義塾大学のキャンパスのある日吉駅まで、さまざまな駅を通ります。

東急東横線沿線にはイメージ通り確かにおしゃれなカフェやショップも多いですが、一部の駅前では商店街の盛況により街が活気づき、どことなく下町のような懐かしさ・親しみやすさを感じることもできます。

よって「都内近郊で暮らしたいけれど、都会すぎる場所は苦手」な人や「都内近郊で穏やかに暮らせる街に住みたい」と考えている人にこそ、東急東横線沿線での生活は向いているでしょう。

①渋谷から横浜まで乗り換えなし27分!

あらゆる分野においてトップクラスの影響力のある渋谷・横浜周辺は企業・大学なども多く、毎日たくさんの方が通勤・通学に利用するターミナル駅でもあります。

その主要駅である渋谷・横浜を乗り換えなし27分でアクセスできる利便性は大きなアドバンテージでしょう。それだけの利便性を持ちながら家賃の安い穴場エリアもある注目度の高い沿線です。

②沿線自体にブランド感がある

東急東横線には渋谷・横浜などの主要駅に加え「代官山」「中目黒」「自由が丘」「田園調布」「武蔵小杉」とオシャレな街の代表格といわれるエリアが勢ぞろい。高級住宅街やファッション、絶品グルメ店など街それぞれに特徴があります。オシャレに敏感な方が一度は住んでみたいと憧れる街が多いのが特徴です。

➂お買い物の利便性が高い

東急東横線沿線は商店街が多いことでも知られています。「新丸子駅」「元住吉駅」「日吉駅」「大倉山駅」など多数の駅に活気ある商店街が集まっています。どこか下町風情が漂いつつ、新感覚カフェなどさまざまなジャンルのショップで構成されていて、歩いているだけでも楽しめます。スーパーやコンビニ、ドラッグストアなども充実しているエリアで、お買い物の利便性は非常に高いといえるでしょう。

東横線の駅一覧

東横線の駅一覧は以下の通りです。
渋谷、代官山、中目黒、祐天寺、学芸大学、都立大学、自由が丘、田園調布、多摩川、新丸子、武蔵小杉、元住吉、日吉、綱島、大倉山、菊名、妙蓮寺、白楽、東白楽、反町、横浜

また、運行の種類と停車駅は以下です。
●特急・通勤特急・急行停車駅:渋谷、中目黒、自由が丘、武蔵小杉、菊名、横浜
●急行・準急停車駅:渋谷、学芸大学、田園調布、多摩川、綱島、横浜

渋谷
2026年まで工事が続き、大きな変化に期待

2012年に東口に開業したヒカリエ。地下に東京メトロ副都心線、東急東横線の渋谷駅がある(クリックで拡大)新宿、池袋と並ぶ首都圏の一大ターミナル渋谷。JR山手線、埼京線に東京メトロ銀座線、同半蔵門線、京王井の頭線、東急東横線、同田園都市線が交差し、国道246号も走る足回りの利便性から、百貨店、家電量販店から様々な業種の店舗、飲食店が並ぶ首都圏有数の繁華街でもあります。地名が示す通り、駅は谷の底にあり、そこから松濤、神山町、桜丘町、南平台といったお屋敷街までは商業エリアとなっており、住宅として考えられるのはところどころに残された古いアパート。ただ、そうした住宅の多くは商業的な利用をされていることが多く、よほど時間をかけて探さないと、渋谷のど真ん中に住むのは難しそう。多少、物件があるのは桜丘町、鶯谷町あたり。言うまでもないことですが、高台のお屋敷も含め、賃料はどこも高めです。

工事が進む渋谷駅東口。写真中央左側に掘り下げられた部分は渋谷川。移設の後、工事するという(クリックで拡大)ところで、渋谷といえば少し前まで東京メトロ副都心線、東急東横線地下化で工事が続いていましたが、現在も2026年度を目指して駅周辺のビルの建設、東京メトロ銀座線、埼京線ホームなどの移設などの工事が行われています。将来的にはJR、国道246号を中心に高層ビルが5棟建設され、渋谷川の整備なども行われるとか。長期に渡って工事が続く不便さはありますが、渋谷駅周辺はもちろん、渋谷をターミナルとする沿線の価値向上につながると思うと、我慢しなくてはいけないのかもしれません。

代官山
若い女性の街から男性、シニアも集まる街へ

代官山のシンボルとも言える旧山手通り沿いのヒルサイドテラスの景観と調和したたたずまい(クリックで拡大)低地の渋谷駅の隣は高台にある街、代官山。雰囲気のある店やレストランなどが多く集まっており、特に女性には絶大な人気があり、女性誌に頻繁に登場する街のひとつでもあります。

単なる書店ではなく、新しい文化、教養の発信地として捉える人もいる代官山蔦屋書店。イベントなども多数開かれている(クリックで拡大)ファッションの街として知られてきた代官山が変化し始めたのは2011年12月に代官山代官山T-SITE内に代官山蔦屋書店がオープンして以降。ここは単なる書店ではなく、書籍にDVD、ビデオ、文具などを販売、レンタルするとともに、カフェ併設、料理やモノづくりなども含めた幅広いイベントを開催するなど、知的好奇心を刺激する空間。置かれている書籍、開かれるイベントには文化、建築、デザイン、社会などを考えるきっかけとなるようなものが多く、それがこれまでの代官山に来ていた人より年代の高い人たちやビジネスマン、クリエイターと呼ばれる人たちを惹きつけ、街の雰囲気を変えつつあります。
住宅という意味では渋谷寄りのエリアでいくつか小規模な物件の供給はあるものの、バブル期以降眠っている土地などもあり、供給の豊富なエリアではありません。分譲では現在、駅近くの、奈良県職員宿舎のあった土地で120戸という、この地域では比較的大きめのマンションが2年後の竣工を目指して工事中ですが、目立つのはそのくらいでしょうか。賃貸ではハイグレードから古い木造アパートまで幅広く揃いますが、渋谷同様、手頃な物件は商業利用も多く、なかなか普通の人が借りるのは難しいようです。

中目黒
桜で有名な目黒川沿い、高台で価格差の大きな街

中目黒駅は渋谷駅から急行で一駅かつ、日比谷線の始発駅ともあって、アクセスの良さから高い人気を誇っています。

駅前には多くの飲食店が並んでいますが小中規模かつ個人経営のお店が多いので、騒がしくない、賑やかで活気のある雰囲気が楽しめますよ。桜の名所として知られる目黒川を辿っていくと、目黒駅付近に出ることも可能です。

中目黒駅のアクセス

・渋谷駅まで東横線急行で4分
・霞ヶ関駅まで日比谷線で15分

中目黒駅は特に電車移動の利便性を重視する働き盛りの人や、外食やおしゃれが好きな人におすすめです。

日比谷線方面に通勤先がある人は、始発を待てば座ることができるのは大きなメリットでしょう。休日も、駅前のお店で食事をとって、帰り道にはカフェで購入したコーヒーを片手に目黒川沿いを歩くといった穏やかな生活が叶います。

長く続く中目黒銀座商店街から再開発で生まれた目黒川沿いのタワーを望む。目黒銀座は庶民的な雰囲気もある商店街(クリックで拡大)ここ数年で全国区レベルの認知度を獲得した街、中目黒。渋谷から2駅、東京メトロ日比谷線の始発駅でもあり、山手通り、駒沢通りも近いというロケーションに加え、目黒川沿いの桜、しゃれたショップ、レストランのイメージが人気を博しているのです。川沿いだけではなく、山手通り沿いや東横線と並行する通りには商店街が広がり、庶民的な雰囲気もあります。駒沢通り沿いには家具や照明器具などを扱う店が増え、第二の目黒通りと呼ぶ人もいるようです。また、区役所、保健所を始め、図書館、郵便局などといった公共施設が集中しているのも生活するには便利です。

桜の季節になると身動きできないほどの人が押し寄せるようになった目黒川(クリックで拡大)住宅は目黒川、駅周辺の低地と、代官山方面、祐天寺方面へ向かう高台で分けて考えるのが現実的。駅周辺などは利便性重視の単身あるいはカップル向けの間取りが多く、古いアパートなども多少は残っています。一方、高台は一戸建てや高額な物件が中心になります。ただ、このエリアは高低差のある場所のため、一部には細い坂道、階段があり、そうした場所は高台でも安め。地形によって価格差が出る場所というわけです。

祐天寺
各駅しか止まらない、都内ののんびり駅

地元では有名な桜の名所、祐天寺。広い境内には歴史を語る建物が点在(クリックで拡大)急行停車駅であり、賑やかな商店街のある中目黒、学芸大学に挟まれた、各駅停車しか止まらない駅、祐天寺は駅のすぐ脇に平屋の一戸建てや、石灯籠が並ぶ造園会社があり、銭湯も多いなど、のんびりした雰囲気があります。駅名の通り、古刹で桜の名所でもある祐天寺がありますが、それ以外の名物といえば、もつ焼き屋さんに電車が運んでくるカレー屋さん程度でしょうか。他の駅に比べると地味な雰囲気があります。

目黒と三軒茶屋をバス路線のちょうど真ん中に位置する祐天寺。両駅へは早ければ10数分(クリックで拡大)ただ、目黒から三軒茶屋をつなぐバス路線の中間に位置し、この駅を最寄りとするエリアは意外に広く、世田谷区、目黒区の区境に近いエリアなど、駅から遠い分、賃料の安めな物件も点在しています。駅周辺は中目黒、恵比寿などの価格上昇に伴って移転してきた店などが増え、こちらはそこそこの賃料。早くから開発自体は進んだ街のため、分譲物件は何年かに一度と希少です。

お隣の中目黒、学芸大学に比すると、かなりコンパクトな商店街(クリックで拡大)商店街もこじんまり、あまり繁華とは言えない祐天寺ですが、それでも駒沢通り沿い以遠などに住宅が増えたせいか、多少、新しい雰囲気の飲食店も増えており、以前よりは若い人にも住みやすくなっています。

学芸大学
活気ある商店街と静かな住宅街が隣り合う

学芸大学といば、オシャレなカフェやインテリアショップもあり、女性に人気のあるエリアです。駅を取り囲むようにスーパーやドラッグストアがひしめき合っていて、まさにお買い物激戦区。さらに「学芸大学西口商店街」と「学芸大学東口商店街」の2つの商店街があり、昔ながらの風情を残しつつ、イタリアンやカフェなどの新しい店舗も共存する絶好のグルメスポットでもあります。

季節ごとにさまざまなイベントが開催されるため、楽しみながら散策できるのもポイント。スタイリッシュだけど親しみやすい、個性のつまった素敵なエリアです。

学芸大学駅の基本情報ー渋谷まで7分!横浜へのおでかけにも便利

東急東横線の学芸大学駅は渋谷まで1本7分の好アクセス。さらに新宿へは1回乗り換えで24分、池袋へは副都心線の直通電車で25分と都心へスムーズにアクセスできます。またみなとみらい線にも直通しているため、みなとみらいや元町・中華街など週末のおでかけスポットへ気軽に行けるのもポイント!

駅構内に深夜1時まで営業する東急ストアがあり、わざわざスーパーまで移動しなくても電車を降りたらすぐにお弁当やおつまみを買って帰れますよ。

学芸大学駅は東急東横線のみであるものの急行が停車し、駅前に学芸大学商店街が広がっているので、利便性に優れています。

加えて駅から徒歩約10分の位置には7階建て(地上7階、地下1階)のイオンスタイル碑文谷、徒歩約17分にはニトリ目黒通り店があるので、家具や家電などの大きな買い物ができる環境でもあります。

学芸大学駅のアクセス

・渋谷駅まで東横線急行で6分

学芸大学駅は静かに暮らしながら街散策を楽しみたい人におすすめです。

駅前の商店街には有名な飲食・薬局チェーンが並んでいるものの、一点に人が集中するようなことはないため、落ち着いて買い物ができます。一本横道に逸れると、個人経営のカフェなどを見つけられることもあるので、週末は街散策が楽しめますよ。

個性的な個人商店が多いのが学芸大学の商店街の特徴(クリックで拡大)駅の東西に商店街が伸び、活気のある街、学芸大学。目黒通り、駒沢通りといった幹線道路から少し入っているため、大型店が入り込む余地がなく、個人商店中心という状況が幸いして、個性的な店が多いのが特徴です。また、祝日を除いてあるいは遅くまで診療しているクリニックがかなりの数があり、それに呼応してドラッグストア、薬局も多く、子ども、高齢者のいる家庭には安心して住める街です。

碑文谷の住宅街では通り沿いの桜並木が有名。トンネル上になり、歩いているだけで幸せな気分になれる(クリックで拡大)駅から東西に走る目黒通り、駒沢通りを越したエリアは駅周辺とは一変、静かな住宅街。西側の世田谷区下馬、東側の目黒区碑文谷ともに低層マンション、一戸建てが中心で、いずれもブランド力のある住宅地。特に碑文谷側は桜並木も有名で、文化人、著名人などの居住も多いとか。駅からは多少距離はありますが、それ以上に住環境が魅力のエリアなのです。
ことに2014年以降は碑文谷エリアでのマンション供給が増加する予定で、すでに建設中の物件もいくつか。1棟ずつはさほど規模の大きなものではありませんが、複数棟の予定があり、これまで供給の少なかった地域であることを考えると、狙い目の年と言えそう。ただし、価格は数千万円以上からになります。

都立大学
桜並木のある緑道が瀟洒な雰囲気を醸し出す

考えてみると、都立大学に限らず、東横線沿線では駅前にロータリーなどのスペースがない駅が少なくない(クリックで拡大)駅前を東西に道路が走っていることもあり、都立大学駅前は他の駅に比べると、かなりコンパクトな印象があります。また、その道路と並行して桜並木がきれいな呑川緑道が伸び、さらに駅周辺には田谷区上馬付近から柿の木坂を経て流れる柿の木坂支流、駒沢オリンピック公園付近を起点とする駒沢支流と、この街にはあちこちに緑の散歩道があります。ところどころにベンチなども置かれた緑道はここに暮らす人の憩いの場。都心近くながら、のんびりした空気が流れます。

緑が丘駅まで続く緑道。ところどころにベンチが置かれ、周囲は静かな住宅街(クリックで拡大)呑川緑道は東側、緑が丘駅まで続いており、両側は静かな住宅街。駅からは多少遠くなりますが、環境を求めるならうってつけの場所です。ただし、駅前にはこじんまりした商店街があるものの、このエリアにはコンビニなどもなく、本当に住宅オンリーの場所。単身者、忙しいカップるにはやや住みにくい場所かもしれません。といっても住宅価格は決して安くはなく、瀟洒な街のイメージだけのものがあります。

めぐろ区民キャンパス。周辺は老舗の和菓子屋さんなどが点在する一戸建て中心の住宅地(クリックで拡大)駅から離れ、目黒通りを渡った西側、柿の木坂、八雲は高台となっており、一戸建てを中心とした静かな住宅街。大きな区画も多く、初期のクラシカルなマンションなども残されています。かつて都立大学があった場所には公園、ホール、図書館などのあるめぐろ区民キャンパスになっており、各種イベントで賑わいます。

自由が丘
商店街ががんばる人気の街では古い物件も人気

女性が憧れる街自由が丘は「Luz自由が丘」や「メルサ 自由が丘」などオシャレな商業施設が多数点在しています。スイーツやカフェ、バルなどオシャレなお店からラーメン屋も多くあり、「食」でも楽しめるエリアです。

自由が丘は女性が一人でショッピングやランチを楽しむ光景もよく見られます。お仕事帰りや週末にふらっと訪れたくなる、そんな居心地のいい街です。

自由が丘駅の基本情報ー渋谷まで特急で8分!

自由が丘駅は東急東横線の他に「東急電鉄大井町線」が乗り入れます。渋谷まで特急で8分、池袋駅へは乗り換えなしの22分でアクセス。横浜方面へも快速を使えば30分かからず到着できるため、気軽に遊びにいけますよ。

また東急大井町線に乗れば、都会と自然のバランスが絶妙な「二子玉川」まで8分程度。駅周辺には「東急ストアフレル・ウィズ自由が丘店」や「成城石井 自由が丘店」がありお仕事帰りの買い出しにも便利です。

両側にブティックや飲食店、カフェが並ぶ緑道沿い。ベンチで語らう人の姿も多い(クリックで拡大)女性に人気の街、自由が丘。商店街が頑張る街としても知られており、商店街が発行する新聞はもう40年以上の歴史があるとか。充実したオフィシャルサイトに、街の案内所があったりと訪れる人に対して徹底的に親切なのも特徴です。最大規模を誇る10月の女神祭り以外にも街の商店街が一致団結して行う四季を通じた様々なイベントがあり、いつ訪れても新しい発見があります。

単なる通過点ではなく、人が集まる場所にというコンセプトで作られた駅前広場(クリックで拡大)また、イベント以外でもミツバチを飼ったり、自由が丘光Wi-Fiシティー計画を推進するなど、新しい取り組みもいろいろ。2011年には駅前広場が整備され、人が集える場所に生まれ変わったなど、見てすぐに分かる変化もあります。一方で変わらないのが住宅事情。何年も続いて人気の街、住みたい街ランキング上位を占めてきた街ですから、古くても、駅から遠くてもニーズがあり、今も供給の中心になっているのは、古い物件。東急東横線全体としても新築マンションの供給は少ないのですが、その中でも極めて少ないのがこの駅。中古マンションでは築40年以上も多く、この街に住みたいのであれば、築年、駅からの距離については妥協も必要でしょう。もちろん、価格もそれなりです。

田園調布
全国的に知名度ナンバーワンのお屋敷街

地下化にあたっても保存、復元されたかつての駅舎。この街の理想が掲げられている場所でもある(クリックで拡大)実際の規模は関西の芦屋その他に劣るとしても、お屋敷街としての知名度では日本一知られた街、それが田園調布です。駅西側に広がる住宅街は放射状に広がる街路、並木の美しさで有名ですが、住むという観点で考えると、それが街が作られた当初から変わっていないという点が重要です。他の多くの街では相続などで土地が切り売りされ、当初とは異なる姿に変化していますが、ここではこの街を愛し、伝えようという人たちの意思が強く、多少はあるとしても大きな変化を防いできたのです。

放射線状に広がる街路には見事な並木が。宅地の広さに制限があるため、分割されにくい仕組みとなっている(クリックで拡大)ただ、その暮らしが現在にマッチしているかといえば、そのあたりは微妙なところ。田園調布は駅東側に商店街があり、駅、環状八号線沿いなどにスーパーもありますが、それほど生活の利便性が高い街ではありません。また、大きなお屋敷を維持するには主婦のマネジメント力、時間が必要で、共働きの多い時代にはいささか不向きと思える部分も。憧れだけでは難しい部分も多々あるのです。住宅の供給では駅の東側、田園調布駅が最寄りではあるものの、本来の田園調布とはいくぶん離れた場所が多く、小規模。賃貸も含めて、供給は少なめです。ただ、土地価格の単価で考えるとイメージほど高くはなく、それは昨今のマンション中心の利便性重視の観点で見ると、それほど評価されないという事情のようです。

多摩川
散歩に訪れたい多摩川沿いの街

多摩川浅間神社から見る多摩川、武蔵小杉、二子玉川(クリックで拡大)東急東横線、同目黒線に同多摩川線が交わる駅ですが、その利便性をイメージすると見事に期待を裏切られるのがこの駅。考えてみれば、すぐ近くを多摩川、玉堤通りが走っており、多摩川沿い、線路沿いには公園もあって、住宅地、商店街などが広がるスペースはありません。多摩川と反対側には少し離れて宅地が広がりますが、田園調布駅から歩ける場所であれば、同駅を利用する人も多いはずで、東横線の中では乗降客数の少なさで最下位を争っています。
ただ、多摩川駅前にはかつて多摩川が一大行楽地だった頃を忍ばせるような土産物屋さんがあり、たい焼きならぬ鮎焼きなども。駅近くの高台には約800年前創建されたという多摩川浅間神社があり、ここからの多摩川、そして対岸の武蔵小杉等の眺望はなかなか。多摩川沿いの散歩も楽しめますから、住むというより、のんびりしに出かけるには穴場スポットかもしれません。

綱島

綱島駅は神奈川県横浜市に位置していて、横浜駅からの所要時間は各停で15分です。横浜駅へのアクセスの良さと、東急東横線のなかでは家賃平均が手頃ともあって人気を博しています。都会すぎず田舎すぎず静かな住宅街が並んでいるので、静かに暮らすことができますよ。

綱島駅のアクセス

・渋谷駅まで東横線急行で23分

綱島駅は横浜駅方面への利便性の良さを重視しつつ東京方面へのアクセスも視野に入れていて、近場でなんでも済ませたい人におすすめです。

駅前にはチェーン店から個人経営のお店まで約400店舗が並ぶ「綱島商店街」があるため、日常の買い物や外食に不便はありません。家具や家電などの大きな買い物がしたいときは横浜駅に出れば事足りるでしょう。

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