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矯正費用についての解説

矯正費用

歯列矯正は初めてという方は多いのではないでしょうか。矯正歯科ってどういうところ?矯正の種類は?矯正の方法は?矯正の費用は?矯正の期間は?

なかでも、矯正費用については、自分の症状だといくらかかるのだろうと、一番気にされている人が多いかと思います。クリニックによっても料金が違うため、「結局トータルでいくらかかるんだろう?」と悩んでしまう人も少なくないでしょう。この記事では歯列矯正の費用について、わかりやすくご説明していきたいと思います。

矯正費用

矯正の費用と種類

歯列矯正の方法にはそれぞれメリットデメリットがあります。ご自身のお口の状態、歯並びの状態、骨格の形状など、様々な角度から診断を行った結果、症状に適した最善の方法を選択するようにしましょう。

矯正の費用 01

表側矯正(ワイヤー矯正)

歯の表側にワイヤーを装着して矯正を行う方法です。マウスピース矯正に比べて歯の位置を大きく動かすことが可能ですが、どうしても目立ってしまいます。費用は奥歯を含む全体矯正の場合、約60万~100万円が目安です。全体を矯正する場合、治療期間は1~3年と言われています。

矯正の費用 02

裏側矯正(リンガル矯正)

裏側矯正とはワイヤーを歯の裏側に装着して矯正する方法です。外側からは見えないため、目立たないのが最大のメリットです。治療期間の目安は1~3年で、表側にワイヤーを装着する場合に比べて費用が高額になる傾向があります。奥歯を含む全体矯正の場合は約100~150万円と言われています。

矯正の費用 03

ハーフリンガル矯正

目立ちやすい上顎の歯だけ裏側矯正を行い、下顎は表側矯正を用いる治療方法です。費用は奥歯を含む全体矯正の場合、80万~130万円が目安です。全額の表側矯正よりも見た目の目立ちやすさは抑えられ、且つ、全額の裏側矯正よりも矯正費用を抑えられるという特徴があります。

矯正の費用 04

部分矯正

気になる部分だけ、主に前歯のみを矯正する治療方法です。治療期間が短く、矯正費用も抑えられるため、軽度のがたつきを整えたい人におすすめです。前歯中心の矯正で、矯正費用は30万~60万が目安です。一方で、奥歯のかみ合わせの調整は行わないケースがほとんどのため、かみ合わせの機能面の改善を希望する人は慎重に検討する必要があります。

矯正の費用 05

マウスピース矯正

透明の素材でつくられたマウスピースを歯に装着することで矯正を行います。目立ちにくく、取り外しも可能です。今ではさまざまなブランドのマウスピースがあり、費用には幅がありますが、上下の前歯を中心とした場合は約10~70万円、奥歯を含む全体矯正の場合は約80~100万円と言われています。治療期間は、上下の前歯の場合は5ヶ月~1年6ヶ月、奥歯を含む全体の場合は1~3年と言われています。

マウスピース矯正マウスピース矯正ワイヤー矯正ワイヤー矯正裏側矯正裏側矯正
取り外し不可不可
金属アレルギー心配不要注意が必要(※素材による)注意が必要(※素材による)
目立ちにくさ目立ちにくい目立ちやすい目立ちにくい
装着時の痛みほとんど感じない痛みを感じる場合がある痛みを感じやすい
通院の間隔4ヵ月に1回程度月に1回程度月に1回程度
歯磨きのしやすさ通常通り磨きにくい磨きにくい
治療費80~120万円(全体矯正)80~120万円(全体矯正)130~150万円(全体矯正)
矯正費用

矯正治療開始前の矯正費用

カウンセリング料:無料~約5千円

矯正治療を始める前にカウンセリングを受け、歯並びや噛み合わせについて、お悩みのこと、ご要望についてお伺いします。

精密検査費:0円~30,000円

カウンセリングで流れを把握したら次に精密検査を受けます。

抜歯が必要になるか、治療にかかる費用や期間は全体でどのくらいになるかなどの説明を聞きます。

顔の骨格の写真やレントゲンを撮るなどして口内の状態を詳しく調べます。

診断料:無料~約6万5千円

検査結果をもとに、今後の治療方法、期間の説明を受け、矯正費用の料金が確定します。

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矯正費用

矯正治療中の矯正費用

矯正治療費用:約10万~150万円

上述したようにどの矯正を選ぶかによって大きく異なります。また、治療する部位や歯並びの状態、治療期間などによっても費用に違いが出るでしょう。

調整料・処置料(1回):約3千円~1万円

矯正装置をつけてからワイヤー矯正の場合は1ヶ月に1回ほど、マウスピース矯正の場合は2〜3ヶ月に1回ほどの通院が必要です。ワイヤー矯正では毎回ワイヤーの調整を行うので、調整費用がかかります。通院にかかる費用は矯正装置の費用に比べると安く感じるかもしれませんが、長期になることが多い歯科矯正において通院費の金額もかさみますので、しっかり確認しておきましょう。

矯正費用

矯正治療後の矯正費用

保定装置代金:無料~約6万円

リテーナーとも呼ばれる保定装置は歯が元の形や位置に戻ろうとするのを防ぐ目的があります。耐用期間が1年程度のマウスピースタイプのものや、半永久的に対応可能なプレート型などがあります。

保定観察料(1回):無料~約5千円

矯正治療終了後も数ヶ月から1年に1度来院し、歯の状況を観察する必要があります。その場合の診察料です。

矯正費用

矯正費用のシステム

トータルフィー制

治療中から保定期間に必要な費用もすべて含めて事前に一括で支払う方法です。一度に高額な費用を支払わなければならないため経済的に負担はかかりますが、メリットもあります。それは治療が予想以上に長引いたとしても、追加費用が発生しないということです。そのため、支払い後は安心して治療に専念できます。

処置別支払い制

矯正装置代、診断料、処置料、調整料、保定費用など、費用が発生する度にその都度支払う方法です。定額制とは異なり、一度に支払う必要はありませんので、経済的な負担は軽くて済みます。ただ、治療期間中に当初予定していなかった処置が必要になる場合や、矯正期間が長期化するケースでは治療費が膨らむ可能性も十分あります。しっかり治療を行いたいのに費用が気になり、治療に十分専念できないということもあり得ます。

矯正費用
歯科矯正とは

歯科矯正

歯列矯正は、出っ歯やでこぼこ、すきっ歯、受け口、などの「不正咬合」とよばれる歯並びや噛み合わせを、患者さまにあった矯正装置を使って改善していく治療です。歯並びが整うと、笑顔の魅力や清潔感が格段にアップするため、歯列矯正というと、どうしても美容面のメリットばかり注目されますが、実はそれ以上に心身の健康面でさまざまなメリットがあります。

歯並びが整えば、しっかりと噛むことができるため、美味しいものを堪能できるだけでなく、胃腸への負担を軽減することができます。また、歯並びが整っていると、すみずみまで歯磨きをしやすくなるので、虫歯や歯周病を予防しやすくなります。そしてなにより、健康で美しい歯になることで、コンプレックスが解消され、自信を持って人前で話をしたり、思いきり笑ったりすることができるようになります。このような心身の健康は、人生において何ものにも代えがたい「財産」です。

あなたの人生をより豊かにするために、歯列矯正を始めてみませんか?

矯正費用

歯科矯正のメリットデメリット

歯科矯正のメリット

虫歯予防

歯並びが悪いと歯の間に食べかすが詰まりやすく、歯磨きやデンタルフロスによるケアが大変です。歯が重なり合った部分に歯ブラシが届きにくくなりますし、デコボコの部分には汚れが溜りやすくなります。いくら丁寧にケアしようとしても限界があり、歯周病や虫歯のリスクが高まってしまいます。歯列矯正で歯並びを整えれば、口腔内をメンテナンスしやすくなるため、虫歯や歯周病予防に繋げることも可能です。

コンプレックス解消

歯科矯正の最大のメリットは、見た目のコンプレックスが解消できる点にあると言えるかもしれません。歯並びの状態が悪いとなかなか思いっきり口を開けたり、笑ったりできず、人前で話すことに自信が持てない方も多いようです。また、歯並びが悪いことで滑舌が悪かったり、口臭が気になったりする場合もあります。歯科矯正でそのようなコンプレックスが解消されれば、自分にもっと自信を持てるようになるはずです。見た目の印象が良くなることで、たくさんのメリットを得られます。たとえば会議・商談・面接など第一印象が重要なビジネスシーンにおいて享受できるメリットは計りしれません。人前に出る接客業などに就かれている方なら、お客さんの好印象につながり、仕事がしやすくなるでしょう。もちろんプライベートでも歯列矯正によるイメージアップを図れます。「出っ歯」「受け口」「口ゴボ」を改善し、美しい横顔の指標となる「Eライン」を作りやすくなることも歯列矯正のメリットです。何よりも自信を持って笑顔を見せられるようになりますから、恋愛や婚活も上手くいきやすくなるでしょう。

かみ合わせが改善する

歯列矯正で歯並びを整えれば、これまで難があった噛み合わせを改善できます。汚れが付きやすく、また歯ブラシが届きにくく虫歯や歯周病になりやすくなる人や、口がきちんと閉じられず、口呼吸の癖が付いて口臭の原因になっている人、咀嚼の際に顎への負担がかかりやすく、顎関節症になりやすくなっている人、空気が漏れやすいせいで発音が悪くなっている人もいます。これらのお悩みを抱えている人は歯科矯正により改善・予防ができるかもしれません。

治療スケジュールが予測しやすい

子どもの場合は発達途上の顎の治療になるため、成長の度合いによっては治療が予定外に長期化するケースがあります。乳歯から永久歯への生え替わりのタイミングを考慮にいれて施術しなければならないためです。大人の場合はその心配は不要です。すでに骨格が完成しているため、医師の指示にしたがって治療を受けていれば、治療が長期化するケースはほとんど見られません。

体全体のバランスが整う

歯が体全体に占める割合はとても小さく思えますが、体の各部位は緊密に関係しあっています。かみ合わせに影響し、それが頭痛や肩こり、めまいなどにも繋がることが指摘されています。こうした症状に悩まれている方は歯科矯正によって痛みが軽減したり、なくなったりする可能性もあります。

食事が良く噛めるようになり消化を助ける

噛み合わせが良くなれば、食べ物をしっかり噛んでから飲み込めるため、胃腸に過度な負担がかかりません。
咀嚼がしにくい状態のまま過ごしていると、飲み込みやすい食べ物ばかり選んでいるうちに栄養が偏るリスクもあります。体全体の健康を維持するうえでも、歯列矯正はとても役立つのです。

歯科矯正のデメリット

治療中に痛みがある

歯列矯正中は力をかけて歯を移動させます。そのため痛みや違和感を覚える可能性があることにも注意が必要です。とくにワイヤー矯正の場合、矯正装置が粘膜にぶつかって傷を付け、口内炎を引き起こすリスクもあります。あまりにも痛みが強いと、仕事や家事に集中できなくなるかもしれません。歯科矯正の種類については後述しますが、いずれの方法でも矯正器具を用いて歯列を少しずつ動かすため、痛みを感じる場合があります。また、食事中や会話するときなどに矯正器具が気になる、違和感があるという方もいらっしゃいます。痛みの少ない矯正治療を希望する方には、マウスピース矯正の治療がおすすめです。マウスピース矯正はワイヤー矯正と比べて弱い力で少しずつ歯を移動させるため、痛みは軽減できると言われています。ワイヤーのように粘膜を刺激する可能性も低いため、口内炎のリスクを回避しやすいこともメリットです。

虫歯や歯周病を予防するケアが必要

矯正期間中は歯磨きがしにくくなり、虫歯や歯周病にかかりやすくなります。ワイヤー矯正の場合は器具に食べかすが詰まることもあるため、歯磨きをするなどして、清潔な状態を保ち続けなければなりません。ワイヤー矯正の場合は矯正装置と歯の間にごみがたまりやすいため、念入りに歯磨きを行いましょう。マウスピース矯正の場合は、汚れが付いたままマウスピースを使い続けると、やはり虫歯や歯周病になってしまいますので、歯磨きをしてキレイな状態でマウスピースを使うようにしましょう。マウスピースに雑菌が繁殖することがあるため、取り外した際にぬるま湯で歯ブラシを使ってやさしく洗ったり、専用の洗浄液を使ったりなどのメンテナンスが必要です。ワイヤーを装着して矯正を行う場合は取り外しができませんが、マウスピースは食事と歯磨きのときは取り外し、水洗いなどのメンテナンスが必要になります。人によってはこうした器具やあ歯磨きのメンテナンスが負担という方もいらっしゃるでしょう。もしも矯正期間中に虫歯や歯周病にかかってしまったら、矯正治療をいったんストップして虫歯・歯周病治療を優先しなければなりません。治療内容によっては、歯の形が変わるため、マウスピースがはまらなくなったり、ワイヤーの調整が必要になるケースもあります。そうなると、マウスピースの作り替えや、ワイヤーの調整に時間を要し、矯正完了までにかかる期間が延びてしまいますし、最悪の場合は矯正そのものを最初からやり直さなければならないため要注意です。矯正期間中は定期的に通院して、検診を受けて異常がないか確かめましょう。

矯正期間中の見た目が気になる

ワイヤー矯正の場合は歯の表面にワイヤーを装着するため、歯科矯正を行っていることは他の人からは一目瞭然です。とくに表側矯正で治療を行う場合、ブラケットと呼ばれる金属製の矯正装置を歯の表面に取り付けなければなりません。口を開く度に矯正装置が露出するため、見栄えが良いとはいえず、矯正期間中は人前で話しにくい・笑いにくい状態になりがちです。ただ、その見た目が気になる方は着脱可能なマウスピース矯正やワイヤーを裏側に装着して見えないようにする裏側矯正も検討できるかもしれません。解決策として、審美性の高い矯正器具を選ぶことをおすすめします。たとえばマウスピース矯正なら、透明なマウスピースを歯にはめ込むだけで歯列矯正を行えるため、見栄えが悪くなることがありません。その他にも「裏側矯正」や「ハーフリンガル矯正」など目立ちにくい治療法はいくつかあるので、医師に相談したうえで自分に合った矯正方法を見つけましょう。

話しにくさを感じる可能性がある

矯正期間中は、口腔内の矯正装置が邪魔をするせいで、話しにくさを感じる可能性があります。とりわけ、「サ行」「タ行」「ラ行」の発音が難しくなるため、人前で話す機会が多い人は苦労するかもしれません。とくに矯正装置が舌に密着しがちな裏側矯正を選ぶと、滑舌が大幅に悪化しがちです。発音に影響しにくい矯正方法としては、マウスピース矯正をおすすめします。マウスピースはとても薄く作られていますから、でこぼこな装置を取り付けるワイヤー矯正と比べて違和感が少なく、話しやすいのです。また、どうしても発音が気になるときは、一時的にマウスピースを取り外して矯正前の状態で話すこともできます。

矯正には時間がかかる

矯正はひと月で終わるほど気軽な治療ではありません。とくに大人は子どもと比べて代謝が落ちており、矯正が完了するまでの時間がかかりがちです。矯正終了後に歯を固定する保定期間も含めると、3年~4年は矯正と向き合い続けなければならないでしょう。治療開始前の抜歯が必要な場合、さらにトータルの治療期間は延びてしまいます。ただし、治療期間は症状や口腔環境によって大きく異なります。一概に時間がかかるとはいい切れないので、まずは矯正歯科を受診して検査を受け、治療完了までにかかる目安の期間を確認しましょう。

ブラックトライアングルができやすい

ブラックトライアングルとは、歯茎が下がったことにより、歯と歯茎の隙間が三角形に見える状態をいいます。ブラックトライアングルは遺伝や加齢によるケースもありますが、歯列矯正によって引きこされることもあります。ブラックトライアングルの改善方法はありますが、ブラックトライアングル自体は健康上お大きな問題はありません。ただ、審美性の観点から気になる方もいらっしゃるかと思いますので、歯列矯正の治療前にリスクを把握しておきましょう。

矯正費用

実際にインビザライン専門歯科「渋谷東京矯正歯科」で
矯正した人の矯正費用例

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矯正費用

矯正費用(ガタつき/八重歯)

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矯正費用

矯正費用(上下の前歯のガタつき)

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矯正費用

矯正費用(上の前歯のガタつき)

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矯正費用

矯正費用(上の前歯のガタつき)

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矯正費用

矯正費用(八重歯/前歯のガタつき)

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矯正費用

矯正費用(下の前歯のガタつき)

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矯正費用

矯正費用(上の前歯のガタつき)

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矯正費用

矯正費用(前歯のすきま)

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矯正費用

矯正費用(下の前歯のガタつき)

あなたの矯正費用はどのぐらい?

矯正費用

マウスピース矯正の種類について

マウスピース矯正(ワイヤーレス矯正)には、インビザラインやアソアライナー(クリアアライナー)、エシックスなどがあります。これらの矯正装置は、歯を動かす基本的な理論は同じですが、製作法や装着感、適応症などが少し異なっています。

インビザライン

マウスピース矯正ブームの先駆けとして、現在世界ナンバーワンのシェアを誇るのが、インビザラインです。
1999年にアメリカで誕生してから実績を積み上げてきたインビザラインは、マウスピース矯正のなかでもっとも適応症例が多いブランドといえます。インビザラインでは、治療開始時に歯型をとり「クリンチェック」とよばれる独自のソフトウェアが作り出す3Dのコンピュータ画像を用いて、矯正のシミュレーションを行います。そして歯科医師はシミュレーションと患者さんの要望をもとに、アメリカにマウスピースを発注します。患者さんは、届いたマウスピースを7~10日に1度交換することで歯を動かしていきます。
マウスピースは海外で製作されるため、薬機法の対象外になります。

メリット・世界でもっとも利用されているマウスピース矯正である。
・適応症例が最も多い。
・独自のソフトウェアを利用して矯正シミュレーションができる。
・通院頻度が少なくて済む。
デメリット・発注してから届くまでに2週間ほどかかる。
・薬機法対象外。

インビザラインは、治療前に、治療終了時までに必要なすべてのマウスピースを製作するので、歯型取りは最初の1回で済みますが、治療の途中で歯の形を変えるような虫歯治療を行った場合や、規定時間の装着を行わなかった場合にはマウスピースが合わなくなるため、新しく作り直す必要があります。

インビザラインのマウスピースはアメリカで製作されるため、治療を始めるまで約1ヶ月かかりますが、3Dシミュレーションソフト(クリンチェック)のアニメーション動画を通じて、事前に計画された歯の移動や治療後の状態を確認することができます。これまでに全世界で600万人(2018年現在)を超える患者様がインビザラインによる治療を受けており、多数の臨床報告や研究がなされています。インビザラインには、標準的で幅広い治療が可能なインビザライン・フル、部分矯正や後戻り治療などの軽度なケースのためのインビザライン・ライト、インビザラインi7、2011年から新しく導入された11~17才を対象としたインビザライン・ティーンがあります。

エシックス

エシックスは、1990年代前半に、ジャック・シェリダン先生(前ルイジアナ州立大学歯科矯正学講座教授)が開発した矯正装置です。治療前の歯型から作ったマウスピースに手作業で細工を加えて製作します。1つのマウスピースを少しずつ調整していくので、マウスピースを毎回交換する必要はありません。

エシックスは、歯並びの状態によってはゴムなどを併用する必要があるため、審美性や取り外しのしやすさの面でクリアアライナーなどに劣る場合があります。矯正治療後の後戻りや1~2歯の歯列不正の改善に適しています。

クリアコレクト

クリアアライナーは、2006年にアメリカで開発されたマウスピース矯正で、現在は大手インプラント企業ストローマンの傘下にあります。日本ではあまり知られていませんが、アメリカではインビザラインに次ぐNo.2のシェアを誇っており、歯茎をやや覆うほどの大きめのマウスピースが特徴です。インビザラインと同様に、海外でマウスピースを製作するため薬機法の対象外になります。

メリット・全体矯正が可能。
・症状によっては、インビザラインより費用を抑えることができる。
・独自のソフトウェアを利用して矯正シミュレーションができる。
・通院頻度が少なくて済む。
・大きめのマウスピースのおかげで治療期間が短縮されアタッチメントが少なくて済む。
デメリット・マウスピースが硬い。
・光学スキャナーで型を採るため、従来の型採りができない。
・扱っている医院が多くない。
・インビザラインと比較すると適応症例は少ない。
・薬機法対象外。

クリアアライナー

クリアアライナーは、金 泰元先生(韓国の矯正専門医)が考案した矯正装置で、エシックス、インビザラインの後に登場したマウスピース型矯正装置です。理想的な歯並びに近付くように、模型上の歯をコンピュータで測定しながら並び替え、歯が少し移動(0.5mm~1mm)した状態のマウスピースを製作します。

クリアアライナーは、インビザラインのように初診時にすべてのマウスピースを製作するのではなく、毎回その時点の歯型を採り、その歯型から現状に合ったマウスピースを製作します。そのため、歯の動きが遅かったり、歯の形が変わってもフレキシブルに対応することができます。

クリアアライナーは、硬さの違うソフトタイプとハードタイプのマウスピースを1~3週間毎に交換していくため、矯正中の痛みがほとんどありません。日本で製作するため、早期に治療を開始することができます。

アソアライナー

アソアライナー

アソアライナーは日本国内で製作されるマウスピース矯正の代表格です。日本で製作されるため、歯科技工法における矯正装置に該当し、薬機法の対象になります。アソアライナーは、厚みの異なる3種類のマウスピース(ソフト:0.5mm、ミディアム:0.6mm、ハード:0.8mm)を用いて、歯を動かしていきます。アソアライナーは、インビザラインと比較して、費用を抑えて矯正を始めることができますが、前歯を中心とした部分矯正や、軽度の症状にしか適用できないので注意が必要です。

メリット・費用を抑えて矯正を始められる。
・かつては月に1回歯型を採っていたが、現在は3ヶ月から5ヶ月に一回で済む。
・薬機法の対象。
・日本国内で製作するので、10日で製作が完了する。
デメリット・部分矯正のみ。
・簡単な症例しか扱えない。

アソアライナーは、クリアアライナーの供給停止に伴い、日本でクリアアライナーの製作を行っていたアソインターナショナル社が2010年に開発したマウスピース型矯正装置です。

アソアライナーは、基本的な部分はクリアアライナーとほぼ同じですが、マウスピースの厚みや診断用プログラムなどが改良されたことでより正確な矯正装置となっています。ソフト・ミディアム・ハードの3種類のマウスピースを10日毎に交換していきます。

違いを知ろう!マウスピース矯正のブランド4種類紹介

マウスピース矯正はいくつか種類がありますが、今回はマウスピース矯正の主要な4ブランドを紹介していきます。

以下では、マウスピース矯正の種類ごとの違いがわかるようにまとめた表を記載し、それぞれの特徴を説明しています。

費用適応症例通院頻度治療期間薬機法
インビザライン部分矯正
30~50万
全体矯正
70~110万
部分矯正も全体矯正も可能1~3ヶ月に1回程度部分矯正
3ヶ月~1年
全体矯正
1~2年半
対象外
クリアコレクト部分矯正
15~35万
全体矯正
40~90万
部分矯正も全体矯正も可能1~2ヶ月に1回程度部分矯正
3ヶ月~1年
全体矯正
1~3年
対象外
アソアライナー20~50万前歯中心の軽度な部分矯正1ヶ月に1回程度数ヶ月から1年半対象
アクアシステム10~30万前歯中心の軽度な部分矯正2~5週間に1回程度数ヶ月から1年半対象
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医療費控除とは

医療費控除とは、確定申告の際に所得税や住民税の控除が受けられる制度です。会社員の場合は所得税の還付が受けられ、個人事業主の場合は確定申告に反映して節税することができます。矯正治療をする際には申請することをおすすめしています。

一年間に自分または家族が10万円(総所得が200万未満の場合はその5%)以上医療費等を支払った場合は最大200万円分の税金が控除され減税または還付金が返還されます。1年間(1月1日~12月31日)の医療費が10万円を超えた金額の一部が税金軽減に。

ご自身・ご家族が1年間の医療費合計100万円を支払った場合の例

総所得所得税率・住民税率還元・減税される金額実際の負担額
300万円の方10%・10%18万円82万円
500万円の方20%・10%27万円73万円
800万円の方30%・10%29万7千円70万3千円
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こどもの矯正(小児矯正)

乳歯の歯並びが悪いと、永久歯の歯並びに悪影響を与えたり、成長発育にともなって顎骨の変形や不調和を引き起こしてしまったりする可能性があります。当医院ではお子さまが恐怖やストレスを感じることなく安心して通院できるような体制を整えております。

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中学生以降の矯正(成人矯正)

矯正治療は、健康な歯や歯肉があればいくつになっても始めることができます。当医院の成人矯正では、患者さまのご要望をじっくりと丁寧にお聞きしたうえで、一人ひとりに合った治療方法と矯正装置による矯正治療をご提供いたします。目立たない装置による治療も可能です。一般的な永久歯列期の治療期間は、動かすのにおおよそ1年半~3年、保定に2年となります。

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40歳からの矯正

年齢を重ねると乱れた歯並びは悪化するだけでなく、歯周病や虫歯を引き起こしやすくなります。しかし矯正治療を行なうことで、そのような年齢による歯のトラブルを根本的に解決し、若々しく健康な口元を手に入れることができます。歯列矯正は子どものうちに行うもの、というイメージがあるかもしれません。しかし、矯正治療ができるかどうかは、年齢ではなく、歯を支えている歯茎や歯槽骨などの周囲組織が健康であれば、大人になってからでも問題なく治療を行えます。80歳を過ぎてから歯列矯正を実施した例もあるため、年齢を気にすることなく歯列矯正を行って、たくさんのメリットを享受しましょう。お気軽にご相談ください。

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歯並びが悪くなる原因

歯並びが悪くなる原因には、以下のようなことがあげられます。

先天的な原因

顎骨の大きさや骨の位置、歯の大きさや本数などの先天的な原因により、歯並びが悪くなってしまうことがあります。

噛むことが少ない食生活

普段から軟らかいものばかりを食べて、十分に噛むことがない食生活は顎の発達と歯並びに悪影響を与えます。

姿勢や舌の使い方の癖

頬杖や指しゃぶり、舌で歯を押すなどの癖があったりすると、歯並びを悪くする原因になります。

歯並びへの関心の低さ

歯並びに関心が高いご家庭では、お子さまが小さいころから定期的に健診を受けるなど歯並びや歯の健康に関心を向けているため、歯並びが悪くなりそうな兆候が見つかれば、適切なタイミングで対処することができます。

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歯並びが悪いことで起きる健康障害

不正咬合は放置すると下記のように心身にさまざまな悪影響をおよぼす可能性があります。歯並びが気になる方は、ぜひお早めにご相談ください。

歯並びが悪いとどうなる?

  1. 歯と歯が重なり合っている部分などに歯ブラシが十分に届かないなど、すみずみまで歯を磨くことが難しいため、虫歯や歯周病になりやすい
  2. 噛み合わせが悪いため、十分に噛むことができず、胃腸に負担がかかる
  3. 成長期の正常な顎の発育を阻害し、顎の変形を起こしたり、顔の形に悪影響を与えたりする
  4. 発音に支障をきたす
  5. 噛み合わせが悪いと顎関節に負担がかかる
  6. 歯並びが悪いと人前で自然に笑ったり話したりすることに自信がなくなり、コンプレックスやストレスを抱える原因になる

矯正期間はどのくらいかかる?

歯を動かす必要のある矯正治療は、基本的に長い期間を必要とします。必要とする期間は患者さまのお口の状況や選択する治療方法によっても大きく異なりますが、一般的には、ごく軽い症状の部分矯正であっても6ヵ月から1年、全体的な矯正であれば、2年から3年ほどの期間が必要となります。

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妊娠中の矯正

矯正治療は一般的に矯正開始から完了までに2~3年の期間が必要になるため、治療中に妊娠がわかる方も少なくありません。「妊娠すると矯正治療が続けられないのでは?」とお考えになる方もいらっしゃるかと思いますが、妊娠で矯正治療ができなくなるということはありませんので、どうぞご安心ください。

妊娠中に矯正治療を受ける方がもっとも気にされるのが、歯磨きです。妊娠中はつわりの影響で歯磨きが辛くなる場合があるため、矯正装置の清掃が十分にできない可能性がありますが、歯科医院でのケアをこまめに受けることで、この問題はクリアできます。

また、妊娠中は心身共にデリケートな状態のため、矯正装置に違和感を覚える場合もあります。しかし、これも辛い時期には器具の調整を行なわないなどして対処することができます。そのほか妊娠中の治療で不安に感じることがあれば、お気軽にご相談ください。

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顎関節症と矯正の関係

近年、若い女性にとくに増えているのが、「顎関節症」です。顎関節症になると、顎関節がスムーズに動かなくなり、「関節が痛い」「口を大きく開けられない」「口を開くと音がする」などの症状が出ます。

よく「矯正をすれば顎関節症も治りますか?」というご質問をいただきますが、矯正治療で顎関節症が治る場合もあれば、治らない場合もあります。

なぜなら、多くの顎関節症は、生活習慣やストレス、噛み合せなどのさまざまな要因が重なって引き起こされているため、矯正治療で顎関節症を改善できるかどうかは、患者さまの生活習慣やおかれている状況、身体やお口の状態によって変わってくるからです。

とはいえ、不適切な噛み合わせが心身のストレスや「偏咀嚼(片側だけで噛む習慣)」の原因になっている例も多くありますので、矯正治療で噛み合わせを正しい状態にすることで、顎関節症の発症が防ぐことができたり、症状を軽くしたりできる場合もあります。

どうぞお気軽にご相談ください。

矯正費用

矯正治療におけるリスク

矯正治療の良い面だけに目がいきがちですが、残念ながら矯正歯科治療によって生じるリスクがあります。当院に限って起ることではなく、矯正治療を行なう方皆さんに当てはまることです。出来る限り歯の健康に支障をきたさないレベルに留めるよう注意を払って治療を進めていきます。

う蝕、歯肉炎、歯周病

歯の磨き残しから生まれるリスクです。

治療期間の延長

  1. 成長予測の困難性

    顎骨の成長予測は難しく予想外の成長発育が起こった場合、治療期間が長くなることがあります。
  2. 不適切なメカニクス

    矯正装置の力系が適切でない時に起こります。
  3. とはいえ、不適切な噛み合わせが心身のストレスや「偏咀嚼(片側だけで噛む習慣)」の原因になっている例も多くありますので、矯正治療で噛み合わせを正しい状態にすることで、顎関節症の発症が防ぐことができたり、症状を軽くしたりできる場合もあります。

患者の協力不足

定期的な来院、口腔ケア、矯正装置の使用等において患者さまの協力が得られない場合、治療の中断や延長を余儀なくされる場合があります。

歯根吸収の発現

歯の根が短くなることがあります。原因は簡単には特定できませんのでリスクを100パーセント避けることは不可能ですが、歯を動かす際に、強い力で歯に負担をかけすぎないよう、医師が調整することが必要です。

歯肉退縮

矯正歯科治療に伴い、歯肉の退縮や付着歯肉の喪失を生じることがあります。

骨制癒着

治療中にレントゲンで分からない骨と歯の癒着する病気(アンキローシス)が判明したときは、歯が動かないので治療方針の変更の可能性があります。

顎関節症

まれに治療中に顎関節症が生じることがあります。ほとんどの場合、症状は落ち着いていきます。

後戻り

保定装置の使用を怠ったり、親知らずの萌出があったり、舌の癖が強い方、口腔に関係する筋肉のバランスが悪い方は、後戻りを生じることがあります。

矯正治療の限界

矯正治療の結果には、その症状により限界があります。この点は主治医に確認しましょう。

矯正費用

マウスピース矯正のよくある質問

Q
マウスピース矯正とはどのようなものですか?

マウスピース矯正は、透明なマウスピース型の装置を使った矯正法です。ブラケットやワイヤーを使わないため、目立ちにくい、食事の時に装置を取り外せるなど、大きなメリットがあります。 主なマウスピース矯正としては、インビザライン、アソアライナーなどがあります。

Q
マウスピース矯正のメリット・デメリットは何ですか?

マウスピース矯正のメリットとしては、装置が目立たない、取り外しができる、違和感が少ない、治療費用が比較的に安い、痛みが少ない、同時にホワイトニングができる、などがあげられます。 デメリットとしては、適応症が限られている、マウスピースの装着時間を守らないと矯正期間が長引く、などがあげられます。

Q
マウスピース矯正をしている間は話しにくくなりますか?

通常は問題なく会話することができます。舌側矯正のようにかなり話しづらくなることはありませんが、矯正を始めた直後は、マウスピースの装着に少し慣れていただく必要があります。 マウスピース矯正は、矯正装置(マウスピース)を取り外すことができますので、重要な会議や面接などの前に患者さまご自身の判断でマウスピースを取り外しておくことができます。

Q
マウスピース矯正は本当に目立ちませんか?

矯正治療をしていることを周囲の人に気づかれることはほとんどありません。逆に誰にも気づかれないため、自らマウスピースを取り外してご友人に教えている方もいらっしゃいます。写真撮影の時など気になる場合には、マウスピースを取り外すことができるのも大きなメリットです。

Q
マウスピースを装着して飲食はできますか?

お水はマウスピースを装着したまま飲んで構いません。お茶なども装着したまま飲むことはできますが、マウスピースが汚れやすくなるためマウスピースを外していただいた方が無難です。 食事の時は基本的にマウスピースを外してください。外出先などで食事前にマウスピースを外すことができない場合はマウスピースを装着したまま食事をしても構いませんが、マウスピースが汚れやすくなり、割れる場合もありますので注意が必要です。 マウスピースを装着して食事をすると、歯とマウスピースの間に食べ物が入り込みやすいので、食後なるべく早く歯磨きとマウスピースの洗浄をして下さい。

Q
マウスピース矯正は虫歯になりやすくないですか?

ワイヤー矯正と違って、歯磨きの時は矯正装置(マウスピース)を取り外すことができますので、矯正前と変わらない状態でお口の清掃ができます。虫歯になりやすくなることはありません。食後は歯磨きとマウスピースの洗浄を行って下さい。

Q
まだ10代ですが、マウスピースで矯正できますか?

マウスピース矯正インビザラインには、10代、とくに11才~17才の中学生・高校生に対応した機能が組み込まれています。インビザラインは、歯の生え変わりや顎の発達など大きな変化がある10代(中高生)の課題に対応した新しいマウスピース矯正システムです。 マウスピース型の矯正装置で治療が可能かどうかは、歯並びの状態や、マウスピースを決められた時間装着できるか等によりますので、まずはご相談下さい。

矯正費用
歯科矯正を選ぶポイント

歯科矯正を検討する際に、矯正費用は一番気になるポイントですよね。ただ一方で、重要になるのは患者さまの症状に最も適した診断および治療計画に基づいて矯正治療が進められることです。その点で臨床経験がある認定医の診療を受けることが極めて大切になってきます。安いからといって自分の歯の状態に合わない治療を選んでしまうと、あとあと様々なトラブルにつながります。一生に一度の矯正治療を後悔しないために、まずは複数の矯正歯科、認定医に相談して、自分の状態にあった矯正方法を選ぶことから始めましょう。

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マウスピース矯正

インビザライン専門矯正歯科

マウスピース矯正専門クリニックの渋谷東京矯正歯科では、月々3,300円という利用しやすい価格で本格マウスピース矯正を始めることができます。

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矯正の費用や、治療方法、治療期間、仕上がりのシミュレーション、マウスピースの枚数まで、費用がかからずに診断できます。カウンセリングや検査も無料。矯正をやらない場合も費用は発生しません。まずはお気軽にご確認ください。

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