正中離開の原因と治療法。正中離開はマウスピース矯正で改善できる
歯並びが悪い状態(不正咬合)のひとつに「空隙歯列」があります。これは、いわゆる「すきっ歯」のことで、特に前歯(1番と1番の間)のすき間は「正中離開」と呼ばれます。
「正中」とは顔の真ん中を意味し、歯科では前歯の中央、1番と1番の間を指します。ここにすき間があると、見た目に影響し、気になる原因になることもあります。当院では、この正中離開にお悩みの方へ、すき間を改善する治療をご提供しています。
上口唇と歯茎を結んでいる紐のような結合織を小帯と呼びます。この小帯が中切歯の間に入り込んしまい中切歯が開いた状態になっています。上唇の裏側にある筋(小帯)が前歯の間まで入り込んでいると、歯が中央に寄れず、すき間ができやすくなります。
上唇小帯とは前歯の上側歯茎の中央にあるスジのことです。
上の前歯と前歯の間に上唇小帯が入り込むことが原因で、すきっ歯(正中離開)になる場合があります。
乳幼児期には上唇小帯が太く、顎が成長していくにつれて上唇小帯が上のほうに移動します。上唇小帯が移動することで前歯のすきっ歯も自然と治っていくことが多いので、乳幼児期にはあまり心配する必要はありません。
成長してからも上唇小帯が前歯の間に挟まっている場合は、上唇小帯がすきっ歯の原因かもしれません。この場合には上唇小帯切除術の治療を行います。
上唇小帯切除(必要な場合)
小帯が原因の場合、矯正や補綴治療を併用して行うことがあります。
メリット
- 根本的な原因を除去することで、治療後の後戻り(再びすき間が開くこと)を強力に防げます。
- 小帯が邪魔をして磨きにくかった部位のブラッシングがしやすくなり、清潔を保てます。
デメリット
- 外科的な小手術が必要となります(通常は数分〜十数分程度です)。
- 術後にわずかな腫れや痛み、違和感が生じることがあります。
- 歯が小さい
- 歯の本数が足りない
- 逆に過剰歯(余分な歯)が埋まっている
といった場合も正中離開の原因になります。
歯の大きさ:側切歯が矮小歯(わいしょうし)
中切歯の横の歯を側切歯と呼びます。この側切歯が小さい(矮小歯)だと場所が余ってしまい正中離開になります。
矮小歯の治療法
矯正治療で隙間を閉鎖します。噛み合わせ、あるいは審美的な事によって側切歯をラミネートベニヤやレジン(樹脂)などで修復し正常なバランスの取れた大きさにする場合があります。これについては術前に患者様のご希望をお聞きして計画しておく必要があります。
歯の本数が少ない、側切歯の先天欠如
上顎側切歯がもともとない患者様がいます。これを先天欠如と言います。側切歯は先天欠如がよくある部位です。側切歯がないので中切歯がバし正常なバランスの取れた大きさにする場合があります。これについては術前に患者様のご希望をお聞きして計画しておく必要があります。
歯の本数が多い:正中過剰歯
中切歯の間の正中部は過剰歯が頻発する部位です。過剰歯は正常切歯がバし正常なバランスの取れた大きさにする場合があります。これについては術前に患者様のご希望をお聞きして計画しておく必要があります。
正中埋伏過剰歯の治療法
正中埋伏過剰歯はよく見られます。このレントゲン写真の黄色の枠の中に過剰歯があります。そして埋まっています。斜め上方を向いています。これを逆生歯と言います。鼻に向かった形で埋まっています。歯の移動に支障があれば口腔外科に依頼して抜歯して頂きます。位置によっては隣の歯の歯根を傷つけてしまう怖れがあります。CT撮影をすれば三次元的な位置関係がはっきりします。歯の移動に障害がなければ抜歯する必要はありません。
などの癖が長期間続くと、歯が押し広げられてしまいます。
母子吸引癖(ぼしきゅういんへき、指しゃぶり)などの口腔習癖
拇指吸引癖は指にタコができるほど強く吸引します。そのために上顎中切歯は前方に傾斜し、拇指が入りやすいような歯並びになります。そのために中切歯が離開してしまいます。ただし、3歳児までは正常な行動という意見もあります。長期間、あるいは学童になってもおこなっているようなら早期にやめさせる必要があります。開咬や上顎前突になりやすいです。
上下の顎のバランスや歯列全体の不正咬合が影響していることもあります。
歯の大きさと顎の大きさに問題がある場合
顎が大きく歯が小さい。このために上顎は正中離開、下顎は空隙歯列弓(すきっ歯)になっています。このまま矯正治療せずにかぶせ物で治そうとすると大きな歯になってしまいます。また歯を削る量も増加します。
「見た目だけの問題だから…」と放置される方もいますが、以下のようなリスクがあります。
- 発音(サ行・タ行など)が不明瞭になる
- 食べ物が挟まりやすい
- 前歯に負担が集中し、歯周病や破折のリスクが上がる
見た目+機能面の両方でデメリットが出る可能性があります。
虫歯や歯周病、口臭リスクの増加
正中離開による前歯のすき間は、歯磨きがしにくくなることから、虫歯や歯周病のリスクを高めます。
すき間があることで食べ物の繊維などがはさまりやすくなり、歯垢や歯石の形成を助長しやすくなります。
発音・滑舌への影響
前歯は、言葉を正しく発音するために重要な役割を持っています。
特に、日本語の「サ行」「タ行」「ナ行」「ラ行」の音では、舌先が上の前歯の裏や歯ぐきに触れることで正しい音が出ます。
そのため前歯にすき間があると、これらの音が不明瞭になるリスクがあります。
歯並び・噛み合わせへの影響
正中離開によって、周囲の歯に影響が出ることもあります。
例えば側切歯や犬歯は、正中離開による負担で摩耗や破損が起こりやすくなります。
正中離開
大人になって正中離開が目立つようになった理由
歯周病
大人になってから正中離開が目立つようになる原因の一つに歯周病があります。
歯周病が進行すると、歯を支える歯槽骨や歯根膜が破壊され、前歯が移動してすき間が生じます。
歯周病による正中離開は、比較的短期間で症状が進行することが特徴です。
急性の歯周病では、数か月から1年程度で明らかなすき間が現れることもあります。
また、歯周病による正中離開では、すき間の広がりと同時に歯の動揺も起こることがほとんどです。
進行には、オーラルケア不足、喫煙、糖尿病、慢性的なストレス、遺伝的要因などが関係しています。
加齢による歯肉退縮
加齢も、正中離開が目立つ要因の一つです。
年齢とともに歯肉が下がり、これまで歯ぐきに覆われていた歯根が露出すると、歯冠部分のすき間自体は変わらなくても、すき間が大きく見えるようになります。
歯肉退縮は、歯肉の厚さや歯槽骨の形態、ブラッシング習慣、遺伝などが影響します。
特に歯肉が薄い方や、強いブラッシングを続けてきた方は、退縮が起こりやすくなります。
歯ぎしり・食いしばり
歯ぎしりや食いしばりにより前歯に過度な力がかかると、歯が移動してすき間が生じることがあります。
前歯の摩耗や奥歯の破損、全体的な歯の移動が同時に起こりやすいことが特徴であり、朝のあごの痛みや疲労感、口を開ける際の違和感や異音など、顎関節症の症状を伴うこともあります。
習慣の積み重ね
日常生活の小さな習慣や癖の積み重ねが、正中離開の原因になることもあります。
代表的なのが、舌で前歯を押す癖です。
舌による力が持続的に前歯にかかると、歯が前方に移動してすき間が生じます。
また、前歯に舌を押し付けて嚥下する癖がある方もいます。
成人は1日に約500~1000回の嚥下を行うため、この嚥下パターンが続くと、前歯に加わる力によって前歯のすき間が広がることがあります。
正中離開の治療は審美目的のためむし歯等がない場合は自由診療となります。
ダイレクトボンディング法
- 費用:1歯33,000円
- 期間:2〜3回
- 通院回数:1〜2週間に1回
- 特徴:コンポジットレジンという樹脂で隙間を埋めます
- スピード
- 費用
- 長期予後
ラミネートベニア
- 費用:1歯120,000円(当院では対応しておりません)
- 期間:1〜2ヶ月
- 通院回数:3〜4回
- 特徴:歯を薄く削り付け爪のようにセラミックを貼り付けます
- スピード
- 費用
- 長期予後
マウスピース矯正
- 費用:400,000円〜
- 期間:約3〜7ヶ月(部分矯正適用の場合)
- 通院回数:途中の通院なし(当院の場合)
- 特徴:目立ちにくい透明の矯正装置で歯列を整えます
- スピード
- 費用
- 長期予後
ダイレクトボンディング
歯科用樹脂を歯に直接盛り足して、すき間を埋める方法です。
メリット
- 短期間(1日)で治療を終えることが可能です
- 歯を削る量が少なく侵襲の少ない治療方法です
デメリット
- すき間が大きい場合は不向きとなります
- 経年的な変色・摩耗の可能性・脱離のリスクが伴います
- 歯の形そのものを変えることはできないため審美性の改善は限定的です
ラミネートベニア
歯の表面を薄く削り、セラミックを貼り付ける方法です。(当院では対応しておりません)
メリット
- 見た目が非常にきれいで審美性の改善が図れます
- 色や形も同時に改善できます
デメリット
矯正治療
歯並び全体を整えながら、前歯のすき間を閉じる方法です。
メリット
- 根本的な改善を見込むことができます
- 後戻りが少なく将来にわたり安定した歯列を保つことができます
- 症状によっては部分矯正が適用になるケースがあります
デメリット
渋谷東京矯正歯科の症例
正中離開をマウスピースで治した症例
マウスピースの全体矯正【抜歯なし】
8ヶ月で正中離開を改善した症例
Before
渋谷東京矯正歯科
渋谷東京矯正歯科
After
渋谷東京矯正歯科
渋谷東京矯正歯科
正中離開
- 20代男性
- 主訴:正中離開
- 矯正方法:マウスピースの非抜歯矯正
- 治療期間:8ヶ月
- 治療費:715,000円
- その他ご要望:他院でワイヤー矯正を勧められたがマウスピースで治せないかとのご希望。
Q
- 詳しくはこちら
-
| ご相談内容 | 出っ歯と前歯のすきまが気になると20代男性からのご相談 |
| 現状と治療方針 | 上の前歯の突出感とすきまが見られます。他院でワイヤー矯正を提案されたものの、マウスピースご希望だったためマウスピースで矯正しました。 |
| 治療結果 | すきまが閉じて、上の前歯が下がりました。 |
| 振り返り | 今回の患者様はマウスピース矯正を希望されていましたが、他院でワイヤー矯正を勧められていた経緯がありました。結果的に目立たないマウスピースで治すことができ、学生生活も周りを気にせずに矯正することができたと大変喜ばれていました。 |
| リスク・副作用 | マウスピースの装着時間を守っていただけないと矯正治療に時間がかかり、場合によっては治療がうまく進まない可能性があります。 |
マウスピースの部分矯正【抜歯なし】
3ヶ月の部分矯正で
正中離開、すきまを改善した症例
Before
渋谷東京矯正歯科
渋谷東京矯正歯科
After
渋谷東京矯正歯科
渋谷東京矯正歯科
すきっ歯 / 正中離開
- 30代女性
- 主訴:正中離開と全体的なすきま
- 矯正方法:マウスピースの部分矯正
- 治療期間:3ヶ月
- 治療費:385,000円
- その他ご要望:費用を抑えて短い期間で矯正したいとのご希望。
Q
- 詳しくはこちら
-
| ご相談内容 | 全体的なすきまとガタつきが気になると20代女性からのご相談 |
| 現状と治療方針 | 全体的にすきまとガタつきが見られます。安く早く矯正したいとのご希望から、マウスピースの部分矯正で進めました。 |
| 治療結果 | 全てのすきまが閉じ、ガタつきも改善されました。 |
| 振り返り | 今回の患者様は費用を安く期間を早く矯正したいとのご希望だったため、部分矯正をマウスピースで行いました。結果的に3ヶ月で終了することができ大変喜ばれていました。 |
| リスク・副作用 | マウスピースの装着時間を守っていただけないと矯正治療に時間がかかり、場合によっては治療がうまく進まない可能性があります。 |
相談、検査、シミュレーションも無料
矯正スタートまで費用¥0
カウンセリング、検査費、シミュレーション作成など、矯正を検討中における諸費用は一切かかりません。最終的に矯正をされない場合もご請求はありません。
通院費、調整料など、最初にご提示する矯正プラン料金以外にかかる費用はありません。矯正後のリテーナーも無料でご用意しています。
頭金のいらない分割払いもご利用いただけるため、最初にまとまった費用を用意しなくても矯正を始めることが可能です。
安心のトータルフィー制度
より安心して矯正治療を受けていただけるよう、当院ではトータルフィー制度(総額制)を採用しています。検査費用、調整料、保定装置代全て込の金額を最初にご提示させていただきます。ご提示後に追加で費用がかかることはございません。
全ての費用を含んだ金額をご提示
分割払いにも対応しています
月々 3,000円~
※ 治療費275,000円のマウスピース矯正を分割払いでお支払いいただく場合の例となります。
矯正費用のお支払いには現金、クレジットカード、電子マネー、振込、分割払いをご利用いただけます。
一年間に自分または家族が10万円(総所得が200万未満の場合はその5%)以上医療費等を支払った場合は最大200万円分の税金が控除され減税または還付金が返還されます。1年間(1月1日~12月31日)の医療費が10万円を超えた金額の一部が税金軽減に。
ご自身・ご家族が1年間の医療費合計100万円を支払った場合の例
| 総所得 | 所得税率・住民税率 | 還元・減税される金額 | 実際の負担額 |
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| 300万円の方 | 10%・10% | 18万円 | 82万円 |
|---|
| 500万円の方 | 20%・10% | 27万円 | 73万円 |
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| 800万円の方 | 30%・10% | 29万7千円 | 70万3千円 |
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マウスピース矯正専門医
どんな歯並びにも
マウスピースで対応
片山 将 / Sho Katayama
インビザライン社では年に1度、インビザライン矯正をおこなう歯科医の実績を評価し、一定の基準を満たす歯科医を症例数に応じたインビザラインプロバイダーに認定しています。当院長はインビザライン社認定プラチナエリート・プロバイダー。認定医であり専門医であるからこその豊富な実績があります。
矯正でお困りの方は専門歯科の当院へお気軽にご相談ください。患者さまの症状に最も適した矯正治療をご提案します。
多くの臨床経験と実績を誇るマウスピース矯正の認定医が、精度の高い診断・治療計画を作成。あらゆる症状をマウスピースで改善します。
難症例を理由に他院で治療を断られてしまった方、外科的手術を提案された方もご相談ください。
渋谷東京矯正歯科は
東京大学医学部附属病院医療連携医院です
当院は東京大学医学部附属病院との医療連携医院に登録されています。マウスピース、ワイヤー問わず、他院にて矯正治療中でお困りの方、難症例などで他院にお断りされた患者様も安心して私ども専門医療チームにご相談ください。
院内風景
完全個室の新しく綺麗な内装。
プライベートな空間でお気軽にご相談ください。
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渋谷駅ハチ公口から一直線。
タワレコ前の大通り沿いにあります。
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