ブラックトライアングルは治る?矯正で防ぐ方法とは?

歯と歯の間の歯茎が下がることで、三角形の隙間ができ、黒く陰になって見える状態を「ブラックトライアングル」と言います。隙間が暗く映ることから「ダークトライアングル」や、専門的に「歯間鼓形空隙」とも呼ばれます。ブラックトライアングルは、歯やその間の歯肉(歯間乳頭部)、顎の骨(歯槽骨)など、多くの要因によって発生ます。
特に矯正後の場合は、せっかく綺麗な歯並びになったのに、見た目のコンプレックスが改善されず、矯正治療を喜べない原因になります。
歯の大きさや形は人によって様々です四角形に近い歯の形をしていれば、歯はぴったりくっつくので、ブラックトライアングルは生じません。しかしながら、大体の日本人の前歯の形は、歯の根元になるにつれて細くて三角形に近い歯(テーパード型)であり、隣り合う歯と接する面積が小さいため、歯茎が下がってしまうと三角形のすき間ができやすくなります。
加齢により代謝が低下することで、歯を支える骨や周辺組織の細胞活性が下がり、歯槽骨の高さは低くなっていきます。そのため、加齢とともに歯茎が退縮しブラックトライアングルが形成されます。
過度の咬合力や干渉により、歯だけではなく、それを支える骨や周辺組織に損傷が生じることでブラックトライアングルが形成されます。
硬い歯ブラシを使ったり、強い力で磨いたりし過ぎると、歯茎を傷つけてしまいブラックトライアングルが形成されます。
矯正治療によって歯の位置が動くことで、歯茎の形や高さも変化していきます。矯正治療では動いた歯の位置に歯茎がついてくることはないため、歯肉退縮と呼ばれ、少し歯茎が下がってしまうことがあります。歯茎が下がってしまうと、ブラックトライアングルは目立ってしまいます。
三角形の歯をしていても、歯並びが悪く重なっていればブラックトライアングルは目立ちません。しかしながら、矯正治療によって以前は重なっていた歯が綺麗に並ぶことで、隠れていた歯の形が表に出て、ブラックトライアングルが目立つようになってしまうこともあります。
細菌が産生する毒素によって歯茎が腫れた状態の歯肉炎が、歯を支える骨(歯槽骨)にまで達して歯周病へ進行すると、歯槽骨が次第に溶けて破壊され、骨の高さが低くなります。その上に付着する歯茎の位置も同様に下がることで、ブラックトライアングルができます。炎症による歯茎の腫れにより三角形の隙間が目立たないことが多く、治療によって歯周病が改善され歯茎の炎症が治まり腫れが引くことで、ブラックトライアングルが目立つ場合もあります。
歯槽骨がもともと薄い人、歯肉がもともと薄い人、歯の形が三角形に近い人は、そうでない人に比べてブラックトライアングルが形成されやすい傾向にあります。

でこぼこしていた歯並びでは、その間の歯肉も重なって隙間が見えていない状態だったため、歯を正しい位置に並べることで歯茎の隙間であるブラックトライアングルが目立つようになるケースがあります。成人のワイヤーによる歯列矯正治療では、骨吸収と骨形成という仕組みを使って歯を正しい位置に並べ替えるため、骨吸収により溶けた歯槽骨が代謝の低下によって元の状態まで再生されず、歯茎が下がってブラックトライアングルが形成されることがあります。
また、ブラックトライアングルになりやすいかどうかは、歯の形によってもかわります。歯が四角い形(スクエア型)の場合、一般的にブラックトライアングルは起こりにくいですが、逆に、歯の根元が細いテーパード型や樽型の場合などはブラックトライアングルが目立ちやすいことがあります。重なり合っている部分を並べると、どうしても起こりやすい場合があり、避けることは難しいです。

歯並びが悪いと、歯磨きで落としきれない食べかすやプラークが歯と歯の間に溜まり、日常的に歯ぐきが炎症を起こして腫れていることがよくあります。このような方が矯正治療を行うと、歯磨きで汚れが落としやすくなった結果、歯茎の腫れがおさまって健康的に引き締まります。
歯茎のコンディションは良くなるわけですが、引き締まるということは、そのぶん歯ぐきのボリュームも減るということです。つまり、「歯茎が下がる」ことにつながり、ブラックトライアングルができるというわけです。

ブラックトライアングルは、前歯のよく見える位置に発生します。奥歯には通常発生しにくく、自他ともに確認がほとんどできないので気になることはないでしょう。歯と歯の間の歯肉(歯間乳頭)の位置が下がったり、歯の形が逆三角形気味であると、歯と歯茎の間に隙間ができやすいです。特に下顎の前歯にはよく発生するため、見た目の問題が大きく気になる方が多くおられます。

歯列矯正には大きく分けてワイヤー矯正とマウスピース矯正の2つがあります。ブラックトライアングルはどちらの矯正方法を選んでもできやすさに大差はなく、その人の元々の歯並びを含む個人差によって変わります。
しいていうと、ワイヤー矯正の中でも装置を裏側につけて目立ちにくくする「裏側矯正」は、歯を動かす際の力が伝わりやすい傾向があり、歯が急激に動くことがあります。歯が動く速度が速すぎると歯を支えている骨を新たに作る過程が追いつかず、歯ぐきが下がりブラックトライアングルができやすいといえるでしょう。
このことから、マウスピース矯正は徐々に歯を動かしていくため、他と比べるとブラックトライアングルはできにくいかもしれません。
ブラックトライアングルは、見た目だけの問題ではありません。 放置することで、口腔内の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
ブラックトライアングルのすき間は、歯ブラシが当たりにくく、食べかすが残りやすい場所です。そこにプラーク(歯垢)がたまり放置されると歯石となり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
プラークや歯石の蓄積によって歯茎に炎症が起きると、歯ぐきがさらに痩せて下がっていってしまいます。歯肉退縮が進むと、ブラックトライアングルはさらに広がってしまう悪循環に陥る可能性があります。
前歯のすき間は、話しているときや笑ったときに意外と目立ちます。ブラックトライアングルが大きくなると、老けた印象や不健康なイメージを与えてしまうこともあります。
前歯の隙間があまりのも大きいと、空気が漏れやすくなり、「サ行」や「タ行」などの発音に影響することがあります。
「笑うのが気になる」「人前で話すのが恥ずかしい」といった心理的なストレスが蓄積されてしまうこともあります。見た目のコンプレックスは、日常生活にも影響を与えることがあります。
ブラックトライアングルができたら歯がグラグラする?
歯周病で歯槽骨が減少している一部のケースを除いては、そのようなことはありません。ブラックトライアングルができても歯の機能に影響はなく、歯列矯正の治療方針や治療期間に変更もありません。ブラックトライアングルで問題になるのは、基本的に「見た目(審美性)」です。
ブラックトライアングルが自然に治ることはある?
ブラックトライアングルが自然に治ることはありません。根本原因となる歯槽骨の減少を回復する治療法もまだ確立されていません。ただし、すき間をかなり目立たなくすることは可能です。
歯の側面を少しずつ削ることで、歯が並ぶためのスペースを確保する治療手段です。歯の形状が原因でブラックトライアングルが出来ている場合、歯を削る過程で改善が見込めます。
IPR(ストリッピング)は、1歯あたりおよそ〜0.5mmまでを削ることで間隔を調整していきます。結果として削られた歯の形状が逆三角形から四角形に近づき、ブラックトライアングルが解消される場合があります。
ただし、IPRは矯正治療における治療手段のひとつであるため、ブラックトライアングル解消のためだけに行える治療ではありません。


ブラックトライアングルを埋めるようにして、既存の歯に歯科用樹脂(コンポジットレジン)を盛り付けて形を整える治療法です。
歯を削ったり矯正治療をせずにブラックトライアングルを解消できる可能性がありますが、ブラックトライアングルを調整するためのダイレクトボンディングは非常に難易度の高い治療法であるため、どの歯科医院でも出来る治療法ではありません。
また、盛り付けによって歯の形がいびつに見えてしまったり、歯科用樹脂は経年劣化で割れたり変色するリスクがあるため、数年後に見た目が悪くなるリスクもあります。
虫歯治療などで詰め物・被せ物の治療が必要な場合に、詰め物や被せ物の製作段階で調整することによって、ブラックトライアングルの改善を目指す治療法です。
ただし、詰め物や被せ物にする必要性が無い場合は健康な歯質を削ったり調整することになるため、歯の寿命を短くしてしまう可能性があります。また、ブラックトライアングルを追加で覆う都合上、歯の形状が現在よりもいびつになるリスクもあります。
歯周病や歯槽骨の吸収が原因で歯間乳頭の位置が下がっている場合、歯肉の内側の組織を別の場所(主に口蓋部分)から移植することで歯間乳頭の形状を回復させ、ブラックトライアングルを解消させる治療法です。
CTGは歯肉の表面を傷つけにくい方法の移植手術なので、良く見える部分である前歯部への治療に適していますが、全く同じ見た目に回復できるとは限らないため、継続的な観察が必要になります。
ヒアルロン酸注入は、歯茎のボリュームを増やし、ブラックトライアングルを目立たなくするための方法です。この手法は比較的簡単に行える反面、効果が一時的であることを考慮する必要があります。

矯正したいが、ブラックトライアングルができないか心配…。

矯正したいけれど、自分の歯並びの場合、ブラックトライアングルができないか気がかりで踏み切れない…。そんな方は渋谷東京矯正歯科へご相談ください。当院では最先端のレントゲンを通して、歯の状態、歯茎の状態、骨の状態も細かく確認が取れる精密検査を採用しています。ブラックトライアングルができるリスクは、歯周病や歯肉炎の状態、そして歯並びの不正の程度によっても個人差があります。多くの臨床経験から事前に予測がつきますので、矯正治療前の段階で事前にお伝えすることが可能です。

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