アデノイド顔貌とは?マウスピース矯正で改善できる?

アデノイドとは、鼻と喉の間にある咽頭扁桃のことを言い、いわゆる扁桃腺の一種であり、細菌やウイルスから体を守る役割を果たしています。このアデノイドが何らかの理由で肥大化すると、アデノイド顔貌という特徴的な顔立ちを引き起こすことがあります。このアデノイドが大きくなったために現れる顔の特徴を「アデノイド顔貌」といいます。
アデノイド顔貌は、アデノイド顔貌は、「口元が前に出ている」「二重顎になりやすい」「顎と首の境目がわかりにくい」「丸みを帯びた顔になる」などの特徴が現れます。口元が前方に突出していると同時に、顎が丸みを帯びているため、顎と首の境目がわかりにくい「二重顎」の症状が見られる顔立ちです。アデノイド顔貌自体が健康に悪かったり、深刻なトラブルを引き起こしたりする症状ではないのですが、特徴的な見た目となるため、歯列矯正で改善したいと希望される方が多いです。
一般的には、アデノイドの肥大によって顔に現れた特徴の他、口呼吸が原因で顔の特徴全体を指して「アデノイド顔貌」と呼ばれることが多いようです。

アデノイド顔貌になる根本的な理由は、咽頭扁桃(アデノイド)の肥大です。そして、咽頭扁桃は、以下のような原因によって肥大することがあります。
- アデノイド肥大
- 口呼吸
- 鼻炎
- 舌癖(舌突出癖)、異常嚥下癖(いじょうえんげへき)
- 指しゃぶり
- 爪を噛む癖
- 幼少期の細菌やウイルスへの感染
- アレルギー反応
- 大気汚染
- 慢性扁桃炎
これらが原因となって咽頭扁桃が肥大化すると、鼻で呼吸することが難しくなるため、口呼吸が誘発されます。口呼吸では、口腔周囲筋が弛緩し、下顎の成長が妨げられ、結果として顎が丸みを帯びたような顔貌となるのです。
アデノイドの肥大によって鼻への空気の通り道が塞がれることで口呼吸になり、それが長期間続くとアデノイド顔貌独特の顔つきになっていきます。通常、2歳頃から少しずつアデノイドが肥大し始め、6歳頃にピークを迎えるとされています。口呼吸は口が開いている状態が続くため、口周りの筋肉の緩みや口腔悪習癖を引き起こします。そのため、子供の頃の口呼吸が大人になっても続いていると、成長とともに 顔貌になりやすくなるのです。
さらに口呼吸は顔貌だけでなく噛み合わせを悪くすることもあるため、歯並びを悪くしたり、口がポカンと開いている開咬の原因にもなります。顎の骨が十分に成長しないと、永久歯をきれいに並べるためのスペースが不足し、乱ぐい歯(叢生)や開咬、上下顎前突などの症状が誘発されやすくなる点にも注意しなければなりません。
ちなみに、アデノイド顔貌は骨格的な遺伝が原因となるケースもあります。その場合は、ご両親やご兄弟にも同様の症状が見られるため、アデノイド顔貌の原因を特定しやすいといえます。


近年、「口ゴボ」という言葉をよく耳にするようになりました。口元がゴボッと出ている症状で、一般的には出っ歯(上顎前突)や上下顎前突などを意味しますが、医学的な用語ではないため、厳密な定義もありません。そのため「アデノイド顔貌」も患者さんの症状によっては「口ゴボ」と呼ぶことができます。ただし、アデノイド顔貌には下顎の後退が見られたり、二重顎の症状が目立ったりすることから、口ゴボの中でも少し特殊なケースといえるでしょう。
横顔を見ると唇が突出しており、鼻や顎とのバランスが崩れていることが多いです。上顎や下顎の前突、歯の不正咬合(特に出っ歯や反対咬合)が主な原因です。
口が常に開いている状態が続き、上顎が狭く高くなり顔が縦に伸びたような外観になります。鼻が詰まり鼻呼吸が困難なため、口呼吸の習慣が特徴的です。下顎が後退し、鼻と口の間が長く見えるのも特徴です。
アデノイド顔貌が気になると言う方のほとんどは、その「見た目」を気にされてご相談来られます。アデノイド顔貌は特徴的なため、小中学生の頃などはからかわれることもあります。そのため、その見た目がコンプレックスとなり、塞ぎがちになってしまうというお悩みが多く寄せられます。
しかしアデノイド顔貌のデメリットは容姿だけの問題ではありません。アデノイド顔貌には以下のリスクが伴います。
アデノイド顔貌はあくまで外見の問題ですが、その背景にはお口や全身の健康を害する深刻なリスクが潜んでいることも正しく理解する必要があります。
アデノイド顔貌は原因や症状によっては、歯列矯正で治せるケースがあります。
アデノイド顔貌を歯列矯正で治す方法
顎が小さいことでスペースが不足し、上下顎前突などが引き起こされている場合は、前歯を後方へと下げる歯列矯正が有効です。アデノイド顔貌を歯列矯正する方法として、マウスピース矯正は、抜歯をせずに治療できるかもしれません。なぜならマウスピース矯正、奥歯を後方に下げる動きが得意だからです。
その他、歯列を側方に広げたり、歯の側面を少しずつ削ってスペースを作り出したりする方法(ディスキング)を実施したりすることで、抜歯せずにアデノイド顔貌を治せるケースもあります。こうした歯列矯正では、歯並び・噛み合わせを治すとともに、横顔の美しさの指標であるEラインを改善することで、アデノイド顔貌も目立たなくなります。

歯と歯の間を僅かに削る(IPR)ことでスペースを作り、全体の歯を後ろに下げていきます。処置後すぐにスペースができるため、動かす必要のある歯をすぐに移動開始させることが可能で、効率的で治療期間も短く済む治療方法です。動きの実現性も高い治療方法となります。

奥歯から順番に歯を後ろに移動させて、前歯を下げる方法です。歯を削らずに下げることができ、マウスピース矯正が得意とする治療方法です。

小臼歯を抜歯してスペースを作り、前歯を下げていく治療方法です。口元を大きく下げることが可能です。
骨格的な異常に由来するアデノイド顔貌は、歯列矯正だけで治すことが難しい場合があります。そうしたケースでは、大きな医療施設の口腔外科で、顎の位置や大きさなどを調整する外科手術を行います。一般的にはその前後で歯列矯正を実施して、歯並び・噛み合わせを微調整します。
美容外科では、顎にプロテアーゼを挿入したり、口唇にヒアルロン酸を注入したりする方法でアデノイド顔貌を治療することがありますが、これはいわゆる対症療法であり、矯正歯科や口腔外科で行う原因療法とは根本的に異なります。
アデノイド切除術
アデノイド顔貌の治療法には、肥大したアデノイドを外科的に取り除く「アデノイド切除術」という方法もあります。これも一種の原因療法であり、口呼吸や鼻腔の閉塞を改善できますが、もうすでに悪くなった歯並び・噛み合わせを治すことはできません。
自分に適したアデノイド顔貌の治療法は?
アデノイド顔貌は、咽頭扁桃の肥大によって口呼吸が誘発され、顎が後退することで引き起こされる症状です。特徴的な顔貌を呈することからコンプレックスとなりやすく、歯列矯正や外科手術での治療を希望される方が多くなっています。
歯並びや噛み合わせの異常が一因となってアデノイド顔貌の症状が見られるケースは、マウスピース矯正のインビザライン、エンジェルアライナーを始めとした歯列矯正で治すことが可能ですが、骨格的な遺伝に由来するアデノイド顔貌は歯列矯正だけで改善することが難しく、口腔外科での外科手術(整形)を併用しなければならないことも珍しくありません。そんなアデノイド顔貌を歯列矯正で治したいという方は、いつでもお気軽に当院までご相談ください。
アデノイド顔貌は自力で治せるのか、結論から言うと大人になってからでは難しいでしょう。骨格が成長途中の子供であれば、骨がまだ柔らかいため治せるかもしれませんが、大人になると骨格が固まってしまうため自力で治すのは簡単ではありません。
アデノイド顔貌は、基本的には自力で治すのは簡単ではありません。チャンスがあるとすれば、アデノイド顔貌の特徴が出始め、骨格が成長しているうちに、口呼吸に気をつけるなどの対策を取ることが出来れば防ぐことができるかもしれませんが、小さな子供や多感な時期に、それを理解して実行してもらうの非常に難しいかもしれません。
また、アデノイドの肥大が原因であれば、鼻呼吸がしづらいため、気をつけたところで口呼吸になってしまいます。通常、このアデノイド肥大は10歳前後で免疫がつきはじめ、小さくなってくることが多いですが、成長しても鼻が通りにくかったり、口呼吸が続くようであれば、耳鼻科によるアデノイド肥大や鼻の治療が必要となります。
歯科では、アデノイド肥大の治療はできませんが、それによって変わった顔貌や、悪くなった歯並びを治療することが可能です。

アデノイド顔貌とは、子どもの頃の口呼吸などが原因で、顔が縦方向に長く伸びたり下アゴが後退したりした状態を指します。大人になると骨格がほぼ固定されるため「治らない」と思われがちですが、歯科矯正や手術を組み合わせることで改善を目指せるケースもあります。まずは、自分に合った治療の方向性を知ることが大切です。
大人の場合、骨格そのものを変えるのは難しくても、歯列矯正で歯の角度や位置を調整し、口元の突出を改善するカムフラージュ治療という方法があります。
前歯を後方に移動させることで、突き出ていた口元が引っ込み、鼻先とアゴ先を結ぶEラインのバランスが整いやすくなります。
ただし、骨格のズレが大きい場合には矯正だけでは限界があるため、まずは精密検査で自分の状態を把握することが重要です。
治療方法を選ぶうえで最も重要なのが、「歯の並びの問題か、骨の形の問題か」を見極めることです。この判断には、セファログラム(頭部X線規格写真)によるアゴの角度の数値分析が欠かせません。骨格に大きなズレがある場合は、矯正単独ではなく外科手術を併用する治療が選択肢になります。
なお、「顎変形症」と診断された場合は、保険適用で手術を受けられるケースもあります。
| 治療の種類 | 費用の目安 | 治療期間の目安 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| 顎矯正手術(保険適用) | 50万〜80万円程度 | トータルで2〜3年 | 顎変形症と診断された場合に適用 |
| 顎矯正手術(自由診療) | 200万〜400万円以上 | トータルで2〜3年 | 美容目的などの場合は全額自己負担 |
※上記は一般的な費用の目安であり、クリニックや症例により異なります。
見た目の改善と並行して、口呼吸や舌の位置といった根本的な原因にもアプローチすることが大切です。
MFT(口腔筋機能療法) は、舌を正しい位置に保つためのトレーニングで、矯正後の後戻り防止にも役立ちます。舌が下がった状態(低位舌)を放置すると、矯正後に歯並びが戻りやすくなるだけでなく、アゴ下のたるみの原因になる場合も。毎日の習慣を見直すことが、長期的な改善につながります。
骨格の成長が止まった大人でも、歯の位置を調整するカムフラージュ治療で口元の印象を変えられる場合があります。
渋谷東京矯正歯科では、歯型スキャンとレントゲンを含む精密検査を無料で実施。アデノイド顔貌の症状を矯正で改善できる範囲かどうかを、歯科医師が診断します。
マウスピース矯正は多くのメリットがある一方で、限界や注意点もあります。治療を始める前に、デメリットも正しく理解しておきましょう。


マウスピース矯正認定医
片山 将 / Sho Katayama
渋谷東京矯正歯科はマウスピース矯正専門歯科です。患者様の症状やご要望に応じて最適なマウスピースをご提案し、すべての歯並びをマウスピースで治します。マウスピース矯正「インビザライン」では、インビザライン社によるプラチナエリートプロバイダーを受賞。年間100症例以上の実績を誇り、あらゆる歯並びに適したマウスピース矯正治療を提供してきました。


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当院は東京大学医学部附属病院との医療連携医院に登録されています。マウスピース、ワイヤー問わず、他院にて矯正治療中でお困りの方、難症例などで他院にお断りされた患者様も安心して私ども専門医療チームにご相談ください。

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カウンセリング、検査費、シミュレーション作成など、矯正を検討中における諸費用は一切かかりません。最終的に矯正をされない場合もご請求はありません。

追加料金なし
当院ではトータルフィー制度(総額制)を採用しています。通院費、調整料、保定装置(リテーナー)代など、追加で費用がかかることはありません。

分割払い
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分割払いにも対応しています
月々 4,000円~
※ 治療費440,000円のマウスピース矯正を分割払いでお支払いいただく場合の例となります。

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ご自身・ご家族が1年間の医療費合計100万円を支払った場合の例
| 総所得 | 所得税率・住民税率 | 還元・減税される金額 | 実際の負担額 |
|---|---|---|---|
| 300万円の方 | 10%・10% | 18万円 | 82万円 |
| 500万円の方 | 20%・10% | 27万円 | 73万円 |
| 800万円の方 | 30%・10% | 29万7千円 | 70万3千円 |







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